城山 | 鬼川の日誌

城山

  城山南壁クライミング  15,3,13


  恒例の城山。今回は17名と凄い人数。ジジババのクライミング
 熱は相当なものですね。城山といっても私たちが手軽に取り付け
 るのは南壁しかありません。これだけ押し寄せたのですが、他の
 クライマーは見当たらず貸切でしたので次々とロープを張りました。

  2月にここでかなり大きな落石があったという情報がありますが
 ここは壁が大きいし、マルチのルートもあり、落石が怖いところで
 ヘルメット必携ですね。今日はマルチのクライマーもいない。
 

  まずは易しいところからですが、この立ったスラブは慣れないと
 とても嫌らしく感じます。私もようやく最近になってここの5.9クラスを
 リード出来るようになってきたかなというところです。

  ロープを張れるメンバーでホームボーイ(5.8)、多分グラシアス
 (5.9+)、アナザステップ(5.9)、とんとん拍子(5.8)、そして私はその
 隣のルートからバトルランナーの1ピッチ目を登り、右手のブルー
 スカイ(5.9)の終了点を支点としてロープを張った。この1ピッチ目
 だけなら5.9くらいなのかな?ハング越えがあるが、ちょうどいい
 ところにポケット状の穴があり、これを使えれば身体を上げ易い
 から、隣のブルースカイのハング越えより越え易い。

  下写真登っているところは左からホームボーイ、アナザステップ、
 とんとん拍子。
 とんとん拍子は5.8だが、右手のカンテを使わずに登ると結構細か
 くむしろアナザステップの方が、フットホールドに穴が沢山ある
 ので登り易いかもしれない。 
 この面の中ではグラシアスがやはり一番難しいようだ。


  とんとん拍子。


  左とんとん拍子。右は鎌形ハングルートの1ピッチ目(10a)。
 ここは今テンションしている立った壁の部分を越えるのが大変で
 す。左隣がフルハムロード(10b)でもう少し細かいようですが今
 回私は取り付けなかった。
 中間にハング部分を触っている人のルートがバトルランナーの
 1ピッチ目で、それをビレイしているロープの方を登れば隣の
 ブルースカイ(5.9)です。


  ロンググッドバイ(10b)のリード。


  ロンググッドバイを軽く登る。


  鎌形ハングルートを頑張って登ったようです。


  ロンググッドバイを登りきる。


  写真は私が登ってないとき、ビレイもせず手の空いたときたま
 たま撮っているので写っている人もたまたまです。
 かなりの人が10bクラスをノーテンで完登してましたから大分上手
 くなってきているようです。
 私もロンググッドバイはノーテンで登れましたので、次回はここを
 リードしたいですね。
 取り付けなかったフルハムロードも登って見たい。

  他にジプシーマリー(10a)かと思われるルートのハング下の部分
 に何人かが取り付いてみたが、非常に細かく良くわからなかった。
 
  タナバタノタナボタ(10c)はハング越えが厳しいようでした。ここは
 まだ取り付く気がしない。

  **

  私たちジジババクライマーはさわってみるという程度を越えてませ
 んが、それなりに楽しんでます。そしてそれなりに頑張ってはいるの
 でしょうから少し上手くなっている人もいます。
 何も競争しているわけではないので、各自が各自の進歩を実感して
 行けばいいのだと思いますが、皆でわいわいと登れば、それなりに
 競う気持ちが出てきます。これは人の心理で当然あることですから、
 これをいい意味で刺激にすれば、ジジババになっても努力する気持
 ちが生まれるでしょう。

     
  登れなかったところを登れるようになるというただそれだけの単純
 なことですが、それでもそれなりに嬉しいものです。
 いくつになっても人は単純なのです。
  
  

  (最初にロープを張り巡らした面は、ルートが混んでいて良く分か
  らない。グラシアスとアミーゴス、アナザステップととんとん拍子が
  またとんとん拍子とバトルランナー1ピッチ目。)