桧洞沢
桧洞沢から桧洞丸 16,5,21・22
3年前にもこのコースでシロヤシオを見に行ったことがある。昨年もと
思ったが1泊となるので結局行けなかった。沢は難しい滝登りもなく
花崗岩のきれいな沢だ。なによりこの時期沢から見上げる新緑が美しい。
今年は暖冬でシロヤシオの開花も早いかもしれないと期待して出かける。
今回は5名。
21日寄大橋までタクシー。知らなかったが22日が丹沢の山開きとか
今日もハイカーが多い。混雑は勘弁してほしい。
旧キャンプ場を抜けて雨山峠への登山道に入る。この道は鍋割山に
裏手から登る道で雪のあるころはなかなか楽しいところだ。
寄沢を何度か渡渉し沢から離れて山道に入り、ガレた沢を渡るところで
鍋割山に行くらしい一行が休んでいた。その先釜場平。
ここからひとしきり登り、コシバ沢を渡る。渡ってからももう一登り
があった。
枝沢に入って梯子で登り返したりしながら最後に寄沢に入るが、この辺り
整備されてなければ相当複雑な道だ。雨山峠に着く。
すっきりと伸びたマムシ草。下りの沢沿いの道はザレで歩きにくい。
この日ユーシンロッジ前の広場には大勢の登山者が休んでいた。
今晩はこの辺りで泊まる。
22日朝ロッジの裏手からスタートする。6:00頃。
3年前は崩壊気味の登山道を40分ほど歩いてから沢に下りた。
今回はロッジ裏手の貯水所上から直接沢に入る。この先には「通行不能」
(『ウォーターウォーキング』)とされる滝があるようだが。どうしても
の場合は戻ることもある覚悟で。
その滝は直ぐ先だった。写真は下段の滝でここも通過するのはかなり
大変だった(泳がないで)が、問題はその上のつるつるの花崗岩の
大岩に囲まれた滝だった。シャワーを浴びながらなら水の落ち口も
登れそうだが今はまだ寒そうで躊躇する。
そうなると右手のつるつる大岩に乗りあがるしかないが、これが全く
ホールドなく苦労した。ザックを先にあげ空身で何度か飛びつき
微妙なマントリングでようやくあがることが出来た。皆はスリングで
引き上げたが、足元がつるつるなので、引きずられそうで踏ん張る
のも大変だった。(ここは肩車するか何か足場があれば登れる。)
この滝は乗り越すのに必死で写真を撮り忘れた。
上に出てから撮った写真。一番下の大岩に這い上がった。
これを越せば大岩ゴロゴロの沢だが遡行に問題はない。
およそ50分ほどで3年前に登山道から沢へ下降した辺りに出たから
滝の通過にそれほどロスはしなかったわけだ。
少し進むと沢を跨いで倒れている2本の大木がある。これも3年前には
あったようだ。
その先に大きな釜を持った5mほどの滝がある。7:00頃。
滝を登ろうとすれば完全な泳ぎとなる。もちろん左の壁から巻く。
難しくはないが安全のためリードしてロープを固定しこれを補助として
皆に登ってきてもらう。ロープを出すと時間が掛かるが。
このとき違うルートで単独行のおっさんが登ってきて先に行った。
この人は滝横の登りを終えた仲間たちが沢に降り滝上を渡渉するのを
手伝ってくれていた。ところが私がフォローラストのロープ等の回収を
手助けしているうちにまた戻ってきた。沢靴の底が剥がれたとかで
これで帰るという。剥がれた底を残して降っていった。
沢慣れた人のようだが古い沢靴を引っ張り出して使ったのかも。こう
いうものは経年劣化するから見た目では分からないことがある。
滝上を渡渉して待っていた仲間に追いつき進むときれいなナメ滝に続き、
ちょっと小さい吹き割れの滝といった感じの滝が現れる。
ここがユーシン沢と桧洞沢が合流する地点の下にある滝だ。
なかなか素晴らしい。ここで7:30頃。
ミニ吹き割れの滝をあがるとユーシン沢と桧洞沢の合流点。
桧洞沢に入る。最初の釜を持った3mほどの滝。滝は巻かなくても
左手を登れる。ちょうどこの時間、滝の背景の新緑に日が射して緑が
きらめく素晴らしい光景が見られた。
(続く)
3年前にもこのコースでシロヤシオを見に行ったことがある。昨年もと
思ったが1泊となるので結局行けなかった。沢は難しい滝登りもなく
花崗岩のきれいな沢だ。なによりこの時期沢から見上げる新緑が美しい。
今年は暖冬でシロヤシオの開花も早いかもしれないと期待して出かける。
今回は5名。
21日寄大橋までタクシー。知らなかったが22日が丹沢の山開きとか
今日もハイカーが多い。混雑は勘弁してほしい。
旧キャンプ場を抜けて雨山峠への登山道に入る。この道は鍋割山に
裏手から登る道で雪のあるころはなかなか楽しいところだ。
寄沢を何度か渡渉し沢から離れて山道に入り、ガレた沢を渡るところで
鍋割山に行くらしい一行が休んでいた。その先釜場平。
ここからひとしきり登り、コシバ沢を渡る。渡ってからももう一登り
があった。
枝沢に入って梯子で登り返したりしながら最後に寄沢に入るが、この辺り
整備されてなければ相当複雑な道だ。雨山峠に着く。
すっきりと伸びたマムシ草。下りの沢沿いの道はザレで歩きにくい。
この日ユーシンロッジ前の広場には大勢の登山者が休んでいた。
今晩はこの辺りで泊まる。
22日朝ロッジの裏手からスタートする。6:00頃。
3年前は崩壊気味の登山道を40分ほど歩いてから沢に下りた。
今回はロッジ裏手の貯水所上から直接沢に入る。この先には「通行不能」
(『ウォーターウォーキング』)とされる滝があるようだが。どうしても
の場合は戻ることもある覚悟で。
その滝は直ぐ先だった。写真は下段の滝でここも通過するのはかなり
大変だった(泳がないで)が、問題はその上のつるつるの花崗岩の
大岩に囲まれた滝だった。シャワーを浴びながらなら水の落ち口も
登れそうだが今はまだ寒そうで躊躇する。
そうなると右手のつるつる大岩に乗りあがるしかないが、これが全く
ホールドなく苦労した。ザックを先にあげ空身で何度か飛びつき
微妙なマントリングでようやくあがることが出来た。皆はスリングで
引き上げたが、足元がつるつるなので、引きずられそうで踏ん張る
のも大変だった。(ここは肩車するか何か足場があれば登れる。)
この滝は乗り越すのに必死で写真を撮り忘れた。
上に出てから撮った写真。一番下の大岩に這い上がった。
これを越せば大岩ゴロゴロの沢だが遡行に問題はない。
およそ50分ほどで3年前に登山道から沢へ下降した辺りに出たから
滝の通過にそれほどロスはしなかったわけだ。
少し進むと沢を跨いで倒れている2本の大木がある。これも3年前には
あったようだ。
その先に大きな釜を持った5mほどの滝がある。7:00頃。
滝を登ろうとすれば完全な泳ぎとなる。もちろん左の壁から巻く。
難しくはないが安全のためリードしてロープを固定しこれを補助として
皆に登ってきてもらう。ロープを出すと時間が掛かるが。
このとき違うルートで単独行のおっさんが登ってきて先に行った。
この人は滝横の登りを終えた仲間たちが沢に降り滝上を渡渉するのを
手伝ってくれていた。ところが私がフォローラストのロープ等の回収を
手助けしているうちにまた戻ってきた。沢靴の底が剥がれたとかで
これで帰るという。剥がれた底を残して降っていった。
沢慣れた人のようだが古い沢靴を引っ張り出して使ったのかも。こう
いうものは経年劣化するから見た目では分からないことがある。
滝上を渡渉して待っていた仲間に追いつき進むときれいなナメ滝に続き、
ちょっと小さい吹き割れの滝といった感じの滝が現れる。
ここがユーシン沢と桧洞沢が合流する地点の下にある滝だ。
なかなか素晴らしい。ここで7:30頃。
ミニ吹き割れの滝をあがるとユーシン沢と桧洞沢の合流点。
桧洞沢に入る。最初の釜を持った3mほどの滝。滝は巻かなくても
左手を登れる。ちょうどこの時間、滝の背景の新緑に日が射して緑が
きらめく素晴らしい光景が見られた。
(続く)