春の花
春の花 14年4月
厳しい冬山だった黒戸尾根から帰り、2日後の25日には
東京、横浜でソメイヨシノが開花した。
1日にはすっかり満開となっているので、桜とその他の
花を探して近くを散歩した。
歩き始めて路傍のホトケノザ。
人間からみれば、雑草として嫌われ者だ。春の七草の
ホトケノザとは別物でこれは食べられない。
小さな花でなかなかピントを合わせるのが難しいのだが、
今日は急ぐ必要もなくゆっくり構えて接写する。
上手くピントが合い、じっくり見てみるととても複雑で面白い
造形をしているので感心する。
これは比較的最近になって私は名前だけ知った花だが
ムスカリとかいうそうだ。
これはボケですね。木瓜と書き実が瓜に似ているから
で、いわゆるボケ(老人)だとかとは関係ない。名前は
悪いが結構きれいな花です。
満開のソメイヨシノです。最盛期はとても淡いピンクで
微妙にいい色をしています。これが少し最盛期を過ぎる
色が褪せてきますね。
ユキヤナギ。これは名前のとおり全体として雪が被った
ように遠めに見るべき花なのでしょう。
花ではないがイロハカエデの新葉で、その赤さが凄い。
名札にヨコハマヒザクラとあります。ぼんぼんのように
ひとかたまりになった集団が沢山あるという感じですか。
これもかなり豪華な花です。
ハナカイドウ。きれいな花です。
「花ならば海棠かと思わるる幹を背に、よそよそしくも月の
光を忍んで朦朧たる影法師が居た。」
「海棠の露をふるふや物狂ひ」
「海棠の精が出てくる月夜かな」
漱石は「那古井のお嬢さん」那美さんを海棠の花に見立て
ているようですから好きな花だったのでしょう。しかも月明
かりに見るのが好きなようだ。
「冷ややかに艶なる月下の海棠には、只愛らしい気持ち
がする。」 (『草枕』)
それにしても漱石の博識にはまるで付いて行けない。
ほとんど知らない難しい漢字の言葉ばかりだ。
私は月下の海棠を鑑賞したことはない。日の光の下で
結構艶やかな花だと思う。
満開のソメイヨシノも華やかです。
道端に沢山のスズランが咲いています。これも小さくて
白くなかなかピントが合いません。
赤い石楠花です。もっと赤いのがあります。
鎌倉のお寺でよく見かけます。
一本の木に紅白のモモの花。一輪の花自体も赤白が
混じってます。多重で柔らかな花です。
シダレザクラの最盛期のピンク色は青空に映えます。
ソメイヨシノの花の色とはまた違ったピンクです。
これも護岸に自生していたハナモモです。
花の本当の最盛期にそれを見るのは結構難しいです。
少し過ぎると微妙に色合いが変化してきますから。
だから山の花の最盛期に立ち会うのは難しく、情報を
仕入れそのために登らなければならない。余程の花好き
でないと、なかなかそこまで出来ません。
私はほとんど偶然に会うだけです。
8日仲間たちと陣馬山でお花見山行。しかし山の桜は
まだだった。
この頃林の中でよく見かけるのがアブラチャンです。
油瀝青と書き、材、実とも油を多く含み昔は灯火用に
使ったとか。シロモジ属。
良く似た花にダンコウバイがありますが私はどちらが
どちらだか良く分からない。別名ウコン花とかで黄色みが
強いようだ。ダンコウバイの葉は特徴的ですぐ分かるの
だが。こちらはクロモジ属。
似た仲間16日石老山でクロモジの花を見かけました。
春の花といえばスミレです。スミレの中では最も普通に
見られるのはタチツボスミレ。
高尾山で見かけるナガバノスミレサイシン。
これは20日に見つけたエイザンスミレ
タカオスミレは見られるところが限られてます。
陣馬高原下で撮った雑草の代表格、ヒメオドリコソウ
これも思い切り近づいてみると、なかなか凝ってます。
オドリコソウは丹沢で見かけもっときれいなのですが
今年はまだ会ってません。
同じく雑草、カキドオシ。(20日、陣馬高原下。)
この間見かけた花を撮ったに過ぎません。
厳しい冬山だった黒戸尾根から帰り、2日後の25日には
東京、横浜でソメイヨシノが開花した。
1日にはすっかり満開となっているので、桜とその他の
花を探して近くを散歩した。
歩き始めて路傍のホトケノザ。
人間からみれば、雑草として嫌われ者だ。春の七草の
ホトケノザとは別物でこれは食べられない。
小さな花でなかなかピントを合わせるのが難しいのだが、
今日は急ぐ必要もなくゆっくり構えて接写する。
上手くピントが合い、じっくり見てみるととても複雑で面白い
造形をしているので感心する。
これは比較的最近になって私は名前だけ知った花だが
ムスカリとかいうそうだ。
これはボケですね。木瓜と書き実が瓜に似ているから
で、いわゆるボケ(老人)だとかとは関係ない。名前は
悪いが結構きれいな花です。
満開のソメイヨシノです。最盛期はとても淡いピンクで
微妙にいい色をしています。これが少し最盛期を過ぎる
色が褪せてきますね。
ユキヤナギ。これは名前のとおり全体として雪が被った
ように遠めに見るべき花なのでしょう。
花ではないがイロハカエデの新葉で、その赤さが凄い。
名札にヨコハマヒザクラとあります。ぼんぼんのように
ひとかたまりになった集団が沢山あるという感じですか。
これもかなり豪華な花です。
ハナカイドウ。きれいな花です。
「花ならば海棠かと思わるる幹を背に、よそよそしくも月の
光を忍んで朦朧たる影法師が居た。」
「海棠の露をふるふや物狂ひ」
「海棠の精が出てくる月夜かな」
漱石は「那古井のお嬢さん」那美さんを海棠の花に見立て
ているようですから好きな花だったのでしょう。しかも月明
かりに見るのが好きなようだ。
「冷ややかに艶なる月下の海棠には、只愛らしい気持ち
がする。」 (『草枕』)
それにしても漱石の博識にはまるで付いて行けない。
ほとんど知らない難しい漢字の言葉ばかりだ。
私は月下の海棠を鑑賞したことはない。日の光の下で
結構艶やかな花だと思う。
満開のソメイヨシノも華やかです。
道端に沢山のスズランが咲いています。これも小さくて
白くなかなかピントが合いません。
赤い石楠花です。もっと赤いのがあります。
鎌倉のお寺でよく見かけます。
一本の木に紅白のモモの花。一輪の花自体も赤白が
混じってます。多重で柔らかな花です。
シダレザクラの最盛期のピンク色は青空に映えます。
ソメイヨシノの花の色とはまた違ったピンクです。
これも護岸に自生していたハナモモです。
花の本当の最盛期にそれを見るのは結構難しいです。
少し過ぎると微妙に色合いが変化してきますから。
だから山の花の最盛期に立ち会うのは難しく、情報を
仕入れそのために登らなければならない。余程の花好き
でないと、なかなかそこまで出来ません。
私はほとんど偶然に会うだけです。
8日仲間たちと陣馬山でお花見山行。しかし山の桜は
まだだった。
この頃林の中でよく見かけるのがアブラチャンです。
油瀝青と書き、材、実とも油を多く含み昔は灯火用に
使ったとか。シロモジ属。
良く似た花にダンコウバイがありますが私はどちらが
どちらだか良く分からない。別名ウコン花とかで黄色みが
強いようだ。ダンコウバイの葉は特徴的ですぐ分かるの
だが。こちらはクロモジ属。
似た仲間16日石老山でクロモジの花を見かけました。
春の花といえばスミレです。スミレの中では最も普通に
見られるのはタチツボスミレ。
高尾山で見かけるナガバノスミレサイシン。
これは20日に見つけたエイザンスミレ
タカオスミレは見られるところが限られてます。
陣馬高原下で撮った雑草の代表格、ヒメオドリコソウ
これも思い切り近づいてみると、なかなか凝ってます。
オドリコソウは丹沢で見かけもっときれいなのですが
今年はまだ会ってません。
同じく雑草、カキドオシ。(20日、陣馬高原下。)
この間見かけた花を撮ったに過ぎません。