蓮華温泉山スキー 2
振子沢から蓮華温泉そして木地屋へ 15,3,28・29
天狗原で休憩し滑り始める。振子沢の源頭部。雪質は重いけ
れどさほど悪くはない。しかし私は身体が滑るスピードについて
行けずに苦労しながらだ。どうも板のいい位置に乗れない。
12:25頃。
山スキー名人や重い荷を担いでいてもぶれずに滑るベテラン
など今日のメンバーは強い人たちで揃っている。私が一番よく
転んでいたかな。少し遅れる人はリーダーが抜かりなくチェック
しフォローしている。気持ちのいい斜面。
遅れる人がいる場合には少し待つ。なにせ快適に滑っていくから
立ち止まったときしか写真には撮れない。
12:40頃。まだ30分も経っていないが相当降ってきた。私たち
は大人数のガイドツアーらしき団体を追い抜いてきた。朝日岳方
面の山が見えてくるが、何処を撮っても変哲のない沢の中だ。
12:50頃この先の沢幅が急に狭まる手前で立ち休み。
高度計で1650mくらいだから、どうやらこの辺りで振子沢から
離れ尾根を越えて隣の沢に移る地点らしい。
沢の方にもシュプールはあるが、尾根の方にもある。
相当順調に降ってきたからまだ早いのではと思う人もあったよう
だが、高度計からして尾根のほうがいいようだ。
尾根の方に付いた踏み跡を追っていくと直ぐに隣の小さな沢に
出た。多分10分も掛からずに。
沢はハーフパイプ状の小さな沢でこれを降っていく。13:00頃。
13:10頃木地屋方面と蓮華温泉との分岐点に出た。
看板がある。明日はここから降っていく。
これを回り込んでいくと蓮華温泉に行く橋の上に出る。橋の中
間までは滑り降りられるが対岸は急な崖で、板を担いで登る。
この部分は沢に向かって絶壁になっているからちょっと怖い。
そして少し進めば蓮華温泉である。
雪倉岳から朝日岳の大展望。
13:25頃だから天狗原から1時間10分ほどでかなり早く着いた。
足前がそれなりに揃っていると早いものだ。
調べてみたら蓮華温泉には私は5年ぶりである。
あまり早く着いたので希望者だけで少し近くを滑ってみることに
して、4名で14時頃出かける。この頃に途中で追い抜いた団体
さんたちが到着し記念写真などを撮っていた。
宿の上の尾根を登っていくとに露天風呂がある。仙気ノ湯だか
薬師ノ湯だかに5年前は入りにいったから、前回も時間はあった
ようだ。今年は雪が多く、宿もやっと掘り出して営業を開始したば
かりだし、露天風呂はまだ温く入れたものではないとかいう話。
露天風呂のある尾根の対岸の急な尾根を登っていく。
35分ほど登ったところで上はさらに急峻となりここで止めて、
左手の急な雪壁を沢に滑り降りることにする。
滑り出しは相当に急で、名人は滑り降りるが、私たちは少し戻り
気味にその斜面に滑り込むか、名人の降りた斜面をトラバースし
少し緩くなってから滑り降りたりした。
白馬乗鞍を登っていたら斜面を乗鞍沢のほうに滑るか、または
白馬大池を抜けて尾根を下り、この沢に滑り込むのかもしれない。
名人やベテランたちは行きたかったろうと思う。しかしいずれにし
ても今日の私の体調では厳しかったろうと思われるから、申し訳
なかったが無理しなくて助かったのかもしれない。
対岸に露天風呂のある辺りは雪が溶けていて蒸気が上がって
いる。行った人たちもいるようだが、入れなかったようだ。
宿に帰り、風呂に入る。石鹸は使えないし上がり湯もないが
風呂に入れるのはありがたい。少し酸気が強いらしく目に沁みる。
風呂から上がれば早速宴会である。
大きな荷を担いでいて、冬は山スキーで過ごしてるのではとか言
われるベテランさんのザックからは、びっくりするほど次々とご馳
走が出てくる。これだけ担いで安定してコケズに滑るから凄い。
タフな人だから沢でも随分ご馳走になったものだ。
今日のメンバーはほぼ強いベテランたちで、やはり何やかやご
馳走を持ってきている。それに皆とても賑やか(!)で楽しい。
私なんかは圧倒されて借りてきた猫状態。
結構いろいろお酒も出たし夕食後はもうあまり飲む余力もなく
私は不調なこともあり早めに寝る。
29日今日は天気は下り坂で、木地屋までは長距離である。雨
の降り出しとの競争になりそうだ。
朝7時頃出発。来るときに通った急な崖の間の橋を渡らなければ
ならず、板を担いで歩き出す。
昨日の木地屋への分岐点まで来て板を履き名人を先頭に滑り
出す。7:20くらいか。
この滑り出しは急な崖で厳しかった。私は崖のトラバース途中で
何かに板が当たったようで、ひっくり返って崖に生える木に引っか
かって止まる有様。これを脱出してからもやはり身体が遅れ気味
でまだ今日も不調。何とか皆に付いて行く。
ヤッホー平には直ぐ着いたようで、これからシールを着けて登り
返す。若者たちのグループが後から滑り降りてくる。
7:45頃まだ山の方は雲が切れて明るかった。
8時頃尾根の張り出しを巻くように進むがどうやら林道沿いに
歩いているようだ。
まだ山は明るいが急激にガスって来ている様子。
デブリの発生している斜面を通過する。8:10頃。
8:20頃休憩。滑り出しから1時間ほど。
目の前の長く平らな尾根を越えて向こう側に降りるらしい。
尾根に取り付く。8:35頃。
急な斜面を登る。結構きつい。8:50頃。
8:55頃トップに出る(角小屋峠かな)。
ここでシールを取り少し休んで滑走を開始したから9:00を過ぎ
ていただろう。
さてこれからも長かったのだが写真は撮れなかった。
ただ一生懸命に皆に付いて行った。
このコースには分かり易くテープが続いている。
途中休んでいるうちにヤッホー平で追いついてきた若者たちが
一度追い越していったが、先でまた抜いたりしながら降っていく。
結局私たちのほうが先に木地屋に着いたようだった。
木地屋の林道の車置き場まで降る頃には雨が降り出したから
何とか間に合ったかという感じだ。早めに降れて良かった。
10:30頃だから今日の行動は3時間半くらいか。
これからリーダーと名人は栂池の駐車場に置いた車を取りに行
く。1時間ちょいくらいで戻ってきてくれたからかなり早い。
待つ間も女性陣は実に賑やかでしたね。
若者たちはタクシーを呼んで降っていった。
その後2台の車に分乗して小谷村にある道の駅の風呂に行く。
下界は意外といい天気となっていた。
今回私は総じて不調でしたが1日目天気には恵まれ、素晴らしい
展望にお目にかかれたし、力のある人たちと5年ぶりの蓮華温泉
を楽しめ良かった。白馬乗鞍に登れなかったのは残念でしたが
またいつか挑戦するときもあるでしょう。
天狗原で休憩し滑り始める。振子沢の源頭部。雪質は重いけ
れどさほど悪くはない。しかし私は身体が滑るスピードについて
行けずに苦労しながらだ。どうも板のいい位置に乗れない。
12:25頃。
山スキー名人や重い荷を担いでいてもぶれずに滑るベテラン
など今日のメンバーは強い人たちで揃っている。私が一番よく
転んでいたかな。少し遅れる人はリーダーが抜かりなくチェック
しフォローしている。気持ちのいい斜面。
遅れる人がいる場合には少し待つ。なにせ快適に滑っていくから
立ち止まったときしか写真には撮れない。
12:40頃。まだ30分も経っていないが相当降ってきた。私たち
は大人数のガイドツアーらしき団体を追い抜いてきた。朝日岳方
面の山が見えてくるが、何処を撮っても変哲のない沢の中だ。
12:50頃この先の沢幅が急に狭まる手前で立ち休み。
高度計で1650mくらいだから、どうやらこの辺りで振子沢から
離れ尾根を越えて隣の沢に移る地点らしい。
沢の方にもシュプールはあるが、尾根の方にもある。
相当順調に降ってきたからまだ早いのではと思う人もあったよう
だが、高度計からして尾根のほうがいいようだ。
尾根の方に付いた踏み跡を追っていくと直ぐに隣の小さな沢に
出た。多分10分も掛からずに。
沢はハーフパイプ状の小さな沢でこれを降っていく。13:00頃。
13:10頃木地屋方面と蓮華温泉との分岐点に出た。
看板がある。明日はここから降っていく。
これを回り込んでいくと蓮華温泉に行く橋の上に出る。橋の中
間までは滑り降りられるが対岸は急な崖で、板を担いで登る。
この部分は沢に向かって絶壁になっているからちょっと怖い。
そして少し進めば蓮華温泉である。
雪倉岳から朝日岳の大展望。
13:25頃だから天狗原から1時間10分ほどでかなり早く着いた。
足前がそれなりに揃っていると早いものだ。
調べてみたら蓮華温泉には私は5年ぶりである。
あまり早く着いたので希望者だけで少し近くを滑ってみることに
して、4名で14時頃出かける。この頃に途中で追い抜いた団体
さんたちが到着し記念写真などを撮っていた。
宿の上の尾根を登っていくとに露天風呂がある。仙気ノ湯だか
薬師ノ湯だかに5年前は入りにいったから、前回も時間はあった
ようだ。今年は雪が多く、宿もやっと掘り出して営業を開始したば
かりだし、露天風呂はまだ温く入れたものではないとかいう話。
露天風呂のある尾根の対岸の急な尾根を登っていく。
35分ほど登ったところで上はさらに急峻となりここで止めて、
左手の急な雪壁を沢に滑り降りることにする。
滑り出しは相当に急で、名人は滑り降りるが、私たちは少し戻り
気味にその斜面に滑り込むか、名人の降りた斜面をトラバースし
少し緩くなってから滑り降りたりした。
白馬乗鞍を登っていたら斜面を乗鞍沢のほうに滑るか、または
白馬大池を抜けて尾根を下り、この沢に滑り込むのかもしれない。
名人やベテランたちは行きたかったろうと思う。しかしいずれにし
ても今日の私の体調では厳しかったろうと思われるから、申し訳
なかったが無理しなくて助かったのかもしれない。
対岸に露天風呂のある辺りは雪が溶けていて蒸気が上がって
いる。行った人たちもいるようだが、入れなかったようだ。
宿に帰り、風呂に入る。石鹸は使えないし上がり湯もないが
風呂に入れるのはありがたい。少し酸気が強いらしく目に沁みる。
風呂から上がれば早速宴会である。
大きな荷を担いでいて、冬は山スキーで過ごしてるのではとか言
われるベテランさんのザックからは、びっくりするほど次々とご馳
走が出てくる。これだけ担いで安定してコケズに滑るから凄い。
タフな人だから沢でも随分ご馳走になったものだ。
今日のメンバーはほぼ強いベテランたちで、やはり何やかやご
馳走を持ってきている。それに皆とても賑やか(!)で楽しい。
私なんかは圧倒されて借りてきた猫状態。
結構いろいろお酒も出たし夕食後はもうあまり飲む余力もなく
私は不調なこともあり早めに寝る。
29日今日は天気は下り坂で、木地屋までは長距離である。雨
の降り出しとの競争になりそうだ。
朝7時頃出発。来るときに通った急な崖の間の橋を渡らなければ
ならず、板を担いで歩き出す。
昨日の木地屋への分岐点まで来て板を履き名人を先頭に滑り
出す。7:20くらいか。
この滑り出しは急な崖で厳しかった。私は崖のトラバース途中で
何かに板が当たったようで、ひっくり返って崖に生える木に引っか
かって止まる有様。これを脱出してからもやはり身体が遅れ気味
でまだ今日も不調。何とか皆に付いて行く。
ヤッホー平には直ぐ着いたようで、これからシールを着けて登り
返す。若者たちのグループが後から滑り降りてくる。
7:45頃まだ山の方は雲が切れて明るかった。
8時頃尾根の張り出しを巻くように進むがどうやら林道沿いに
歩いているようだ。
まだ山は明るいが急激にガスって来ている様子。
デブリの発生している斜面を通過する。8:10頃。
8:20頃休憩。滑り出しから1時間ほど。
目の前の長く平らな尾根を越えて向こう側に降りるらしい。
尾根に取り付く。8:35頃。
急な斜面を登る。結構きつい。8:50頃。
8:55頃トップに出る(角小屋峠かな)。
ここでシールを取り少し休んで滑走を開始したから9:00を過ぎ
ていただろう。
さてこれからも長かったのだが写真は撮れなかった。
ただ一生懸命に皆に付いて行った。
このコースには分かり易くテープが続いている。
途中休んでいるうちにヤッホー平で追いついてきた若者たちが
一度追い越していったが、先でまた抜いたりしながら降っていく。
結局私たちのほうが先に木地屋に着いたようだった。
木地屋の林道の車置き場まで降る頃には雨が降り出したから
何とか間に合ったかという感じだ。早めに降れて良かった。
10:30頃だから今日の行動は3時間半くらいか。
これからリーダーと名人は栂池の駐車場に置いた車を取りに行
く。1時間ちょいくらいで戻ってきてくれたからかなり早い。
待つ間も女性陣は実に賑やかでしたね。
若者たちはタクシーを呼んで降っていった。
その後2台の車に分乗して小谷村にある道の駅の風呂に行く。
下界は意外といい天気となっていた。
今回私は総じて不調でしたが1日目天気には恵まれ、素晴らしい
展望にお目にかかれたし、力のある人たちと5年ぶりの蓮華温泉
を楽しめ良かった。白馬乗鞍に登れなかったのは残念でしたが
またいつか挑戦するときもあるでしょう。