スキーの祭典 2 | 鬼川の日誌

スキーの祭典 2

   スキーの祭典、山スキー  14,3,2・3  続き



  2日は朝から雪が降っていた。今日は西大巓から西
 吾妻山を巡り、二十日平に降るメインのコースの予定
 だったが。昨年の経験からゲレンデに変更しても講習を
 受けるわけでもなく、あまり面白くない。また3日目に大
 雪の中、西大巓までも登れず下山したので、リーダーは
 今日は西大巓を目指し、同じ道を滑り降りると決めた。
 これなら少々の悪天でも可能である。
  

  昨年はグランデコスキー場の左手の一番高いリフトの
 終点から取り付いた。しかし凄い深雪でラッセルに苦労し
 また仲間のシールトラブルとか、帰京のための時間に
 迫られたためもあり、早々と撤退した。
 今年は夏道登山道のある右手のリフト終点から取り付く。
 9:30頃か。やはり天気は良くない。


  今回は踏み跡はあり、雪も締まってラッセルの必要は
 まるでなく、順調に登る。直ぐに温度調節するほど暖か
 かった。




  取り付きから45分ほどで休憩したが、既にこの辺りの
 樹木(シラビソ、ダケカンバ)の背丈は低くなっていた。
 昨年撤退した辺りは、まだ高木の中だったから、この
 休憩地点にも到達しなかったようだ。それにしてもとても
 雰囲気のいいところである。


  段々と背丈が低くなりまたまばらになる樹林帯を抜けて
 進む。


  やがて西大巓のピークらしき高みが見えてきた。


  ピークには直登出来ず、左手を巻いていくようになる。
 この辺りには小モンスターが見られた。




  モンスターの間を抜けていく。いい感じです。




  尾根に出てまばらに生えるシラビソの間を抜けていく。


  西大巓山頂到着、11時前頃。1時間半掛かりません
 でした。山頂には他のグループも沢山来ていました。
 ガスが濃く辺りは何も見えません。このペースで行ける
 なら西吾妻山を回って二十日平に降るに十分ですが、
 今日はここで終わりです。


  山頂で休憩して降ります。降りで先に尾根を降っていて
 私が道を間違えて少し登り返したりしましたが、その他は
 順調にリフト終点に辿り着きました。
 ここからはゲレンデであっという間に滑り降ります。
 ゲレンデの下部の写真で12:10頃でした。山頂から
 1時間くらいです。


  この日もゲレンデ組よりは早く宿に着き、風呂に入って
 また乾杯です。連日の一杯で少々飲み疲れです。

  3日この日が一番天気が良かったかな。


  この日は箕輪スキー場から鉄山に登ります。鉄山は
 初めてです。箕輪スキー場はお金持ち用のゲレンデとか
 で、回数券とか団体割引がなくリフトを2本乗り継ぐだけ
 なのにかなり高い。Cリフト上8:50頃。


  Cリフトから快適なバーンを滑り降り、トラバースして
 Aリフトの乗り場に移動。Aリフトの最高点から取り付き
 ます。シールを着ける。


  ここは初めてのルートということで、リーダーが先頭に
 立ち、私も続きます。


  取り付き部は結構な急斜面である。この頃は天気も良く
 遠くもきれいに見える。このとき9:25頃。


  取り付き山腹の頂上は箕輪山だが、これは割愛し、
 山腹をトラバース気味に辿り、鉄山避難小屋を目指す。
 山腹を巻き、右手の大きな沢の最上流部を横断する。




  沢の源頭部で9:50頃。


  鉄山への登り。気持ちのいい斜面。この頃が今回で
 一番いい天気できれいでした。


  滑り降りるに良さそうな斜面。10時頃。


  雪原の中にツアー標識がぽつんとあった。



  10:20前には鉄山避難小屋に着く。


  窓から避難小屋に入れたのでここで休憩。


  山頂まで4~500m程なのだが、強い風の通り道らしく
 酷くデコボコしてとてもスキーを履いては行けそうもなく、
 ツボ足で行く事にした。10:45頃から。


  しかしこの頃には既に天気は荒れ模様で、ガスに覆わ
 れ猛烈な風が吹きまくっていた。あと少しで山頂のところ
 まで行ったが、何も見えず風が酷いので撤退する。

  また避難小屋まで引き返し、シールを剥がして滑走の
 準備をする。これが11:10頃。


  さてこれからは快適な斜面を滑ります。しかし避難小屋
 下の登りに快適だった斜面はどういうわけか、私のスキー
 板は上手く滑ってくれなかった。

  沢の源頭部を横断し、箕輪山の山腹に入りこれを
 トラバースして、スキー場のAリフトの下から見て右手
 (南側)にある小さめの沢の上部に来る。
 この沢はリーダーがリフトを登りながら、滑った跡もある
 ようだし滑れそうだと見当をつけておいた沢だ。

  実際沢斜面に入ると雪質は良く、適度に急斜面で実に
 快適に滑れた。3日間の中で最も素晴らしい斜面だった。
 もちろん雪だるまになった人もいたが、皆さん楽しんだ
 ようだ。沢からスキー場に入ると、Aリフト乗り場の直ぐ上
 だった。  


  3日間の山スキー、締めくくりの記念写真です。


  3日間それぞれは余りきついコースはなかったとはいえ
 連続して登り、滑りすると結構疲れるものだ。
 半分飲み疲れかもしれないが。
 
  宿に帰り風呂に入り荷物を送る手続きをして、ゲレンデ
 組を待つ。ゲレンデ組の中でスキー講習に参加した人達
 は、今日はバッジテストを受けて、その合格者にはSAJの
 級認定、バッジ授与式がある。
 今回はかなりの人たちが、3級と2級に受かったようだ。
 残念ながらさすがに1級となると新しい合格者はいなかった。

  後はバス組みと自家用車組みに分かれて帰京する。