かぐらスキー
年末かぐらスキー 12,27~29
例年年末には尾瀬岩鞍でのスキーが定番だが、今年はお誘いを
受けてかぐらスキーに参加する。私はかぐらスキーの折、昼飯を食
べに立ち寄ったことは何度もあるが、和田小屋に泊まるのは初めて
だと思う。ここを定宿にしているというKさんが企画し誘ってくれたが、
女性7名に男性2名と多勢に無勢。
27日朝東京を出てからだから和田小屋に着いて、スキーを始めた
のは12時を過ぎていた。この日は雪が降っていた。
まずはシーズン初めで足慣らし。かぐらスキー場から田代スキー場
にかけて、初滑りだが非圧雪のコースにも入り滑った。やはりまだ
バランスが悪かったらしく、この夜は大分足のフクラハギの筋肉が
痛んだ。そういえば着いてすぐにストレッチもせずに滑り出したのが
いけなかったようだ。
悪天で早めに切り上げ宿に帰る。和田小屋は山小屋だが風呂が
ある。これはうれしい。風呂上りで早速今年何度目かの忘年会で
ある。先日の城ヶ崎メンバーは皆参加しているし、クライミング仲間
とスキー仲間も重なっている。また今回参加の人は山スキーにも
挑戦している。和田小屋の食事はなかなか豪華で量も多い。若者
向けかな。
28日快晴の絶好のスキー日和。心配だった足の痛みも取れた。
和田小屋泊まりの恩典ともいえるメインゲレンデのファーストトラック
に泊り客が一斉に出かける。これ目当てで泊まる人も多いらしい。
なにせピステを掛けたばかりできれいに圧雪されたゲレンデを滑
れば、誰でも上手くなったような気にさせられることは間違いない。
昨日足慣らしも済んでいるし、今日の天気の良さで最高である。足
元が明瞭だと滑るのが遥かに楽である。
向かいの谷川連峰もきれいに見える。
その日の人数にもよるだろうが、それでも超快適なのは2本までか
な。大人数が一斉に滑ればゲレンデはあっという間にかなり様相が
変わってくる。スキーヤーボーダーに限らずだがとりわけボーダーの
深い引っかき傷(多分余り上手くない人の)はゲレンデを荒らす。
私たちは3本目に上がってからオフピステのジャイアントコースを
滑る。山スキーのためには不整地は必須の練習場所ですね。
ジャイアントコース2度目。
9時近くなり田代への連絡コースが開くのを待ち田代スキー場へ。
ここから神楽峰へ山スキーに入る人も多い。
谷川連邦が一層くっきり見えてくる。
神楽峰と苗場山が真っ白だ。
今日はドラゴンドラで苗場スキー場へ向かう。
ドラゴンドラから筍山を目指すが、苗場スキー場はさすがに人が多
く、第一ゴンドラ前には長蛇の列なので、第2高速で上がってみる。
しかしその先が繋がってない。
男子リーゼンスラロームバーンを滑り降りて第一ゴンドラに向かう。
ここも結構な不整地の急斜面です。皆さん腰が引け気味です。どの
場面で写真に撮られても格好良く滑っているとはなかなかいかない
ものですね。
長蛇の列も大分収まっていて山頂駅に到着。目の前が筍山。
左手のロマンスリフトで山頂に向かう。
山頂直ぐ裏手が苗場山。その左手奥が佐武流山のようだ。
記念写真です。
山頂から滑り出す筍山ゲレンデはとりわけ滑り出しが急峻です。
滑り出せずに躊躇している人たちが溜まってました。私たちは山ス
キーをやるわけですからこういうところでぐずぐずはせず一斉に滑り
出す。だが仲間内にも腰掛スタイルボーゲンで頑張っている人もい
る。重心が完全に後ろですから下を向けばどうしても板が暴走する
のをコントロールできないので、直ぐ横を向いてしまうからなかなか
降りて来られない。
このゲレンデの下部くらいまで来ると少しは斜度も緩くなる。腰掛
て滑っている人はもう何処にいるのか分からないくらい遅れている。
昨日から不整地では当然ながら絶えず遅れていた。
私もスキーを始めた頃はボーゲンで皆の後を追いかけていた。足
の強さで何とか頑張ってはいるものの、腰掛スタイルだと大腿四頭
筋がバリバリに張っていたことを思い出す。これを脱するためには
やはりスクールなどに入り素直に教えを請うしかない。費用も時間も
かかるのは確かだ。だが人に教わるという気がないとなれば如何と
もしがたい。
確かにそれなりに滑れていれば(と思っているのは実は本人だけ
なのだが)それでいいとするのも一つの考え方ではある。しかし同じ
楽しみを共有するためには、少なくとも足手まといにならない程度に
はレベルを上げる努力が必要だろう。
努力はしてもなかなか上手くならないというのは私たちには共通の
ことで仕方がない。しかし今はそうであっても現状を脱したいと思い
積極的に学ぶ気持ちを持っている人と、これでいいと腰掛から重心
を前に出すように言われてもそれすらしない(当然出来ないのだが)、
仲間の助言も受け付けない人では、一緒に滑っていて全然気分が
違うのだ。
所用で今日帰京しなければならない人がいたので、ここから大斜面
ゲレンデを降り、ドラゴンドラ連絡コースを滑って、またゴンドラに乗り
こみ田代に向かう。
ゴンドラから平標山の後ろに仙ノ倉山、万太郎山などが競りあがって
くるのが見えた。谷川岳から平標山まで歩いたが長かったなあ。
ゴンドラ田代駅付近で昼飯時だったが、レストランは大混雑だ。
そのままかぐら方面へ滑っていく。途中苗場山と神楽峰の展望。
ともかく一度和田小屋に帰ることにする。
帰京するには余裕の時間で到着し、ここで別れ私たちは昼飯。
その後まだ時間はあるのでかぐらスキー場を何回か滑る。
日が傾きかけた頃、目の前の大展望を撮る。展望は斜光の方が
山の凹凸が良くわかりきれいだ。もう少し後だったな。
滑り終わり風呂に入り、この日も和田小屋で忘年会の続きだ。
このメンバーにはあまり大酒飲みはいないから、持ってきたお酒も
少し残ったようだ。
さて29日最終日。この日は予報どおりひどく天気が悪い。それで
もまずはファーストトラックを滑るのは欠かせない。
天気が悪くても私たちはメゲズに滑る。ファーストトラックを2度ほど
滑り、また非圧雪のかぐらジャイアントコースに挑戦する。
また田代へ。
田代チャレンジバーン。今回のメンバーのうちで、ここかぐらスキー
場のシーズン券を持ち、一人でも来て滑っているという人がいる。
そのお陰で仲間ということで今回宿泊費が¥1000/日安くなった。
これはありがたい。
さすがにそれだけ滑り込んでいることはあって、こうした非圧雪の
こぶ斜面をまるでこぶがないかのように滑る。名人級の羨ましい滑
りを見せてもらうがなかなかこの真似はできない。
初日雪がまったく柔らかかった時はあまり凹凸を気にせず滑れたが、
凹凸を膝で吸収するように滑るのは至難である。膝が痛いのだそう
だが。
腰掛スタイルボーゲンの人はこの名人級のスキーを見ながら結構
一緒に滑っている仲間らしいから、自分のスキーを直そうという気に
ならないのがどうみても不思議だ。
そのうちガスも濃くなり3日目で草臥れてきたこともあり早めに休み
早めに切り上げた。初スキーにしては十分滑った。年末にこれだけ
楽しめたのはかつてないことだ。
和田小屋に預けていた荷物を回収し、かぐらゴンドラの部分は滑り降
りる。結構距離がある。
一度リフトに乗り、みつまたロープウェイで下山した。
例年年末には尾瀬岩鞍でのスキーが定番だが、今年はお誘いを
受けてかぐらスキーに参加する。私はかぐらスキーの折、昼飯を食
べに立ち寄ったことは何度もあるが、和田小屋に泊まるのは初めて
だと思う。ここを定宿にしているというKさんが企画し誘ってくれたが、
女性7名に男性2名と多勢に無勢。
27日朝東京を出てからだから和田小屋に着いて、スキーを始めた
のは12時を過ぎていた。この日は雪が降っていた。
まずはシーズン初めで足慣らし。かぐらスキー場から田代スキー場
にかけて、初滑りだが非圧雪のコースにも入り滑った。やはりまだ
バランスが悪かったらしく、この夜は大分足のフクラハギの筋肉が
痛んだ。そういえば着いてすぐにストレッチもせずに滑り出したのが
いけなかったようだ。
悪天で早めに切り上げ宿に帰る。和田小屋は山小屋だが風呂が
ある。これはうれしい。風呂上りで早速今年何度目かの忘年会で
ある。先日の城ヶ崎メンバーは皆参加しているし、クライミング仲間
とスキー仲間も重なっている。また今回参加の人は山スキーにも
挑戦している。和田小屋の食事はなかなか豪華で量も多い。若者
向けかな。
28日快晴の絶好のスキー日和。心配だった足の痛みも取れた。
和田小屋泊まりの恩典ともいえるメインゲレンデのファーストトラック
に泊り客が一斉に出かける。これ目当てで泊まる人も多いらしい。
なにせピステを掛けたばかりできれいに圧雪されたゲレンデを滑
れば、誰でも上手くなったような気にさせられることは間違いない。
昨日足慣らしも済んでいるし、今日の天気の良さで最高である。足
元が明瞭だと滑るのが遥かに楽である。
向かいの谷川連峰もきれいに見える。
その日の人数にもよるだろうが、それでも超快適なのは2本までか
な。大人数が一斉に滑ればゲレンデはあっという間にかなり様相が
変わってくる。スキーヤーボーダーに限らずだがとりわけボーダーの
深い引っかき傷(多分余り上手くない人の)はゲレンデを荒らす。
私たちは3本目に上がってからオフピステのジャイアントコースを
滑る。山スキーのためには不整地は必須の練習場所ですね。
ジャイアントコース2度目。
9時近くなり田代への連絡コースが開くのを待ち田代スキー場へ。
ここから神楽峰へ山スキーに入る人も多い。
谷川連邦が一層くっきり見えてくる。
神楽峰と苗場山が真っ白だ。
今日はドラゴンドラで苗場スキー場へ向かう。
ドラゴンドラから筍山を目指すが、苗場スキー場はさすがに人が多
く、第一ゴンドラ前には長蛇の列なので、第2高速で上がってみる。
しかしその先が繋がってない。
男子リーゼンスラロームバーンを滑り降りて第一ゴンドラに向かう。
ここも結構な不整地の急斜面です。皆さん腰が引け気味です。どの
場面で写真に撮られても格好良く滑っているとはなかなかいかない
ものですね。
長蛇の列も大分収まっていて山頂駅に到着。目の前が筍山。
左手のロマンスリフトで山頂に向かう。
山頂直ぐ裏手が苗場山。その左手奥が佐武流山のようだ。
記念写真です。
山頂から滑り出す筍山ゲレンデはとりわけ滑り出しが急峻です。
滑り出せずに躊躇している人たちが溜まってました。私たちは山ス
キーをやるわけですからこういうところでぐずぐずはせず一斉に滑り
出す。だが仲間内にも腰掛スタイルボーゲンで頑張っている人もい
る。重心が完全に後ろですから下を向けばどうしても板が暴走する
のをコントロールできないので、直ぐ横を向いてしまうからなかなか
降りて来られない。
このゲレンデの下部くらいまで来ると少しは斜度も緩くなる。腰掛
て滑っている人はもう何処にいるのか分からないくらい遅れている。
昨日から不整地では当然ながら絶えず遅れていた。
私もスキーを始めた頃はボーゲンで皆の後を追いかけていた。足
の強さで何とか頑張ってはいるものの、腰掛スタイルだと大腿四頭
筋がバリバリに張っていたことを思い出す。これを脱するためには
やはりスクールなどに入り素直に教えを請うしかない。費用も時間も
かかるのは確かだ。だが人に教わるという気がないとなれば如何と
もしがたい。
確かにそれなりに滑れていれば(と思っているのは実は本人だけ
なのだが)それでいいとするのも一つの考え方ではある。しかし同じ
楽しみを共有するためには、少なくとも足手まといにならない程度に
はレベルを上げる努力が必要だろう。
努力はしてもなかなか上手くならないというのは私たちには共通の
ことで仕方がない。しかし今はそうであっても現状を脱したいと思い
積極的に学ぶ気持ちを持っている人と、これでいいと腰掛から重心
を前に出すように言われてもそれすらしない(当然出来ないのだが)、
仲間の助言も受け付けない人では、一緒に滑っていて全然気分が
違うのだ。
所用で今日帰京しなければならない人がいたので、ここから大斜面
ゲレンデを降り、ドラゴンドラ連絡コースを滑って、またゴンドラに乗り
こみ田代に向かう。
ゴンドラから平標山の後ろに仙ノ倉山、万太郎山などが競りあがって
くるのが見えた。谷川岳から平標山まで歩いたが長かったなあ。
ゴンドラ田代駅付近で昼飯時だったが、レストランは大混雑だ。
そのままかぐら方面へ滑っていく。途中苗場山と神楽峰の展望。
ともかく一度和田小屋に帰ることにする。
帰京するには余裕の時間で到着し、ここで別れ私たちは昼飯。
その後まだ時間はあるのでかぐらスキー場を何回か滑る。
日が傾きかけた頃、目の前の大展望を撮る。展望は斜光の方が
山の凹凸が良くわかりきれいだ。もう少し後だったな。
滑り終わり風呂に入り、この日も和田小屋で忘年会の続きだ。
このメンバーにはあまり大酒飲みはいないから、持ってきたお酒も
少し残ったようだ。
さて29日最終日。この日は予報どおりひどく天気が悪い。それで
もまずはファーストトラックを滑るのは欠かせない。
天気が悪くても私たちはメゲズに滑る。ファーストトラックを2度ほど
滑り、また非圧雪のかぐらジャイアントコースに挑戦する。
また田代へ。
田代チャレンジバーン。今回のメンバーのうちで、ここかぐらスキー
場のシーズン券を持ち、一人でも来て滑っているという人がいる。
そのお陰で仲間ということで今回宿泊費が¥1000/日安くなった。
これはありがたい。
さすがにそれだけ滑り込んでいることはあって、こうした非圧雪の
こぶ斜面をまるでこぶがないかのように滑る。名人級の羨ましい滑
りを見せてもらうがなかなかこの真似はできない。
初日雪がまったく柔らかかった時はあまり凹凸を気にせず滑れたが、
凹凸を膝で吸収するように滑るのは至難である。膝が痛いのだそう
だが。
腰掛スタイルボーゲンの人はこの名人級のスキーを見ながら結構
一緒に滑っている仲間らしいから、自分のスキーを直そうという気に
ならないのがどうみても不思議だ。
そのうちガスも濃くなり3日目で草臥れてきたこともあり早めに休み
早めに切り上げた。初スキーにしては十分滑った。年末にこれだけ
楽しめたのはかつてないことだ。
和田小屋に預けていた荷物を回収し、かぐらゴンドラの部分は滑り降
りる。結構距離がある。
一度リフトに乗り、みつまたロープウェイで下山した。