奥穂高岳・南稜
奥穂高岳・南稜登攀 14、5、2夜~5日
昨年も5月連休で南稜登攀を目指したが、雪の状態が
酷く悪く、当日の天気も悪く、9名と大人数だったこともあり、
南稜を諦めて奥明神沢を詰めて、前穂高岳に登った。
奥明神沢の最後の雪壁も相当立っていて厳しい。
南稜登攀は私は2回目である。前回はもう6年も前になる
から体力も大分違う。今シーズンの冬山これまで無事登攀
してきてはいるが、何かと体力の落ち込みを感じ、南稜は
厳しいかなと思うようになっていた。だが是非とも行きたい
という今回参加の女性陣に引っ張られる形で参加すること
にした。
3日から連休で朝出は混むだろうから、2日夜から出発す
る。しかしそれでも高速道は相当混んでいた。そのお陰で
松本ICを出るのが0時を回っていたようで、料金が割引に
なっていたようだ。高速割引制度が変わったことをあまり意
識していなかったのだが助かった。
ICを降りて途中コンビニで食料、お酒を仕入れ、沢渡の
駐車場に着きテントを張る。あちこちにテントがある。
今回は東京組み4名と名古屋組2名。
名古屋組は明日、上高地で合流の予定である。
3日上高地にタクシーで入る。いい天気だ。
穂高連峰と明神岳。
9時頃名古屋組と落ち合い、岳沢へ向かう。
カッパ橋には引きも切らない大勢の観光客。今日は穂高連峰
の眺めが最高で、いい日に来たものだ。
穂高をバックにした梓川の流れが実にいい色をしている。
明日取り付くトリコニー岩峰もくっきり見える。
岳沢登山道入り口に岳沢の清冽な水が集まる流れがある。
水に揺らぐ藻がとてもきれいなところ。
登山道に入ると直ぐに残雪を踏むようになるが、もうそれ
ほど潜ることもない。
10時頃だったようだが、歩いていると突然ドンという大きな
地響きがして足元が揺れた。一瞬だったのでどこかで大きな
雪崩があったのかと思ったりしたが、その後岳沢ヒュッテに着
くまでに頻発し、どうやら近くで地震が起きているようだと分
かった。この地域を震源とした群発地震だった。
(上高地から釜トンネルにいたる道路で、かなり大きな石が
落ちて落石防止のネットに引っかかり、この付近一方通行に
なっていた。5日帰り。)
西穂高岳方面の展望台に着く。穂高にはガスが掛かって
いてむしろ昨年のほうがこの部分ではいい天気だった。
昨年はここから下の雪渓に降りて歩いたが、今年はもう
少し上まで夏道を歩く。
雪渓に降りて歩く時にも地震があり、崖の小石がぱらぱら
落ちたりした。明日登っている時に地震がないことを祈る。
(地震はあったが何も起きることはなかった。)
12時前にヒュッテに着いた。沢山のテントがあるが、まだ
これから着く人のほうが多いのかも。
受付を済ませて小屋の前で記念撮影。
後は部屋でゆっくりする。隣の部屋には見たことのある顔
が別グループの一員として来ていた。やはり明日登攀だ。
明日はアタックで明るくなる頃には出発である。
今回は6名を3人2パーティ(名古屋組とAさんのN隊と
残りの東京組み3人のK隊)に編制した。N隊のほうが
若く元気がいい。
(続く)
昨年も5月連休で南稜登攀を目指したが、雪の状態が
酷く悪く、当日の天気も悪く、9名と大人数だったこともあり、
南稜を諦めて奥明神沢を詰めて、前穂高岳に登った。
奥明神沢の最後の雪壁も相当立っていて厳しい。
南稜登攀は私は2回目である。前回はもう6年も前になる
から体力も大分違う。今シーズンの冬山これまで無事登攀
してきてはいるが、何かと体力の落ち込みを感じ、南稜は
厳しいかなと思うようになっていた。だが是非とも行きたい
という今回参加の女性陣に引っ張られる形で参加すること
にした。
3日から連休で朝出は混むだろうから、2日夜から出発す
る。しかしそれでも高速道は相当混んでいた。そのお陰で
松本ICを出るのが0時を回っていたようで、料金が割引に
なっていたようだ。高速割引制度が変わったことをあまり意
識していなかったのだが助かった。
ICを降りて途中コンビニで食料、お酒を仕入れ、沢渡の
駐車場に着きテントを張る。あちこちにテントがある。
今回は東京組み4名と名古屋組2名。
名古屋組は明日、上高地で合流の予定である。
3日上高地にタクシーで入る。いい天気だ。
穂高連峰と明神岳。
9時頃名古屋組と落ち合い、岳沢へ向かう。
カッパ橋には引きも切らない大勢の観光客。今日は穂高連峰
の眺めが最高で、いい日に来たものだ。
穂高をバックにした梓川の流れが実にいい色をしている。
明日取り付くトリコニー岩峰もくっきり見える。
岳沢登山道入り口に岳沢の清冽な水が集まる流れがある。
水に揺らぐ藻がとてもきれいなところ。
登山道に入ると直ぐに残雪を踏むようになるが、もうそれ
ほど潜ることもない。
10時頃だったようだが、歩いていると突然ドンという大きな
地響きがして足元が揺れた。一瞬だったのでどこかで大きな
雪崩があったのかと思ったりしたが、その後岳沢ヒュッテに着
くまでに頻発し、どうやら近くで地震が起きているようだと分
かった。この地域を震源とした群発地震だった。
(上高地から釜トンネルにいたる道路で、かなり大きな石が
落ちて落石防止のネットに引っかかり、この付近一方通行に
なっていた。5日帰り。)
西穂高岳方面の展望台に着く。穂高にはガスが掛かって
いてむしろ昨年のほうがこの部分ではいい天気だった。
昨年はここから下の雪渓に降りて歩いたが、今年はもう
少し上まで夏道を歩く。
雪渓に降りて歩く時にも地震があり、崖の小石がぱらぱら
落ちたりした。明日登っている時に地震がないことを祈る。
(地震はあったが何も起きることはなかった。)
12時前にヒュッテに着いた。沢山のテントがあるが、まだ
これから着く人のほうが多いのかも。
受付を済ませて小屋の前で記念撮影。
後は部屋でゆっくりする。隣の部屋には見たことのある顔
が別グループの一員として来ていた。やはり明日登攀だ。
明日はアタックで明るくなる頃には出発である。
今回は6名を3人2パーティ(名古屋組とAさんのN隊と
残りの東京組み3人のK隊)に編制した。N隊のほうが
若く元気がいい。
(続く)