鷹ノ巣谷
奥多摩鷹ノ巣谷沢登り 14,7,6
前後雨の梅雨の晴れ間に、奥多摩鷹ノ巣谷に沢登りに行ってき
ました。鷹ノ巣山に抜けるのは非常に時間が掛かるし、あまり面白
いわけでもなさそうで、大滝の登攀で止めて沢を降る予定にした。
私たちは4人であるが、知り合いが別のGで先に入っているはずで
ある。
奥多摩駅からバスで東日原。ここから鷹ノ巣山登山道を辿り、日
原川を渡る橋の先から河原に降りる。下流側直ぐ先に鷹ノ巣谷が
合流している。日原川では釣りをしていた。
準備して入渓したのが10:30頃。
鷹ノ巣谷の出合。
雨が続いているのでやはり水量は多いようだ。河原にいた人が
私たちが沢に入っていくのを、興味深げに見送っていた。
ちょっとした淵や釜もわりと深いので直ぐに足全部が水に漬かる。
入渓して10分くらいで3段程に流れ落ちる大きな滝が現れる。
なかなかの迫力。中間で足をさらわれないように流れを跨ぎ、水が
流れてない真ん中部分を登る。ここは難しくはない。
この滝の登り。流れを跨ぎ越すほうが問題。
その上の堰堤は右から巻く。
堰堤の上はしばらく穏やかなゴーロとなりいくつかの小滝を越えて
進むが、やはりこの沢も倒木がかなり多い。
11時頃に右岸にワサビ田跡を見て進む。
その先に流れ激しく深い釜を持った滝が現れる。ここは右手を
ヘツルことも出来ないので、いつも釜に入らざるを得ない。たいがい
腰近くの深さがあるのでほぼずぶ濡れとなる。
そしてこの上で流れを横断しなければならず、結構激しい流れで
流されないよう苦労して渡る。今回の沢はこうした流れをどう横断する
かに一番苦労したかもしれない。11:10頃。
流れが跳ね上がっているような場合は、その下に岩があるから、これ
を探り足場に出来る。
流れの深さが分からない場合は、中に片足を突っ込んで探る。そして
深さと流れの強さを確認できれば、流れの中に立つことが出来る。
この程度であれば大概立つことは可能であるが、不可で飛び越える
となると厄介なことになる。対岸の足場が分かりにくいからである。
それでも見当をつけることは可能だ。後は思い切って飛び移るしか
ないし、1人が移ればお助け紐で補助することが出来る。
その上で左岸から大量の倒木を押し出して枝沢が合流する。
その上の滝も水浴びするには水量多く、左岸のつるつるの壁を
登るが、あせらず探せば手足ホールドとも見つけることが出来る。
石積みの堰堤があり、この上で少し休憩。
11:25頃からまた歩き出すが、この付近の倒木はかなり酷い。
障害物レースのような感じで、倒木を潜って進む。奥多摩も今年の
雪は尋常ではなかったから、大木が根こそぎ倒れている。
場所によってはきれいなままのところも。
ちょっとした滝でもそのままは突破する気になれないので小さく巻く。
この滝も入る気にはならないので左岸の壁をヘツルが少々立って
いる上に滑る。お助け用のピンが上に打ってある。11:40頃。
ここは降る方が難しかった。
そして写真に撮れなかったが、この上の滝が結構悪い。いつもは
滝の少し手前から右岸を巻くのだが、今回は滝の左壁を直登してみた。
つるつるで手足ホールドなく、結局覆いかぶさっている倒木の枝を
掴んで乗りあがり、枝にロープをかけて後続を引き上げた。
更にかなりな水量の滝を一旦横断して滝横を登るところもあり、ここは
横断の足場を見つけるので腰付近まで入りずぶ濡れとなる。滝の左の
登攀も結構細かい。後続にはお助け紐が活躍した。この辺はなかなか
楽しめる。
下の写真はこれらを突破したところだ。12:10頃。
そして右岸からやや大きめの枝沢が合流してくる地点から奥に大滝
が見えてきた。12:15頃。
大滝手前の壁を越えると、先に入っていた知り合いのグループが
大滝に取り付いているところだった。12:20頃。
先行Gは大滝の落ち口までリードが登り、そこからビレイして後続が
登っているようだったので、私たちは中段でピッチを切ることにして
途中に入れてもらって、私が登る。ここはホールド豊富で易しい。張り
出した木の根っこも使える。中段は広いテラスになっている。私はここ
に支点を作り、後続をビレイする。
大滝はなかなか素晴らしい。
先行Gは荷を担いで上り、上で少し休憩するようだ。滝上はあまり
休む余地もない。私たちは空身で登ったし、滝の飛沫を浴びて結構
寒いので、先に懸垂で降った。
滝の落ち口は奔流といったところでなかなか凄い。
懸垂で滝下に降ったところで13:00を過ぎていた。
私たちは滝の飛沫を避けられるところまで降って少し休む。
休んでいるうちに降り始めた先行Gの様子を写真に撮る。この辺り
で撮った写真はレンズの一部が曇っている。13:10頃。
この後沢を降る。穏やかな降りもある。
直登で大変だった滝も降れるなら、肩絡みビレイなどで降ろしたり
そのまま降る。しかし結構時間が掛かる。
降ることが不可な場合は懸垂で降ることになる。
どこで降りるかも問題だ。この辺りは興味深い場所が沢山あったの
だが、ほとんど写真を撮ってられなかった。私が先頭を歩いていた
こともある。一番面白いところは登りも降りも写真がないのだから、
レポートとしては失格だね。
先行Gが追いついてきた。13:50頃。
この後は両Gが前になったり後ろになったりしながら進む。
どう登ったか忘れたが、降るとなると結構厄介なところがいくらでも
ある。14:15頃。
対岸のかなり上から根こそぎ倒れ掛かった大木は20m以上も
あろうか。枝を踏みつけながらみると、青っぽくウリハダカエデの木
のようだ。残った葉を見ると間違いない。秋になればきれいな紅葉
で目を楽しませてくれただろうに。
石積み堰堤の上に着いてここで少し休憩した。14:40頃まで。
深い釜を持つ滝に15時頃。またここでずぶ濡れとなるから、この
沢では帰り着くまで乾くことはないので着替え必携である。
降りはわさび田跡を抜けて行きました。もう少しで終了ですが、
この辺でも深山の趣です。
3段の大き目の滝は私はそのまま降りましたが、皆は巻きました。
私たちは最後まで沢を降りましたが、先行Gは3段滝の辺りから
登山道に入って降ったそうです。
15:30頃には出合に着きました。バス時刻に間に合うように
着替えを済ませ、バス停に急ぎます。
ちょっとしたトラブルもありましたが、なんとか16時台のバスに
乗ることができ、ホリデー快速に繋がりましたので、新宿に出て
反省会をやりました。また懲りずに少し飲みすぎたようです。
前後雨の梅雨の晴れ間に、奥多摩鷹ノ巣谷に沢登りに行ってき
ました。鷹ノ巣山に抜けるのは非常に時間が掛かるし、あまり面白
いわけでもなさそうで、大滝の登攀で止めて沢を降る予定にした。
私たちは4人であるが、知り合いが別のGで先に入っているはずで
ある。
奥多摩駅からバスで東日原。ここから鷹ノ巣山登山道を辿り、日
原川を渡る橋の先から河原に降りる。下流側直ぐ先に鷹ノ巣谷が
合流している。日原川では釣りをしていた。
準備して入渓したのが10:30頃。
鷹ノ巣谷の出合。
雨が続いているのでやはり水量は多いようだ。河原にいた人が
私たちが沢に入っていくのを、興味深げに見送っていた。
ちょっとした淵や釜もわりと深いので直ぐに足全部が水に漬かる。
入渓して10分くらいで3段程に流れ落ちる大きな滝が現れる。
なかなかの迫力。中間で足をさらわれないように流れを跨ぎ、水が
流れてない真ん中部分を登る。ここは難しくはない。
この滝の登り。流れを跨ぎ越すほうが問題。
その上の堰堤は右から巻く。
堰堤の上はしばらく穏やかなゴーロとなりいくつかの小滝を越えて
進むが、やはりこの沢も倒木がかなり多い。
11時頃に右岸にワサビ田跡を見て進む。
その先に流れ激しく深い釜を持った滝が現れる。ここは右手を
ヘツルことも出来ないので、いつも釜に入らざるを得ない。たいがい
腰近くの深さがあるのでほぼずぶ濡れとなる。
そしてこの上で流れを横断しなければならず、結構激しい流れで
流されないよう苦労して渡る。今回の沢はこうした流れをどう横断する
かに一番苦労したかもしれない。11:10頃。
流れが跳ね上がっているような場合は、その下に岩があるから、これ
を探り足場に出来る。
流れの深さが分からない場合は、中に片足を突っ込んで探る。そして
深さと流れの強さを確認できれば、流れの中に立つことが出来る。
この程度であれば大概立つことは可能であるが、不可で飛び越える
となると厄介なことになる。対岸の足場が分かりにくいからである。
それでも見当をつけることは可能だ。後は思い切って飛び移るしか
ないし、1人が移ればお助け紐で補助することが出来る。
その上で左岸から大量の倒木を押し出して枝沢が合流する。
その上の滝も水浴びするには水量多く、左岸のつるつるの壁を
登るが、あせらず探せば手足ホールドとも見つけることが出来る。
石積みの堰堤があり、この上で少し休憩。
11:25頃からまた歩き出すが、この付近の倒木はかなり酷い。
障害物レースのような感じで、倒木を潜って進む。奥多摩も今年の
雪は尋常ではなかったから、大木が根こそぎ倒れている。
場所によってはきれいなままのところも。
ちょっとした滝でもそのままは突破する気になれないので小さく巻く。
この滝も入る気にはならないので左岸の壁をヘツルが少々立って
いる上に滑る。お助け用のピンが上に打ってある。11:40頃。
ここは降る方が難しかった。
そして写真に撮れなかったが、この上の滝が結構悪い。いつもは
滝の少し手前から右岸を巻くのだが、今回は滝の左壁を直登してみた。
つるつるで手足ホールドなく、結局覆いかぶさっている倒木の枝を
掴んで乗りあがり、枝にロープをかけて後続を引き上げた。
更にかなりな水量の滝を一旦横断して滝横を登るところもあり、ここは
横断の足場を見つけるので腰付近まで入りずぶ濡れとなる。滝の左の
登攀も結構細かい。後続にはお助け紐が活躍した。この辺はなかなか
楽しめる。
下の写真はこれらを突破したところだ。12:10頃。
そして右岸からやや大きめの枝沢が合流してくる地点から奥に大滝
が見えてきた。12:15頃。
大滝手前の壁を越えると、先に入っていた知り合いのグループが
大滝に取り付いているところだった。12:20頃。
先行Gは大滝の落ち口までリードが登り、そこからビレイして後続が
登っているようだったので、私たちは中段でピッチを切ることにして
途中に入れてもらって、私が登る。ここはホールド豊富で易しい。張り
出した木の根っこも使える。中段は広いテラスになっている。私はここ
に支点を作り、後続をビレイする。
大滝はなかなか素晴らしい。
先行Gは荷を担いで上り、上で少し休憩するようだ。滝上はあまり
休む余地もない。私たちは空身で登ったし、滝の飛沫を浴びて結構
寒いので、先に懸垂で降った。
滝の落ち口は奔流といったところでなかなか凄い。
懸垂で滝下に降ったところで13:00を過ぎていた。
私たちは滝の飛沫を避けられるところまで降って少し休む。
休んでいるうちに降り始めた先行Gの様子を写真に撮る。この辺り
で撮った写真はレンズの一部が曇っている。13:10頃。
この後沢を降る。穏やかな降りもある。
直登で大変だった滝も降れるなら、肩絡みビレイなどで降ろしたり
そのまま降る。しかし結構時間が掛かる。
降ることが不可な場合は懸垂で降ることになる。
どこで降りるかも問題だ。この辺りは興味深い場所が沢山あったの
だが、ほとんど写真を撮ってられなかった。私が先頭を歩いていた
こともある。一番面白いところは登りも降りも写真がないのだから、
レポートとしては失格だね。
先行Gが追いついてきた。13:50頃。
この後は両Gが前になったり後ろになったりしながら進む。
どう登ったか忘れたが、降るとなると結構厄介なところがいくらでも
ある。14:15頃。
対岸のかなり上から根こそぎ倒れ掛かった大木は20m以上も
あろうか。枝を踏みつけながらみると、青っぽくウリハダカエデの木
のようだ。残った葉を見ると間違いない。秋になればきれいな紅葉
で目を楽しませてくれただろうに。
石積み堰堤の上に着いてここで少し休憩した。14:40頃まで。
深い釜を持つ滝に15時頃。またここでずぶ濡れとなるから、この
沢では帰り着くまで乾くことはないので着替え必携である。
降りはわさび田跡を抜けて行きました。もう少しで終了ですが、
この辺でも深山の趣です。
3段の大き目の滝は私はそのまま降りましたが、皆は巻きました。
私たちは最後まで沢を降りましたが、先行Gは3段滝の辺りから
登山道に入って降ったそうです。
15:30頃には出合に着きました。バス時刻に間に合うように
着替えを済ませ、バス停に急ぎます。
ちょっとしたトラブルもありましたが、なんとか16時台のバスに
乗ることができ、ホリデー快速に繋がりましたので、新宿に出て
反省会をやりました。また懲りずに少し飲みすぎたようです。