富士山
初冠雪後の富士山 14,10,17・18
16日に富士山初冠雪のニュースが流れ、御嶽山も冠雪して噴火で
行方不明の7人の今年の捜索はこの日で中止となった。56人死亡で
(その後1人の死亡確認)戦後最大の火山噴火災害となったが、登り
易い3000m峰で紅葉の最盛期、土曜日のちょうどお昼頃、という最も
山頂に人が集中する最悪のタイミングで噴火とは、神様も酷いことを
するものだ。
文字通り想いもしない危機に直面した人たちは無念だったろうな。
地震であれ火山の噴火であれ今の技術では予測することはほぼ不可
能、ということを前提にした方がいい。
それにしても日本は災害列島ですね。
私たちも初雪山を期待して登ることとなった。初雪はそれ程ではない
だろうからほぼ心配はないが、体が慣れてないから寒さが少し心配。
いつものように水ヶ塚公園駐車場で前夜泊。今回は10人。
少しゆっくり目に公園を出て富士宮5合目へ。かなり沢山車が駐車
している。しかしこの時期になるとほとんどは登山者ではない。
7:10頃に登り始める。
いい天気ですしそれ程寒くはない。前を行く登山者も見当たらない。
公園から山頂が見えなかったし、5合目より下は雲に覆われている。
6合目辺りは結構きれいに紅葉しているが、潅木とカラマツなどで
紅葉を目当てに来るところではないね。
6合目雲海荘は営業していた。その先は一般登山者通行止めで
しっかり柵がしてある。柵脇をすり抜けていく。
歩き始めは何処でもだがとりわけ富士山はゆっくりペースがいい。
ゆっくりとだが、頻繁には休みを取らないようにする。普通ペースの
何人かの登山者に追い抜かれる。
リーダーは夏のヨーロッパアルプスに向けて高度順化目的で2、3回、
そしてこの秋に2回目だからもう今年4,5回目ということになるはず
だがよくやるね。登り慣れたペースということだ。
私は今年初めてで、昨年は4月の終わりに山梨側から登り始めた
が、凍りついた斜面で3200m辺りで途中撤退した。滑落したら止まり
そうもないとても恐ろしい1枚バーンだった。実際この登り始めの辺り
で滑落遭難者のヘリ収容があった。その前は12年5月の終わりに
登っているので山頂まで行けば2年半ぶりということになる。
ヨーロッパアルプスはもう行く積もりはないので、高度順化は必要
ないし、楽しみで登る山でもない。しかし年に1度くらいは登ってその
時の自分の体調を見るにはいい山だと思い参加したのだが、昨年
は途中までで1度も山頂には登ってなかったのだ。
7合目が見えてきた。
荒涼とした風景ですが今日は雲海がきれいです。
8:25頃7合目小屋に到着し少し休憩。ここで足の具合がよくない
という1人が降ることにした。
いつもながら赤茶けた歩きにくい登山道です。
元祖7合目を9:15頃通過。この辺は休みません。
この先辺りから雪が現れてくる。
9:45頃8合目小屋下を登る。
8合目に9:55頃着き少し休憩。陽だまりは暖かい。
同じような道をもくもくと歩く。無念無想とまではいかないが余計な
ことは考えない方がいい。9合目を通過する。10:45頃。
大分雪が出てくる。9合5勺11:10頃。8合目からここに来るまでに
2人、ここで1人、7合目で撤退の人を入れ計4人が途中撤退した。
先に進む人はここでアイゼンを付ける。
雪山かということでカメラを+3補正にしたままだったからか、全体
に色合いがおかしいし、逆光気味だと黒く写り、下の写真は人がいる
のが分からない。この辺から雪だと相当の急斜面で厳しくなるところ
だが、今日はまだ夏道に雪が載っている程度で全く問題はない。
久しぶりの富士山のこの最後の登りはきつかった。今年が喜寿だと
いう恐るべきタフネスオジサンに追いつけない。
アイゼンを着けるのは久しぶりで、歩き始めたらヒモの締め加減が悪
かったらしく靴の中で足が動き、登り難くなってしまった。この日は山頂
まで少しだからそのまま登ったが、長い距離だと修正しなければ登れ
なくなる。次回はこんなことのないようにしなくては。
富士宮山頂の鳥居です。
富士宮山頂11:50頃。
計4人撤退で残る6人が到着したところで、剣ヶ峰を目指す。
昨日の富士山頂は-12度とかいう話だったが、今日は半袖と長袖
のTシャツ(薄手だが保温性はある)と中間着のフリースで上に防風用
にカッパを着て、下はタイツの上にカッパのズボンで通してみた。
私は歩いていて足回りが暑いのが耐えられない。しかしこれではさす
がに足の方がかなり寒かった。まあ行動中はこれでも耐えられた。
全体に若干寒かったので、今回は耐寒訓練としてこれでいいが、次回
の冬山はもう少し暖かくしたほうがいいようだ。
12:10過ぎには剣ヶ峰に着いたからちょうど5時間くらい。
私は2年半ぶりの剣ヶ峰です。1昨年5月頃はたっぷりの雪でした。
お鉢も大分雪化粧してますがまだまだ少ない。前回はスキーヤーが
かなりいてお鉢を滑り降りていましたが、若いから出来ることで、登り
返しが大変で私はとてもやる気にならない。
恒例の記念写真。この石碑も5月では人の背丈ほどは埋まっていて
私たちは石碑頭を足元に写真を撮っていた。
最後の1人が到着したところです。
12:30頃から降りをブル道に取り下山する。
ブル道は膝に優しく楽だが当然距離はある。
9合目で13:25頃。
7合目、14:25頃。ここまでブル道。
ここで途中下山の仲間からジャケットを置き忘れたという連絡が
入ったが、見当たらない。何処でかがはっきりしない。ブル道だから
8合目の小屋は寄らなかったし、風で飛ばされたか持っていかれた
こともありうるか。
もしかしたら途中に落ちていることもとこの先は登山道を降るが、
疲れが出てきた。すっかりガスに覆われたこともあり、富士山の登
山道は実に歩きにくい。7合目からは1時間かからず下りついたと
思うが、写真を撮ってなかった。
最初失くしたジャケットに携帯が入っているという話で心配したが、
これは車の中に落ちているのが見つかったとかでホッとした。今時
お金より携帯の情報の方が貴重だから。
皆が降りついたところで、水ヶ塚公園まで移動し、ここで着替え
その他の帰り支度を整えて帰京する。
東名道はかなり混んだ。
16日に富士山初冠雪のニュースが流れ、御嶽山も冠雪して噴火で
行方不明の7人の今年の捜索はこの日で中止となった。56人死亡で
(その後1人の死亡確認)戦後最大の火山噴火災害となったが、登り
易い3000m峰で紅葉の最盛期、土曜日のちょうどお昼頃、という最も
山頂に人が集中する最悪のタイミングで噴火とは、神様も酷いことを
するものだ。
文字通り想いもしない危機に直面した人たちは無念だったろうな。
地震であれ火山の噴火であれ今の技術では予測することはほぼ不可
能、ということを前提にした方がいい。
それにしても日本は災害列島ですね。
私たちも初雪山を期待して登ることとなった。初雪はそれ程ではない
だろうからほぼ心配はないが、体が慣れてないから寒さが少し心配。
いつものように水ヶ塚公園駐車場で前夜泊。今回は10人。
少しゆっくり目に公園を出て富士宮5合目へ。かなり沢山車が駐車
している。しかしこの時期になるとほとんどは登山者ではない。
7:10頃に登り始める。
いい天気ですしそれ程寒くはない。前を行く登山者も見当たらない。
公園から山頂が見えなかったし、5合目より下は雲に覆われている。
6合目辺りは結構きれいに紅葉しているが、潅木とカラマツなどで
紅葉を目当てに来るところではないね。
6合目雲海荘は営業していた。その先は一般登山者通行止めで
しっかり柵がしてある。柵脇をすり抜けていく。
歩き始めは何処でもだがとりわけ富士山はゆっくりペースがいい。
ゆっくりとだが、頻繁には休みを取らないようにする。普通ペースの
何人かの登山者に追い抜かれる。
リーダーは夏のヨーロッパアルプスに向けて高度順化目的で2、3回、
そしてこの秋に2回目だからもう今年4,5回目ということになるはず
だがよくやるね。登り慣れたペースということだ。
私は今年初めてで、昨年は4月の終わりに山梨側から登り始めた
が、凍りついた斜面で3200m辺りで途中撤退した。滑落したら止まり
そうもないとても恐ろしい1枚バーンだった。実際この登り始めの辺り
で滑落遭難者のヘリ収容があった。その前は12年5月の終わりに
登っているので山頂まで行けば2年半ぶりということになる。
ヨーロッパアルプスはもう行く積もりはないので、高度順化は必要
ないし、楽しみで登る山でもない。しかし年に1度くらいは登ってその
時の自分の体調を見るにはいい山だと思い参加したのだが、昨年
は途中までで1度も山頂には登ってなかったのだ。
7合目が見えてきた。
荒涼とした風景ですが今日は雲海がきれいです。
8:25頃7合目小屋に到着し少し休憩。ここで足の具合がよくない
という1人が降ることにした。
いつもながら赤茶けた歩きにくい登山道です。
元祖7合目を9:15頃通過。この辺は休みません。
この先辺りから雪が現れてくる。
9:45頃8合目小屋下を登る。
8合目に9:55頃着き少し休憩。陽だまりは暖かい。
同じような道をもくもくと歩く。無念無想とまではいかないが余計な
ことは考えない方がいい。9合目を通過する。10:45頃。
大分雪が出てくる。9合5勺11:10頃。8合目からここに来るまでに
2人、ここで1人、7合目で撤退の人を入れ計4人が途中撤退した。
先に進む人はここでアイゼンを付ける。
雪山かということでカメラを+3補正にしたままだったからか、全体
に色合いがおかしいし、逆光気味だと黒く写り、下の写真は人がいる
のが分からない。この辺から雪だと相当の急斜面で厳しくなるところ
だが、今日はまだ夏道に雪が載っている程度で全く問題はない。
久しぶりの富士山のこの最後の登りはきつかった。今年が喜寿だと
いう恐るべきタフネスオジサンに追いつけない。
アイゼンを着けるのは久しぶりで、歩き始めたらヒモの締め加減が悪
かったらしく靴の中で足が動き、登り難くなってしまった。この日は山頂
まで少しだからそのまま登ったが、長い距離だと修正しなければ登れ
なくなる。次回はこんなことのないようにしなくては。
富士宮山頂の鳥居です。
富士宮山頂11:50頃。
計4人撤退で残る6人が到着したところで、剣ヶ峰を目指す。
昨日の富士山頂は-12度とかいう話だったが、今日は半袖と長袖
のTシャツ(薄手だが保温性はある)と中間着のフリースで上に防風用
にカッパを着て、下はタイツの上にカッパのズボンで通してみた。
私は歩いていて足回りが暑いのが耐えられない。しかしこれではさす
がに足の方がかなり寒かった。まあ行動中はこれでも耐えられた。
全体に若干寒かったので、今回は耐寒訓練としてこれでいいが、次回
の冬山はもう少し暖かくしたほうがいいようだ。
12:10過ぎには剣ヶ峰に着いたからちょうど5時間くらい。
私は2年半ぶりの剣ヶ峰です。1昨年5月頃はたっぷりの雪でした。
お鉢も大分雪化粧してますがまだまだ少ない。前回はスキーヤーが
かなりいてお鉢を滑り降りていましたが、若いから出来ることで、登り
返しが大変で私はとてもやる気にならない。
恒例の記念写真。この石碑も5月では人の背丈ほどは埋まっていて
私たちは石碑頭を足元に写真を撮っていた。
最後の1人が到着したところです。
12:30頃から降りをブル道に取り下山する。
ブル道は膝に優しく楽だが当然距離はある。
9合目で13:25頃。
7合目、14:25頃。ここまでブル道。
ここで途中下山の仲間からジャケットを置き忘れたという連絡が
入ったが、見当たらない。何処でかがはっきりしない。ブル道だから
8合目の小屋は寄らなかったし、風で飛ばされたか持っていかれた
こともありうるか。
もしかしたら途中に落ちていることもとこの先は登山道を降るが、
疲れが出てきた。すっかりガスに覆われたこともあり、富士山の登
山道は実に歩きにくい。7合目からは1時間かからず下りついたと
思うが、写真を撮ってなかった。
最初失くしたジャケットに携帯が入っているという話で心配したが、
これは車の中に落ちているのが見つかったとかでホッとした。今時
お金より携帯の情報の方が貴重だから。
皆が降りついたところで、水ヶ塚公園まで移動し、ここで着替え
その他の帰り支度を整えて帰京する。
東名道はかなり混んだ。