勘七ノ沢 2
勘七ノ沢から花立山荘 16.5,15
F5大滝下には11:30頃。他のグループはまだ到着していないので
少し休む。下に5人組が見えたところで私が取り付く。
今日は少し水が多いようで登攀はかなり水を被りながらになった。
カッパは着なかったのでまだ少し寒い。手、足ホールドすべてが濡れて
いるのでうっかり滑らないように確認しながら登る。難しくはないが
沢の登攀はこの確認が何より大事。
登り終えてビレイ支点をセットしていると、先ほどの5人組が滝を巻き
上から降りてこようとしていた。彼らは基本滝は巻いて登っている。
またF1で先を譲ってもらった3人組も滝の下に追いついてきた。
ビレイ支点をセットして私たちの3人に登ってきてもらう。
登り終えて上で少し休憩を取っていると3人組はちゃんと滝を
登ってきた。やはり最初F1をリードしていた女性が登ってきたから、
彼女がリーダーのようだ。先に進むと小滝の続くゴルジュとなる。
12:10頃。5人組が登っている。
小滝に入る。思ったよりぬるぬるで悪いし水が多いのか濡れる。
次の小滝もかなりの水量。ここは滝横を登る。
ゴルジュの核心部。小滝上に釜があり一番濡れるところだ。
5人組も奮闘している。
私たちも登る。
小滝が続く。
次の流れの激しい小滝で5人組が躊躇していたので私らが先に行く。
ここはずぶ濡れになるが楽しい。水量がかなり多い。
堰堤下のF6。12:30頃。3人組みも5人組を追い越してきた。
F6は滝中央を突破する。
F6の堰堤上で、濡れて寒いせいか私の右脚フクラハギがつりそうに
なったので少し休む。(私の右足フクラハギは以前肉離れを起こしたし
普段からあまり調子がよくない。)
休んでいるうちに3人組が先に行った。
進むと右岸に大崩壊した枝沢(もう何年も前)が合流し、直ぐ上に
4mほどの小滝を越える。
主だった滝はこれで終わりなので、昨年は小滝の上から写真の後ろに
見える尾根に取り付きショートカットした。
今回は花立まで登るつもりで進む。先に進んでいた3人組がこの先の
分岐で迷っているようだったからまだ詰めの沢ではないと教える。
12:50頃左岸の岩から水が湧き出ている。この岩壁の上は沢らしい。
岩から出ているからこの水は飲める。冷たくておいしい。
この先崩壊した滝を越えていく。この辺もいつもよりは水が多い。
いくつか崩壊した滝を越えていくと大崩壊地に出る。
下の滝も多分この崩壊時にやられたのだろう。
下の湧水とかこの崩壊地は勘七ノ沢のランドマークだ。少し休む。
この崩壊地の上が三俣(本流左岸に二つ沢が並んで入っている)で、
三俣ととれば真ん中、並んで流入する上の沢が花立に通じる。
入り口に何かの目印があることが多い。13:20頃。
この枝沢に入って直ぐに突き当たりの岩の裏にトイ状の滝があるので
この沢で間違いないと確認できる。
今回はしっかり水が流れていた。最上部の岩が板状でコケが着いて
滑りやすく侮れない。
この滝を越えて最初の左岸に入る沢を先に行った3人組が登っている
のが見えた。この沢では花立より下に出るようだし、地図では上は崖
記号がある。3人組は下でも迷っていたし、勘七は初めてなのかな?
もう一本くらい枝沢の流入をやり過ごして、沢中に生えるカエデ(?)
を目印にその先の枝沢が花立に最も近い沢だ。またこの入口に2,3本
の木が抱えた割れた大岩がありこれが目印となる。13:35頃。
何度も来た沢ではあるが大雨のたびに大岩が転がって崩壊が進んでいく
らしく、酷くガレガレで落石注意のいやな沢だ。
途中の浮いた大岩(半分以上は埋まっているようだが)もとても怖い。
これが落ちれば逃げようがない。
下に5人組も枝沢に入ってきたから落石を起こさないよう注意して
沢のどん詰まりの脆い岩を登るとほぼ沢は終了である。14:10頃。
鮮やかなミツバツツジが咲いていた。
小尾根に上がると花立山荘が見えてきて終了です。
少し遅れて5人組みも登ってきた。14:20頃。
花立にて。14:35頃。
下山。堀山の家、15:05頃。
見晴茶屋、15:45頃。
大倉に下りるとシャクヤクが咲いていた。昨年も見たが素敵な花です。
1台見送りバスを待つ。16:40頃。
今年も天気に恵まれ勘七ノ沢を楽しめた。
勘七ノ沢は途中堰堤が多いがこれも登攀訓練にもなるし、適度に滝の
登攀やゴルジュの通過が楽しめるとてもいい沢だと思います。かなり
増水しても厳しくなるが楽しめます。
花立まで詰めると落石注意の詰めのガレ沢が怖いですが、F6上の小滝
を登りその先は尾根に逃げてショートカットすることも出来る。滝の
登攀をメインに楽しむならこれでいいかもしれない。
いつものように魚のおいしい店で打ち上げも楽しかったです。
(了)
F5大滝下には11:30頃。他のグループはまだ到着していないので
少し休む。下に5人組が見えたところで私が取り付く。
今日は少し水が多いようで登攀はかなり水を被りながらになった。
カッパは着なかったのでまだ少し寒い。手、足ホールドすべてが濡れて
いるのでうっかり滑らないように確認しながら登る。難しくはないが
沢の登攀はこの確認が何より大事。
登り終えてビレイ支点をセットしていると、先ほどの5人組が滝を巻き
上から降りてこようとしていた。彼らは基本滝は巻いて登っている。
またF1で先を譲ってもらった3人組も滝の下に追いついてきた。
ビレイ支点をセットして私たちの3人に登ってきてもらう。
登り終えて上で少し休憩を取っていると3人組はちゃんと滝を
登ってきた。やはり最初F1をリードしていた女性が登ってきたから、
彼女がリーダーのようだ。先に進むと小滝の続くゴルジュとなる。
12:10頃。5人組が登っている。
小滝に入る。思ったよりぬるぬるで悪いし水が多いのか濡れる。
次の小滝もかなりの水量。ここは滝横を登る。
ゴルジュの核心部。小滝上に釜があり一番濡れるところだ。
5人組も奮闘している。
私たちも登る。
小滝が続く。
次の流れの激しい小滝で5人組が躊躇していたので私らが先に行く。
ここはずぶ濡れになるが楽しい。水量がかなり多い。
堰堤下のF6。12:30頃。3人組みも5人組を追い越してきた。
F6は滝中央を突破する。
F6の堰堤上で、濡れて寒いせいか私の右脚フクラハギがつりそうに
なったので少し休む。(私の右足フクラハギは以前肉離れを起こしたし
普段からあまり調子がよくない。)
休んでいるうちに3人組が先に行った。
進むと右岸に大崩壊した枝沢(もう何年も前)が合流し、直ぐ上に
4mほどの小滝を越える。
主だった滝はこれで終わりなので、昨年は小滝の上から写真の後ろに
見える尾根に取り付きショートカットした。
今回は花立まで登るつもりで進む。先に進んでいた3人組がこの先の
分岐で迷っているようだったからまだ詰めの沢ではないと教える。
12:50頃左岸の岩から水が湧き出ている。この岩壁の上は沢らしい。
岩から出ているからこの水は飲める。冷たくておいしい。
この先崩壊した滝を越えていく。この辺もいつもよりは水が多い。
いくつか崩壊した滝を越えていくと大崩壊地に出る。
下の滝も多分この崩壊時にやられたのだろう。
下の湧水とかこの崩壊地は勘七ノ沢のランドマークだ。少し休む。
この崩壊地の上が三俣(本流左岸に二つ沢が並んで入っている)で、
三俣ととれば真ん中、並んで流入する上の沢が花立に通じる。
入り口に何かの目印があることが多い。13:20頃。
この枝沢に入って直ぐに突き当たりの岩の裏にトイ状の滝があるので
この沢で間違いないと確認できる。
今回はしっかり水が流れていた。最上部の岩が板状でコケが着いて
滑りやすく侮れない。
この滝を越えて最初の左岸に入る沢を先に行った3人組が登っている
のが見えた。この沢では花立より下に出るようだし、地図では上は崖
記号がある。3人組は下でも迷っていたし、勘七は初めてなのかな?
もう一本くらい枝沢の流入をやり過ごして、沢中に生えるカエデ(?)
を目印にその先の枝沢が花立に最も近い沢だ。またこの入口に2,3本
の木が抱えた割れた大岩がありこれが目印となる。13:35頃。
何度も来た沢ではあるが大雨のたびに大岩が転がって崩壊が進んでいく
らしく、酷くガレガレで落石注意のいやな沢だ。
途中の浮いた大岩(半分以上は埋まっているようだが)もとても怖い。
これが落ちれば逃げようがない。
下に5人組も枝沢に入ってきたから落石を起こさないよう注意して
沢のどん詰まりの脆い岩を登るとほぼ沢は終了である。14:10頃。
鮮やかなミツバツツジが咲いていた。
小尾根に上がると花立山荘が見えてきて終了です。
少し遅れて5人組みも登ってきた。14:20頃。
花立にて。14:35頃。
下山。堀山の家、15:05頃。
見晴茶屋、15:45頃。
大倉に下りるとシャクヤクが咲いていた。昨年も見たが素敵な花です。
1台見送りバスを待つ。16:40頃。
今年も天気に恵まれ勘七ノ沢を楽しめた。
勘七ノ沢は途中堰堤が多いがこれも登攀訓練にもなるし、適度に滝の
登攀やゴルジュの通過が楽しめるとてもいい沢だと思います。かなり
増水しても厳しくなるが楽しめます。
花立まで詰めると落石注意の詰めのガレ沢が怖いですが、F6上の小滝
を登りその先は尾根に逃げてショートカットすることも出来る。滝の
登攀をメインに楽しむならこれでいいかもしれない。
いつものように魚のおいしい店で打ち上げも楽しかったです。
(了)