赤岳 2
赤岳登頂 16,2,6・7
行者小屋からの朝日を浴びた阿弥陀岳はとても素晴らしい。
小屋脇の分岐から地蔵尾根を登る。7:45頃から。
樹林帯しばしでシラビソの上に硫黄岳や横岳の岩峰が見えてくる。
30分ほどで最初の梯子が現れる。この辺りは雪がたっぷり。
これを越える頃に真っ白に聳える阿弥陀岳が姿を現す。
やがて斜面が一段と急になるところでアンザイレンする。
今は積雪がかなり多いようで全然危ない感じはしないが、この先
いつもなら岩が露出しているところもあるはずなので。
8:30頃。
この直ぐ上から樹林帯を抜けて岩の稜線になったが雪が多く、
岩の露出はほとんどなかった。
8:50頃の阿弥陀岳。私たちが大分登ってきたことが分かる。
足下に行者小屋が見えている。
また硫黄岳の向こうに天狗岳らしいのが顔を出している。
上に稜線らしきが見えてからの登りが結構きつい。
9時過ぎお地蔵さんが鎮座する稜線に到着したから、分岐からの
地蔵尾根の登りは1時間20分弱だ。
背景が絵になり素晴らしい。阿弥陀岳が更に低くなりその向こうに
見えるのは御嶽山かな。
遠く北アルプスの峰々も微かに見えるが今日は雲が多く良くわか
らない。目の前の横岳から硫黄岳そして蓼科山など。
稜線に出ると途端に西風が吹き付けてとても寒い。樹林帯を
抜けてからは西向きの尾根にいたのだから風が吹いてはいたが
それほどは感じない。稜線に出ると俄然強くなるのは風が稜線を
越えるときに集まりスピードが上がるからの様だ。
いつものことながらこの風は厳しいので、風除け場所を探して天
望荘の片隅に移動する。ここで休憩するが長居できるほど風を
遮ってはくれない。ここからは完全目出し帽にする。
天望荘越に見る赤岳。多分これからの登りしばらくはこの西風と
の戦いになる。
予想通りしばらく西風が厳しく手先がとても冷たくて写真を撮る
余裕はなかった。9:50頃山頂一つ手前のピークを登る先行者。
阿弥陀岳が足下になってきた。
向こうに御嶽山と中央アルプス。右手は乗鞍岳かもしれないが
雲の様でもある。手前には富士パラスキー場。
そして10時過ぎ赤岳北峰に着いた。
このときの横岳・硫黄岳・天狗岳方面の展望は最高だった。
北峰にも大勢の登山者が休んでいたがそのまま南峰(主峰)に
行く。到着10:10の少し前。記念写真です。
こちらも登山者で溢れていた。
なんといっても南アルプスと権現岳そして富士山の大展望。
長大な県界尾根の向こうには秩父の峰々。
隠れて見えないキレットから権現岳に続く稜線が素晴らしい。昔は
1月にここを走破した事もある。あの時も西風に吹かれ続けて、
顔面に凍傷を負った。装備も不備だった。幸いそれほど酷くはなく
て鼻が欠ける様なことはなかったが。もうその元気はないな。
山頂直下の東側で風を避けて10分ほど休憩したか。
10:25頃には下山に掛かる。アンザイレンはそのまま。本来は
より弱い人を上から支えられるようにするのだが、今回は後に
師匠がいるので、登りと同じく私が先に降りて足元を案内しながら
降った。
ここは山頂直下しばらくが注意を要するが岩の露出はそれほど
長くはなく、直ぐにたっぷりの雪道となる。
また阿弥陀岳が競り上がってくる。権現岳、南アルプスも目の
高さになってくる。阿弥陀岳は取り付き辺りがかなり厳しい。
この頃には蓼科山は雲に隠れていた。10:50頃。
11:00頃赤岳主稜に沢山のクライマーが取りついているのが
見えた。何パ-ティーもいる。まだ1ピッチ目に取り付いているの
もいる。余程混雑したのだろうか?これからだと抜けたとしても
下に降りられるだろうか?
まあこの厳しい寒さの中を取り付くのだから若くて体力ばりばりの
人たちなのだろうな。
私がここを登ったのは14年の3月の初めで2年前のことだから
この年寄りでもそれなりに寒くても頑張ったのだ。年寄りに心配さ
れる覚えはないだろう。
横岳から硫黄岳の稜線も見上げるようになってきた。
11:30を過ぎて行者小屋に到着した。山頂からおよそ1時間
10分ほどだった。ここで大休止。
ちょうど12時頃賑わっている行者小屋を後にする。
少し歩いて振り返ると赤岳から横岳の真っ白な稜線が見える。
天望荘が良く見えて、それから赤岳本峰中腹辺りに雪煙が見える。
あの辺りがやはり風が強いようだ。実に寒かったな。
12:20頃大同心ともお別れ。飛行機が真上を飛んでいた。
12:30頃、何度か沢を渡るところがある。所によっては沢が
全面結氷していてカチカチの氷の上を渡る。アイゼンなしでは少し
怖いだろう。
これが何ヶ所か続く。小滝が凍り付いている。
南沢の終わりの辺りの登山道も固く凍り付いていた。
およそ1時間半ほどの歩きで南沢を終わり美濃戸に出る。
赤岳山荘まで移動してアイゼンを取り、14:45のバスまでまだ
1時間近くあり間に合いそうなので美濃戸口まで頑張る。
14時半過ぎには着いた。
次の16:30のバスを考えていたが前のバスに乗れた。
バスは満員となって茅野駅まで。
2年ぶりの厳冬期赤岳、やはり地蔵尾根を登り稜線に出てから
赤岳の山頂までの寒さ、西風は厳しかったが、まあ順調に登れた。
寒いけれどこの時期ならではの引き締まった大展望に時々は会い
に来たいものだと思う。
古希(過ぎ)2人に師匠はなんと喜寿過ぎとご老人3人組にしては
よく頑張った方でしょう。
宿の大混雑だけはうまく避けたい。
行者小屋からの朝日を浴びた阿弥陀岳はとても素晴らしい。
小屋脇の分岐から地蔵尾根を登る。7:45頃から。
樹林帯しばしでシラビソの上に硫黄岳や横岳の岩峰が見えてくる。
30分ほどで最初の梯子が現れる。この辺りは雪がたっぷり。
これを越える頃に真っ白に聳える阿弥陀岳が姿を現す。
やがて斜面が一段と急になるところでアンザイレンする。
今は積雪がかなり多いようで全然危ない感じはしないが、この先
いつもなら岩が露出しているところもあるはずなので。
8:30頃。
この直ぐ上から樹林帯を抜けて岩の稜線になったが雪が多く、
岩の露出はほとんどなかった。
8:50頃の阿弥陀岳。私たちが大分登ってきたことが分かる。
足下に行者小屋が見えている。
また硫黄岳の向こうに天狗岳らしいのが顔を出している。
上に稜線らしきが見えてからの登りが結構きつい。
9時過ぎお地蔵さんが鎮座する稜線に到着したから、分岐からの
地蔵尾根の登りは1時間20分弱だ。
背景が絵になり素晴らしい。阿弥陀岳が更に低くなりその向こうに
見えるのは御嶽山かな。
遠く北アルプスの峰々も微かに見えるが今日は雲が多く良くわか
らない。目の前の横岳から硫黄岳そして蓼科山など。
稜線に出ると途端に西風が吹き付けてとても寒い。樹林帯を
抜けてからは西向きの尾根にいたのだから風が吹いてはいたが
それほどは感じない。稜線に出ると俄然強くなるのは風が稜線を
越えるときに集まりスピードが上がるからの様だ。
いつものことながらこの風は厳しいので、風除け場所を探して天
望荘の片隅に移動する。ここで休憩するが長居できるほど風を
遮ってはくれない。ここからは完全目出し帽にする。
天望荘越に見る赤岳。多分これからの登りしばらくはこの西風と
の戦いになる。
予想通りしばらく西風が厳しく手先がとても冷たくて写真を撮る
余裕はなかった。9:50頃山頂一つ手前のピークを登る先行者。
阿弥陀岳が足下になってきた。
向こうに御嶽山と中央アルプス。右手は乗鞍岳かもしれないが
雲の様でもある。手前には富士パラスキー場。
そして10時過ぎ赤岳北峰に着いた。
このときの横岳・硫黄岳・天狗岳方面の展望は最高だった。
北峰にも大勢の登山者が休んでいたがそのまま南峰(主峰)に
行く。到着10:10の少し前。記念写真です。
こちらも登山者で溢れていた。
なんといっても南アルプスと権現岳そして富士山の大展望。
長大な県界尾根の向こうには秩父の峰々。
隠れて見えないキレットから権現岳に続く稜線が素晴らしい。昔は
1月にここを走破した事もある。あの時も西風に吹かれ続けて、
顔面に凍傷を負った。装備も不備だった。幸いそれほど酷くはなく
て鼻が欠ける様なことはなかったが。もうその元気はないな。
山頂直下の東側で風を避けて10分ほど休憩したか。
10:25頃には下山に掛かる。アンザイレンはそのまま。本来は
より弱い人を上から支えられるようにするのだが、今回は後に
師匠がいるので、登りと同じく私が先に降りて足元を案内しながら
降った。
ここは山頂直下しばらくが注意を要するが岩の露出はそれほど
長くはなく、直ぐにたっぷりの雪道となる。
また阿弥陀岳が競り上がってくる。権現岳、南アルプスも目の
高さになってくる。阿弥陀岳は取り付き辺りがかなり厳しい。
この頃には蓼科山は雲に隠れていた。10:50頃。
11:00頃赤岳主稜に沢山のクライマーが取りついているのが
見えた。何パ-ティーもいる。まだ1ピッチ目に取り付いているの
もいる。余程混雑したのだろうか?これからだと抜けたとしても
下に降りられるだろうか?
まあこの厳しい寒さの中を取り付くのだから若くて体力ばりばりの
人たちなのだろうな。
私がここを登ったのは14年の3月の初めで2年前のことだから
この年寄りでもそれなりに寒くても頑張ったのだ。年寄りに心配さ
れる覚えはないだろう。
横岳から硫黄岳の稜線も見上げるようになってきた。
11:30を過ぎて行者小屋に到着した。山頂からおよそ1時間
10分ほどだった。ここで大休止。
ちょうど12時頃賑わっている行者小屋を後にする。
少し歩いて振り返ると赤岳から横岳の真っ白な稜線が見える。
天望荘が良く見えて、それから赤岳本峰中腹辺りに雪煙が見える。
あの辺りがやはり風が強いようだ。実に寒かったな。
12:20頃大同心ともお別れ。飛行機が真上を飛んでいた。
12:30頃、何度か沢を渡るところがある。所によっては沢が
全面結氷していてカチカチの氷の上を渡る。アイゼンなしでは少し
怖いだろう。
これが何ヶ所か続く。小滝が凍り付いている。
南沢の終わりの辺りの登山道も固く凍り付いていた。
およそ1時間半ほどの歩きで南沢を終わり美濃戸に出る。
赤岳山荘まで移動してアイゼンを取り、14:45のバスまでまだ
1時間近くあり間に合いそうなので美濃戸口まで頑張る。
14時半過ぎには着いた。
次の16:30のバスを考えていたが前のバスに乗れた。
バスは満員となって茅野駅まで。
2年ぶりの厳冬期赤岳、やはり地蔵尾根を登り稜線に出てから
赤岳の山頂までの寒さ、西風は厳しかったが、まあ順調に登れた。
寒いけれどこの時期ならではの引き締まった大展望に時々は会い
に来たいものだと思う。
古希(過ぎ)2人に師匠はなんと喜寿過ぎとご老人3人組にしては
よく頑張った方でしょう。
宿の大混雑だけはうまく避けたい。