城ヶ崎
城ヶ崎クラッククライミング 14,12,23・24
新年明けましておめでとうございます。
今年はどんな年になるのでしょう。だんだん世の中がきな臭くなって
きているようで、気がかりで仕方がありませんね。さりとてただの
ボケ老人にはなす術もなく。このブログもいつまで続くやら。年貢の
納め時が近いかもしれない。
**
この間ガイドとの訓練で城ヶ崎に何度も通ったという人から、ここ
にも私たちでも取り付ける易し目のクラックのルートがあることを教
えてもらい行くことになった。ファミリークラックエリアとフナムシロック
エリア。今回参加は5名。クラッククライミングでは私たちの先頭に
立ち城ヶ崎に誘ってくれた人が都合で行けなくなり残念である。
23日は伊豆高原駅から歩いていける橋立吊橋の下になるファミリー
クラックに行く。
入り江の奥から磯に降りてみると、両岸がクラックの入った崖に
なっている。先着が既に右マザークラック(10c)とファザークラック
(10b)に取り付いていた。この辺は私たちにはちょっと難しそうで
お呼びではない感じだ。ファザークラックにはトップロープで取り付
いてみたいものだが。
天気良く気持ちのいい磯で、遥かに伊豆七島が見える。
トポをみて私たちにも取り付けそうなルートを探す。まずはビギナー
クラック(5.7)ならなんとかなりそうと、私がリードする。取り付き最初
で触ったこともないルートは5.7(5.8?)といえど、カムがしっかり効
いているかジャミングは大丈夫か慎重になる。抜け口の辺りが脆く
石を落とさないように上がる。直ぐ傍にはしっかりした立ち木がない
ので大分上まで行き支点を取る。
次ぎにSさんがもう1本のロープを引いてトップロープで登り、隣の
ベビークラック(5.7or8?)にロープを掛け、まず皆はこの二つを順
番に登る。私もベビークラックを登ってみたが、ここは最初以外は
顕著なフレークが張り出していて、ほとんどフェース登りだ。クラック
の登りとしてはビギナーの方が練習になる。
その後到着したグループが、さらに左のシスタークラック(5.8or9?)
に取り付いていた。
海の眺めはなんとも気持ちがいい。
皆の練習風景。ビギナークラック。
私たちのも取り付けそうなシスタークラックやビギナーの後ろ側に
ある短いが手強いというマイクラック(10a)が空かないので、皆が
登り終えたビギナーのロープを回収がてら上に行き、上からアン
クルクラック(5.9)にトップロープを張る。
トップロープで取り付いてみたがハングしていてとても難しい。
「クラック未経験の11クライマーも撃退されること多し。」というルート
のようだ。私はカムA0でやっと上に行ったが、他にはCさんが上まで
いくことが出来ただけだった。
TさんHさん奮闘するも撃退される。
アンクルクラックで消耗してしまったし、他の手頃なルートが空か
ないので、少し早めに切り上げ八幡野港方面の民宿に向かう。
港から夕暮れの大島が見える。
港に近い豆東園という民宿はクライマーが良く使うらしく、親切で
サービス、食事ともお勧めの宿でした。次の朝伊豆高原駅まで車
で送ってくれた。
次の日はファミリークラックもほんの一部を触っただけで心残り
ではあるが城ヶ崎に来るのは初めてでもあり、下見の意味でも他
のところも見ておきたいということで、富戸駅近くのフナムシロック
に行く。今日は平日でもあり誰もいなかった。
後からボルダーが1人できて、南、北エリアの間にあるボルダーの
中では著名な2段のボルダールートに取り付いていた。その後完
登したらしくうれしそうに帰っていった。私には4級となるとまるで難
しいのに級を越えて段だなんてそもそもかけ離れすぎて信じられ
ないレベルだが凄い。
私たちは何も分からないので、日当りの良さそうな北エリアの南
面にある、易しそうなルートを選んで取り付く。
ところが最初の樹氷(5.8)は短いものの、クラックをどう使うか良く
分からず、もがいた挙句カムを噛ませて引っ張り、強引に乗りあ
がり支点をセットする。
次いで何とか行けそうかと見当つけて鬼ごろし(5.7or8)に取り付
く。ここは中間部の棚に立つところまでは問題なく行くも、そこから
左の垂壁のクラックに移るところがバランス取れず、カムに触って
しまった。いまいちハンドジャムに自信がないか。
その後皆でこの二つに順番に取り付いてみる。
鬼ごろし(5.7or8)を登るTさん。
樹氷(5.8)は結構難しい。Sさんの下の写真の左足をここに載せて
引き付けて立ち上がれれば上のガバが取れる。しかしリードの場合
はその前にカムを噛ませておかなければならない。
鬼ごろしは棚に上がる所と垂壁のクラックに重心を移すのが核
心かな。ジャミングとバランス。CさんとHさん。
樹氷が結構難しいので皆は何度も挑戦していた。奮闘するTさん。
鬼ごろしの左隣の純(5.8)に次に取り付くもダブルクラックの合流
点の上でジャミングは効かせられずホールドも見つからず、ここも
カムを噛ませてA0突破である。今日はA0ばかりだ。
なかなかクラックルートのオンサイトは難しいです。
直前に風邪を引きようやく参加出来たと不調のSさんは今日は
リードは諦め、トップロープでリードとカムの練習です。
皆さんこのダブルクラックの合流点の上で苦労してました。
大島が目の前です。
最後に初孫(5.5)というルートを見つけてロープを張り、さすがに
易しいので、皆も快適に登る。
ロープを総て回収しさて帰ろうかというときに、純のダブルクラック
の合流点に噛ませたカムが残置されているのに気がついた。鬼ご
ろし側から回収しに登り、純のロープは上から落としたので、皆が
お世話になった(A0)カムを回収するのを忘れたのだ。
捨て縄ならともかくカムは高価なものだから置き去りには出来ない
ので、私がロープを担いで上に廻りこみ、懸垂で下りながら回収す
ることになった。うっかり出来ない。
帰りフナムシエリアの南にある小さな突き出しにほんの少しの時
間だが立ち寄ってみる。
広々としていい色です。
私たちが遊んだエリア。
皆も童心に返ります。
この突端の下にある小さな青い洞窟。夏なら入ってみたい所。
私には初めての城ヶ崎クライミングでした。ほとんどまともには登
れせんでしたが、城ヶ崎にも遊べるエリアがあると教えられて、少
しだが楽しみの幅が広がったような気がします。
これもクラッククライミングを始めたお陰でしょうか。
新年明けましておめでとうございます。
今年はどんな年になるのでしょう。だんだん世の中がきな臭くなって
きているようで、気がかりで仕方がありませんね。さりとてただの
ボケ老人にはなす術もなく。このブログもいつまで続くやら。年貢の
納め時が近いかもしれない。
**
この間ガイドとの訓練で城ヶ崎に何度も通ったという人から、ここ
にも私たちでも取り付ける易し目のクラックのルートがあることを教
えてもらい行くことになった。ファミリークラックエリアとフナムシロック
エリア。今回参加は5名。クラッククライミングでは私たちの先頭に
立ち城ヶ崎に誘ってくれた人が都合で行けなくなり残念である。
23日は伊豆高原駅から歩いていける橋立吊橋の下になるファミリー
クラックに行く。
入り江の奥から磯に降りてみると、両岸がクラックの入った崖に
なっている。先着が既に右マザークラック(10c)とファザークラック
(10b)に取り付いていた。この辺は私たちにはちょっと難しそうで
お呼びではない感じだ。ファザークラックにはトップロープで取り付
いてみたいものだが。
天気良く気持ちのいい磯で、遥かに伊豆七島が見える。
トポをみて私たちにも取り付けそうなルートを探す。まずはビギナー
クラック(5.7)ならなんとかなりそうと、私がリードする。取り付き最初
で触ったこともないルートは5.7(5.8?)といえど、カムがしっかり効
いているかジャミングは大丈夫か慎重になる。抜け口の辺りが脆く
石を落とさないように上がる。直ぐ傍にはしっかりした立ち木がない
ので大分上まで行き支点を取る。
次ぎにSさんがもう1本のロープを引いてトップロープで登り、隣の
ベビークラック(5.7or8?)にロープを掛け、まず皆はこの二つを順
番に登る。私もベビークラックを登ってみたが、ここは最初以外は
顕著なフレークが張り出していて、ほとんどフェース登りだ。クラック
の登りとしてはビギナーの方が練習になる。
その後到着したグループが、さらに左のシスタークラック(5.8or9?)
に取り付いていた。
海の眺めはなんとも気持ちがいい。
皆の練習風景。ビギナークラック。
私たちのも取り付けそうなシスタークラックやビギナーの後ろ側に
ある短いが手強いというマイクラック(10a)が空かないので、皆が
登り終えたビギナーのロープを回収がてら上に行き、上からアン
クルクラック(5.9)にトップロープを張る。
トップロープで取り付いてみたがハングしていてとても難しい。
「クラック未経験の11クライマーも撃退されること多し。」というルート
のようだ。私はカムA0でやっと上に行ったが、他にはCさんが上まで
いくことが出来ただけだった。
TさんHさん奮闘するも撃退される。
アンクルクラックで消耗してしまったし、他の手頃なルートが空か
ないので、少し早めに切り上げ八幡野港方面の民宿に向かう。
港から夕暮れの大島が見える。
港に近い豆東園という民宿はクライマーが良く使うらしく、親切で
サービス、食事ともお勧めの宿でした。次の朝伊豆高原駅まで車
で送ってくれた。
次の日はファミリークラックもほんの一部を触っただけで心残り
ではあるが城ヶ崎に来るのは初めてでもあり、下見の意味でも他
のところも見ておきたいということで、富戸駅近くのフナムシロック
に行く。今日は平日でもあり誰もいなかった。
後からボルダーが1人できて、南、北エリアの間にあるボルダーの
中では著名な2段のボルダールートに取り付いていた。その後完
登したらしくうれしそうに帰っていった。私には4級となるとまるで難
しいのに級を越えて段だなんてそもそもかけ離れすぎて信じられ
ないレベルだが凄い。
私たちは何も分からないので、日当りの良さそうな北エリアの南
面にある、易しそうなルートを選んで取り付く。
ところが最初の樹氷(5.8)は短いものの、クラックをどう使うか良く
分からず、もがいた挙句カムを噛ませて引っ張り、強引に乗りあ
がり支点をセットする。
次いで何とか行けそうかと見当つけて鬼ごろし(5.7or8)に取り付
く。ここは中間部の棚に立つところまでは問題なく行くも、そこから
左の垂壁のクラックに移るところがバランス取れず、カムに触って
しまった。いまいちハンドジャムに自信がないか。
その後皆でこの二つに順番に取り付いてみる。
鬼ごろし(5.7or8)を登るTさん。
樹氷(5.8)は結構難しい。Sさんの下の写真の左足をここに載せて
引き付けて立ち上がれれば上のガバが取れる。しかしリードの場合
はその前にカムを噛ませておかなければならない。
鬼ごろしは棚に上がる所と垂壁のクラックに重心を移すのが核
心かな。ジャミングとバランス。CさんとHさん。
樹氷が結構難しいので皆は何度も挑戦していた。奮闘するTさん。
鬼ごろしの左隣の純(5.8)に次に取り付くもダブルクラックの合流
点の上でジャミングは効かせられずホールドも見つからず、ここも
カムを噛ませてA0突破である。今日はA0ばかりだ。
なかなかクラックルートのオンサイトは難しいです。
直前に風邪を引きようやく参加出来たと不調のSさんは今日は
リードは諦め、トップロープでリードとカムの練習です。
皆さんこのダブルクラックの合流点の上で苦労してました。
大島が目の前です。
最後に初孫(5.5)というルートを見つけてロープを張り、さすがに
易しいので、皆も快適に登る。
ロープを総て回収しさて帰ろうかというときに、純のダブルクラック
の合流点に噛ませたカムが残置されているのに気がついた。鬼ご
ろし側から回収しに登り、純のロープは上から落としたので、皆が
お世話になった(A0)カムを回収するのを忘れたのだ。
捨て縄ならともかくカムは高価なものだから置き去りには出来ない
ので、私がロープを担いで上に廻りこみ、懸垂で下りながら回収す
ることになった。うっかり出来ない。
帰りフナムシエリアの南にある小さな突き出しにほんの少しの時
間だが立ち寄ってみる。
広々としていい色です。
私たちが遊んだエリア。
皆も童心に返ります。
この突端の下にある小さな青い洞窟。夏なら入ってみたい所。
私には初めての城ヶ崎クライミングでした。ほとんどまともには登
れせんでしたが、城ヶ崎にも遊べるエリアがあると教えられて、少
しだが楽しみの幅が広がったような気がします。
これもクラッククライミングを始めたお陰でしょうか。