幕岩 | 鬼川の日誌

幕岩

  幕岩正面壁  14,11,30


  幕岩正面壁に主にクラック登りの練習で行きました。
 私たちに登れるルートは数少ない。
 そのうちの一つコーナークラックのコナン(5.9+)が幸いまだ空いて
 いたので、カムを噛ませながらリードする。正面壁のクラックルート
 の中でも、コナンは私たちには一番お手頃かな。
 珍しく今日は7名も参加することになったのでここだけでは足りない。
 そこでコナンから隣のいつか(10c)にトップロープを掛けて練習す
 ることにした。ここはほぼつるつるの立ったスラブでホールド少なく
 リードでは私たちには困難だが、トップロープなら練習は出来る。
 各ルートの解説は私は出来ないので、参加メンバーの登りの写真
 を幾つか載せてみます。


  コナンはコーナーなので両壁にステミングして足を決められれば
 安定して登れるし、クラックといっても最上部以外は、ジャミングが
 出来なくてもホールドは見つけられ登れる。
 しかしリードするにはプロテクションがない(NPルート)ので、カムを
 噛ませて登らなければならず、カムの扱いに慣れてないと怖いこと
 になる。トップロープなら問題ない。
 (NPルート、ナチュラルプロテクションを使って登るルート)




  コナンといつかに順番に取り付く。




  いつかは立ったスラブで手足ホールド非常に細かく難しい。


  いつかのルートとしてはカンテをどの辺から使っていいのか分か
 らないが、ノーテンでトップアウトする人も出て凄いな。私も後から
 取り付いたが最上部はカンテを使い、テンション混じりでようやく上
 まで。手のホールドが見つからず、細かいスタンスに立ちこまなけ
 れば進めずかなり厳しい。
  

  皆さんコナンはほぼ問題なく、いつかも何度も頑張る。


  コナンは最初登れなかった人も上まで行く。


  いつかのような細かいホールドの場合、女性陣のほうが上手いな。



  紅葉の中のクライミングです。結構きれいでした。


  その後もう一つのクラックルート、ラナ(10b)に取り付く。  
 ラナのクラックは難しく、ジャミングが上手く決まらなかった。
 私の場合クラックに指までくらいしか入らない。フィンガージャムに
 するにも左手が壁の具合で上手く行かず、やむを得ずカムでA0し
 てやっとロープを張った。まだまだジャミングをいろんな幅で思うよ
 うに決められない。ここはクラックの周りはつるつるの壁で足を置
 くいいホールドが見つからないこともあり、余計しっかりジャミング
 できないと上手く行かない。
 皆さんこのクラックで苦労してたが、女性の場合は掌までくらいは
 入ったようで比較的効き易かったらしい。


  参考までに他Gの若い女性のリードの様子。ラナの核心部。


  見上げると紅葉がきれいでした。


  この壁から更に左手奥に行ったところにある、ハンドジャムの練習
 にうってつけのベビーピナクルとか厳しかったけどNO.3ルートなど
 (隣のエミリーの方が易しいらしい)は最初にクラック練習で正面壁に
 来た時に取り付いていた。
 今回もこれをメインにクラックの練習を続ける予定だったが、ラナに
 取り付いて難しくまたいつかに繰り返し取り付き余り時間もなくなって
 きたので行かずに終わってしまった。