スキーの祭典 | 鬼川の日誌

スキーの祭典

  スキーの祭典、山スキー  14,2,28夜~3,3



  今年も祭典は猪苗代の宿です。ここは昨年も泊まり
 ましたので、みやぎ蔵王のトンデモ宿のようなことはない。
 山スキー組みはここを拠点に、3日間周辺の山を滑る。
 相変わらず山スキーは人気で、今回も18名と多い。
 初日は猫魔スキー場からのツアーです。


  18名と多いので、リーダーが初心者中心に面倒を見る
 ことにして、残り半分のベテラン組みを私が担当。  
 今年は猫魔スキー場の最高点まで上がり、まずは
 猫魔ヶ岳に登ることにした。終点から山への取り付きは
 かなり急な雪壁です。


  地図から右手に回り込んだほうが斜度が緩いと分かる
 ので、進入禁止のネットの奥からトラバース気味に登って
 いく。雪が締まっていて山腹のトラバースなのでスキー
 アイゼンを最初から装着。
 ベテランにトップを行ってもらう。案の定尾根に乗ると傾
 斜は緩くなる。最初のピークを越えて行く。


  猫魔ヶ岳には30分弱で着いた。10:10前頃。


  山頂反対側下にはアルツ磐梯スキー場が見える。
 今日ゲレンデ組みはここで滑っているはずだ。


  シールを着けたまま山頂から一つ手前のピークに戻る。
 猫石とこれから降る雄国沼が見える。


  ここで滑走の準備をして、雄国沼まで滑る。


  今日は曇ってはいるが展望がある。まずは猫魔スキー
 場の北側リフトがあるピーク(1349m)との鞍部目指して
 滑り降りる。樹林帯の中だ。ここからそのピークと隣の
 1285mとの鞍部にトラバース気味に移動する。昨年は
 北側のリフトから直接ここに歩いた。
 これから雄国沼対岸のビジターセンターに近い方を目指
 して、樹林帯を滑り降りる。ここは気持ちのいい斜面だ。
 雄国沼に着いたのが11:10頃。 


  昨年は雄国沼の湖面の上を移動できたが、今年は少し
 暖かく、氷も湖面と岸の間に亀裂があり、上に乗る気が
 しないのでぐるっと周りを歩く。それでも10分ほどで
 ビジターセンターに着いた。センターは開放されている
 ので中で30分ほど昼飯休憩。
 休んでいるうちに他のグループ数組が到着する。ここは
 人気のツアーコースのようだ。


  センターから昨年登ってしまい遠回りした左手の1236m
 ピークと雄国山との鞍部を目指して、手前の樹林帯を
 突っ切る。先に登っている人が見えた。 
 

  樹林帯には踏み跡もあり、締まっていてラッセルもない
 ので快適に登れ、20分弱で鞍部に着いた。


  鞍部から尾根をひとしきり登る。


  雄国沼をバックに順調な登りです。


  これも20分ほどで雄国山山頂です。これからはシール
 を取って滑走の準備をする。スノーシューで来ていた人に
 集合写真を撮ってもらいました。12:40頃。


  雄国山からは北東方向に尾根が伸び、1164mピークが
 正面になるが、その左の1102mピークとの鞍部に向かい
 滑り降りる。ここはこのツアーの中でも快適な斜面だ。
 かなり広い鞍部に降りシールを着け1102mに登る。
 13時過ぎ頃から。


  1102mピークに13:35頃には到着する。直ぐにシール
 を取る。ここからラビスパ裏磐梯まで滑る。ラビスパまで
 は直ぐで、バスを15時頃に予定しているので少し時間が
 早すぎ休憩とする。
 そのうちこれも10人近いスノーボードの集団が上がって
 来た。休んでいるとやはり寒くなるし、スノボ集団も出発
 したので私たちも早いけど滑り出す。


  尾根は北方向から北西へ回り込むように伸びている。
 沢山のスキー跡があるので、コースは明瞭。
 そしてラビスパの方から入ってくる沢地形の上に出て
 これを降る。ここが結構な急斜面となっていて、今回の
 ツアー最後の楽しみである。
 今年はザラメ気味の斜面だった。


  14時には沢を降り終える。


  少し降ればラビスパ裏磐梯(温泉施設)で、予定より
 1時間ほども早く着いた。
 ここで予約した宿のバスを待ち、宿に帰った。
 ゲレンデ組みよりも早めに帰れ、風呂に入り、早速飲み
 始める。飲み会に良い広間もある。
 風呂に入って一杯やるこの当たり前のことさえ出来ない
 先週の宿は本当にありえないと思う酷さだ。

  (続く)