黒姫山、妙高前山、山スキー 2 | 鬼川の日誌

黒姫山、妙高前山、山スキー 2

  妙高前山、山スキー  15,3,16


  昨日は黒姫山・山スキーに来るにはちょっと体力も技量も足り
 ないのでは?と疑問符の付く人のおかげで酷く疲れさせられた
 が、それでもいい天気で助かりました。
 ただこれまでうまいこと力不足が目立たなかっただけで、自分の
 力量を見誤ったかな。
 こうした勘違いで他に迷惑を掛けたり、パーティーを危機に陥れた
 りする人(昨年の黒戸尾根のおっさんのような)がたまにいますが
 これは勘弁して欲しい。

  力不足そのものは問題ではないでしょう。力が足りないと認識
 しているなら自分にこの山スキーは可能かどうかを検討したはず
 ですから。その判断がないこと、下調べもないことが問題です。
 そしてその上で一歩上を目指すので頑張りますからよろしく、とい
 うことなら私たちのほとんどはそうですから、リーダーや師匠たち
 も喜んで力を貸してくれるでしょう。

   
  昨日この人ほどではないとはいえ、腰が引けて急斜面をまるで
 滑れずにいた人と2人は今日はゲレンデで自主練習です。

  妙高前山は赤倉スキー場から登る。
 

  ゴンドラ、リフトの最上部でスキーシールを着け、ビーコンチェック
 をして登り始める。9:10過ぎ頃。




  今日も最高の天気だが、昨夜寝付きの悪かった私はいまいち
 調子が出ない。
 9:30頃。おもいおもいのルートで登る。


  まあいまいち不調でも何とか登っていく。9:45頃。


  今シーズン諸般の事情から滑り込みが足りず、山スキーも久し
 ぶりで昨日も大分苦労していたペアが少し遅れ気味だが、全体と
 してはいいペース。
 気持ちのいい登りでした。この斜面は雪崩事故もあったそうです。
 確かにここは樹木がなく広い急斜面。それを知ると少々怖い。
 今日は暖かいし。10:10過ぎ頃。



  山腹から尾根に出る。10:20頃。


  山頂はもう直ぐです。


  前山山頂風景。若者たちも数人来ていました。 


  遅れ気味のペアもようやく登ってきました。10:40頃。
 登り1時間半くらい。


  これから下降する細い尾根です。両側切れ落ちてますので、ここ
 を滑るのは結構怖い。山スキーの教室に入っていた頃、この前山
 に登り、この尾根を眼前にしてどうなるかと思いましたね。多分横
 滑りでじわじわ降ったのかな?


  何とかここを滑って細い尾根の先端。10:55頃。
 昨日の黒姫山が見えてます。


  気持ちのいい斜面を降る。11:00頃。


  さらにもう一段。弘法も筆の誤り。名人もたまには転びます。


  この斜面で山頂にいたボーダーとテレマーカーの若者たちが
 私たちを颯爽と追い越していった。かなり華麗な滑り。

  私たちの中でも山スキーのベテランが、どう滑るか手本を見
 せてくれるのですが簡単に真似できるものではないですね。
 
  11:20頃の樹林帯。樹林帯に入るとまた雪は重くなり、今日も
 滑り込み不足のペアが少々苦労しているようですが、少し遅れる
 くらいで全体としては順調です。


  樹林帯をどんどん降って、最後に沢を渡るところが急斜面に
 なってました。11:50頃。


  この沢を渡ってしばらくトラバースするとスキー場に出る。


  ゲレンデ駐車場に帰り着いたのが12:20頃。
 降りも1時間半くらいでした。

                      (e)

  昨日の疲れか私は調子がいまいちで、もう1人と並んでよく転ん
 だな。しかし2人とも転び方は上手ですから、直ぐ起き上がること
 が出来ます。正しい転び方?です。その他は少し遅れ気味のペア
 がいただけで、他のメンバーは力がありますからまあ順調に降れ
 た。少なくともこの程度なら、山スキーを楽しめます。
  
  山スキーをやるならSAJの2級くらいは持っていることが求めら
 れますね。中には勘違いして2級を持っていさえすればと思ってい
 る人がいるとか言う話ですが、とんでもないですね。2級であれ何
 であれそれは山で滑れることを何も保障してはくれないです。
 やはり山で強い人は実地でいろんな雪に直面し滑り込んできてい
 るからのようです。そのベースにゲレンデでの基礎スキーの訓練
 が必要であるということに過ぎないようです。

  これは当然の話ですが、本当の山スキーの困難は更にその先に
 あります。ルートファインディングなど雪山で地図を読み、ルートを
 切り開いていくことです。
 (最新のGPSなどの器具を総動員しながらでも何でも。)
 
  まあいろんなことがあるのが私たちの山スキーですから、リーダー
 は気苦労が絶えないでしょうね。
 山スキーは難しいですが、それでも山スキーは楽しい。
 なんといっても雪山ですから晴れた日の展望は素晴らしい。そして
 気心の知れた仲間と宿で酌み交わす一杯が何とも言えず楽しい
 ので、私は参加しているのでしょう。