西穂高岳 2 | 鬼川の日誌

西穂高岳 2

   西穂高岳登攀  15,11,22

  独標のO2班。この後の降りから1名加わる。


  独標の降り。O2班とJ班。8時過ぎ頃。


  独標の先には小さなピークが幾つも続く。8:10前頃。


  ガスの中だし似たような険しいピークを越える。8:20頃。


  8:30頃ピラミッドピークに着く。西穂山頂が目前に聳えているはず
 なのだが全く何も見えない。13年はわくわくする展望だった。


               (同じ場所とは思えない。13年)

  この先はさすがに雪が載っている所が多いようだし、雪は凍って
 いるので、アイゼンを付けて降ることにした。


  9:05頃、それにしても何も見えない。


  9:15頃。それなりに嫌らしいところあり。


  9:30頃。ともかくもくもくと進むしかないが夏道が出ているので
 迷わないですむ。


  この先山頂への最後の壁が結構立っていて2級程度だが文字通り
 アイゼンを履いての岩登りである。13年のときはここは雪が吹き溜
 まり一番雪の薄いルンゼ状をアイゼンの前爪を利かせ、ピックの
 先端を刺して登ったところだ。これを越えれば山頂が目の前のはず。
 
  山頂に9:40頃でぴったり3時間で着いた。13年のときは11時
 ちょうどだったから、1時間20分も早い。アイゼンを履いたとはいえ
 ほぼ夏道が出ていて、迷うこともなく厳しさがまるで違う。
 

                   (13、11、17)

  1人増えたO2班記念写真。


  直ぐにJリーダー班が到着した。


  私も記念に1枚。


  まるで展望もなく天気も怪しいし適当に休んで直ぐに下り始める。
 O2班はせっかくロープを担いでもらったこともあり、山頂からの
 岩場の降りにロープを出した。女性陣4名を半マストで確保して降り
 てもらった。岩にそれ用のリングボルトが打ってある。途中にももう
 1ヶ所ボルトがあった。
 男2人はクライムダウンする。
 J班は先にロープを出さず降りていった。
 
  10:20頃、ガスの中に雷鳥を見つけた。まだ真っ白な雪面には
 なっていないから、雷鳥も雪と枯れた草木の茶色とに合わせたか
 まだら模様の見事な保護色。


  10:50頃のピーク。


  鎖場もある。


  11時頃ピラミッドピークに戻る。ほとんどがアイゼンを外す。
 この頃風が酷く湿ってきて顔にツララを垂れ下がらせている人もいた
 し、ザックがかなり湿ってきた。しかし幸い雨にはならなかった。


  また幾つも小ピークを越える。11:20頃。


  独標へ階段状を登る。


  独標11:30頃。


  独標の先の小ピークを越えれば後は問題のあるところはない。


  その先は各自好きなペースで降る。私はここから駆け下りた。
 12:10には真っ先に山荘に到着したから独標から40分ほどで降り
 たことになる。この頃多分独標までだろうが登ってくる人も多かった。


  皆も12:30から40頃には到着し、そのままロープウェイ駅へ
 降る。この先は他のいろんなグループが降っていた。


  13:20頃。


  13:35頃には駅に着いた。ちょうど1時間くらい。

  
  直ぐにロープウェイに乗り、14時過ぎ頃には下に降りられた。
 独標までで先に降っていたメンバーと合流後解散。
 ここで車で来た人たちと別れる。
 電車組みはバスを乗り継いで松本へ。
 
  それにしても今回は雪がまるで無く、雪山第1弾と参加した人たち
 は期待外れだったろうし、展望もまるでなく、13年とは大違い。
 しかしこれはなんとも仕方がない。こういうときもある。
 雪が無い分アイゼンを履いた岩登りとなったがこれはこれでいい練習
 になったでしょう。
 ともかく11名が無事登頂できたので良しとしましょう。