みやぎ蔵王
みやぎ蔵王山スキー 14、2、21夜~23
一言で言うと遠刈田温泉、えぼしスキー場近くの
「たん○○」とかいう「とんでもない宿」に泊まらされた
お陰で、せっかくの山スキーの楽しみも台無しにされ
てしまったという気持ちが強くする。
詳しく書けば腹が立ってくるので羅列するが、まず
大型の団体を受容れるような宿では全然ない。
風呂の湯がまともに出ないのにはびっくり。私は入る
気がしなかった。部屋は狭いし、食事もろくでもなくて、
くつろぐ場所はない。
これだけでも酷いが、そもそもスキー用具を置く場
所もなく、乾燥室もない。大型バスで行ったので収納
場所がバスにあるから良かったようなものの、これが
なければ外に置くことになったかも知れず、とても考
えられない。
この辺りなら山宿に泊まったと思えば私は我慢する
することは出来るが、なにより最悪なのは宿のオヤジ
の応対である。到底サービス業をやっているとは思え
ない。
誰かがここはスキー宿ではないのかというと、「うちは
ペンションです」と居直る。そんなことは分かっている。
スキー客を受け入れる設備がないのなら、初めから
断わればいいものを、大型の団体に目が眩んだか。
実際受け付けの段階でまず金を払えといってきたらし
い。相当なゴウツクバリのようで、気分が悪い。
普通の宿なら帰りの荷物を宅急便で送る都合もあり、
スキーが終わって一旦宿に帰り風呂に入り、手続きを
するはずが、それさえ受け付けず、2日目の朝には宿
から追い出す始末である。往復宅急便の予定の人達が
困惑する事態となってしまった。
着いた途端にこれだからヒデェ宿にきてしまったと思う
が今更仕方がない。私だったらこんな応対の悪い宿は
最初からキャンセルするが、他に取れなかったとか、私
は知らないが何か事情があったのだろう。
それにしても選びうる最低の宿を選んだものだ。
これほどの宿は初めてだが、まあ応対の悪い宿に当
ることがないとはいえない。気分は悪いがこれで企画を、
山スキーを止めるわけにはいかない。
今回はスノーシュー組が宿の手配等担当の合同企画
で、山スキー組だけで26名もの大所帯。
山スキーリーダーは初心者とその面倒をみる人たちで
A班9人。山スキー経験者を2班に分け、私がB班9人、
もう一人がC班8人を担当した。
初日は刈田岳を目指す。
みやぎ蔵王すみかわスキー場リフト終点。天気は
良くない。板にシールを張り、刈田岳に向かう。
歩き出したのは11:10頃か。私たちB班から出発。
取り付きである大黒天まではキャタピラ車の通る広い
林道である。
林道は地図でも明瞭で、大黒天から尾根に取り付く。
もう少し上に行ってからのほうが楽だったようだ。
急な山腹から稜線に出ると、風の通り道らしく雪も飛ば
されてなく、カリカリに凍った登山道となる。
登山道らしきを辿っていくが雪原となっても、酷く硬い
ので、スキーアイゼンを装着する。とても風が強い。
これが12:20頃。
やがてかなり急な斜面となる。足元は凍っているだけ
ではなく風が作るデコボコで酷く悪い。これは降るのは
かなり厳しいなと思いながら、直ぐ上の山頂らしきに人
がいるのが見えるところまで来たので、山頂に行く積も
りで頑張る。B班は全員着いて来ている。
後一歩のところだったがかなり上がるのが悪いなと
思っているところでC班から、持って来た無線に、C班
とA班は急斜面の取り付き付近で撤退すると連絡が
入ってきた。ガスの中足下に見え隠れしている。
私もこれ以上は無理かと思いB班もここで撤退すると
皆に告げた。しかし急斜面の途中で、風も凄く撤退する
にも酷く厳しいところだったが、いい場所がなかった。
シールを剥がし、板を履くのも相当困難な場所だった。
ともかく少しでも平らな場所を見つけ、お互いに補助し
あいながら板を履き、横滑りで少しずつ降る。凍って
いるばかりでなく酷くデコボコなので、横滑りもなかなか
困難だが、まあ皆さん慎重に降りきった。
最悪板を担いで歩いて降れば、歩ける状態ではあった。
急斜面の取り付きの少し下から、降り右手の山腹が
柔らかな雪の斜面となっていたので、ここを滑り降りる。
樹氷も少しは見られ、風も遮られ快適な斜面だった。
樹氷のある斜面の途中、下の写真で13:25頃だった
から、スキーアイゼンを装着してから、急斜面を登り
撤退して降るまで、1時間と少ししか経ってなかったが、
かなり長く感じた。なにせ風が酷く厳しかったから。
これを少し降ると直ぐに林道に出る。
林道からまた林間に入って雪原を快適に降り、A,C班
と合流する。合流したところで少し休憩する。更に雪原を
降り、その後すみかわスキー場に出てこれを降る。
センターでバスを待ち、宿に帰る。
先に書いたように宿に帰れば普通はまずは風呂に入る。
ところが、3人くらいの風呂2つあるが、両方使うとお湯
すらまともに出ない。宿はただ出ないのだと居直る。
30人近くの男女がいて一体どうすればいい。あほらしく
て話にもならない。私は入らなかった。
旨くもないほとんどハンバーグだけの夕食の後、ここ
には泊まりきれず他に分散したスノーシュー組の仲間も
集合し、宿の食堂で持ち込みの酒で懇親会を開いた。
ゴウツク宿に持込を認めさせたのはせめてものうっぷん
晴らしか。こんな宿には余計な金は払いたくない。
今年は蔵王のモンスターが見事だと言われていただ
けに刈田岳手前で撤退し、樹氷群を見ることが出来な
かったのは残念である。しかし酷い風で斜面は凍りつき
とても厳しかったから止むを得ない。
さて2日目通常はスキー後風呂に入り、荷物を送るな
どするために宿に帰るのだが、因業オヤジがそれを受
け付けず、すべて撤収してバスに乗り込んだ。
目的の不忘山に登るため、白石スキー場に行く。
白石スキー場リフト最上部でシールを張り歩き始める。
9:40頃か。最初のうちは晴れ間も見られた。
緩やかだがかなり密な樹林帯を登っていく。スキー場
からしばらくはコンパスを使いトップで進む。進んでいる
うちに所々テープの目印があるのに気づいた。途中から
B班の中で先頭を交代する。こうしたところでどう進むか
も訓練になる。
30分ほどで樹林帯を抜けると、平原ともいえる広い緩
やかな斜面を登るようになる。
私たちの前にはトレースはなかった。
これは降りは快適だろうと思われる斜面だった。
歩き出して1時間弱ほどで休憩する。10:35頃から。
広々として気持ちのいい場所だ。
休憩後しばらく私たちB班がトップで歩いていたが、
トップを歩くのも訓練になるので、次ぎの樹林帯に入る
辺りでC班に交代する。
段々斜度が急になってくる。11時頃。
C班が頑張る。A班も後方から着いて来ている。
だんだん木がまばらになってくる。
11:15頃には樹林帯を抜け急な斜面に取り付く。
尾根らしくなってくる。
この辺から上は下がアイスバーンで上に5cmほどの
雪が載った斜面となる。踏み込むと雪は崩れアイス部
が出てきてとても滑る。転ぶ人も出てきてこの辺は皆
さん苦労していた。進路の確認もあるので、私はこの辺
りで先頭集団にいた。なるべくアイス部分の少ない斜面
を探し、後続に指示しながら登る。
頂稜部は狭い尾根となり左片側が切れ落ちている。
狭い稜に木が生えていて、スキー板では越えられない
ところを先頭3人で板を脱いでつぼ足で越えた辺りで、
目の前にピークが見えた。一旦そのピークまで、3人だ
けでも行くかと思ったのだが、上から別のグループが
そのピークからツボ足で降ってくるのが見え、そこは不
忘山の山頂ではなく、手前の不忘の碑辺りらしい。
山頂でもないなら無理することもないし、降り予定と決
めた時間にも近くなってきたので、ここで終了とした。
ここで後続の到着を待ち、シールを取り、滑走の準備
を整える。12時を過ぎた頃、リーダーと相談し、基本は
登ってきたコースを辿るということで私たちB班から降り
始める。
出だしはアイスバーンの斜面だったが、その後はふか
ふかに積もった雪の柔らかい気持ちのいい斜面となり、
快適に降る。
ここは皆さん気持ちのいい滑りを楽しんだようだ。
そうはいっても所々にトラップ(急に落ち込んだところや
大きなでこぼこ)があり、足を取られ転ぶ人もいる。
しかし雪まみれも楽しいものだ。
降るとなると滑るのが楽しく写真を撮ることを忘れる。
上の樹林帯を抜けて、次ぎの樹林帯に入る手前辺りで
少し遅れた人を待つので止まったのが、12:15を過ぎ
た頃だった。
この後はリフト直ぐ上の密な樹林帯で、傾斜は緩い。
雪も水分が多くなったのと、シールを剥がしたときに少し
糊が残っていたのか、私の板に団子が出来て滑れなく
なった。
仲間のワックスを借りて塗りなおすので皆から遅れた。
その後スキー跡を追跡して皆に追いついたところで、先
頭がどうやら登りの踏み跡を見失い、少し行き過ぎたら
しいと分かった。スキー場方面への降りはかなりな崖に
なっていた。
樹林帯を元に戻るのは、余程慎重にしないと難しい。
真下に白石スキー場の青っぽいセンターハウスが見え
る位置に来ていたので、戻る。
3~400mほど戻ると樹林の中に、登りの時の踏み跡を
見つけた。リフト終点はこれから直ぐだった。
スキーゲレンデをセンターハウスまで滑り降りると、
スノーシュー組が待っていた。
宿は追い出されているので、往復宅急便の予定の人
も荷物を送れない。しかし幸い東北道白石ICに入る前
にヤマト運輸の荷物の集配所があり、ここに荷を持ち込
んで送ることが出来た。まったく手間を取らせる。
つくづく酷い宿もあったものだと思う。
このみやぎ蔵王山スキーは天気がいまいちで、不忘山
の時間切れは仕方がないとしても、刈田岳からその上の
蔵王樹氷群を見ることが適わなかったし、残念な山スキ
ーとなってしまった。
なにより最低の宿のお陰で、みやぎ蔵王にはいい印象
がないことになる。こんな宿があったのでは遠刈田温泉
の評判を落とすことになるだろう。
一言で言うと遠刈田温泉、えぼしスキー場近くの
「たん○○」とかいう「とんでもない宿」に泊まらされた
お陰で、せっかくの山スキーの楽しみも台無しにされ
てしまったという気持ちが強くする。
詳しく書けば腹が立ってくるので羅列するが、まず
大型の団体を受容れるような宿では全然ない。
風呂の湯がまともに出ないのにはびっくり。私は入る
気がしなかった。部屋は狭いし、食事もろくでもなくて、
くつろぐ場所はない。
これだけでも酷いが、そもそもスキー用具を置く場
所もなく、乾燥室もない。大型バスで行ったので収納
場所がバスにあるから良かったようなものの、これが
なければ外に置くことになったかも知れず、とても考
えられない。
この辺りなら山宿に泊まったと思えば私は我慢する
することは出来るが、なにより最悪なのは宿のオヤジ
の応対である。到底サービス業をやっているとは思え
ない。
誰かがここはスキー宿ではないのかというと、「うちは
ペンションです」と居直る。そんなことは分かっている。
スキー客を受け入れる設備がないのなら、初めから
断わればいいものを、大型の団体に目が眩んだか。
実際受け付けの段階でまず金を払えといってきたらし
い。相当なゴウツクバリのようで、気分が悪い。
普通の宿なら帰りの荷物を宅急便で送る都合もあり、
スキーが終わって一旦宿に帰り風呂に入り、手続きを
するはずが、それさえ受け付けず、2日目の朝には宿
から追い出す始末である。往復宅急便の予定の人達が
困惑する事態となってしまった。
着いた途端にこれだからヒデェ宿にきてしまったと思う
が今更仕方がない。私だったらこんな応対の悪い宿は
最初からキャンセルするが、他に取れなかったとか、私
は知らないが何か事情があったのだろう。
それにしても選びうる最低の宿を選んだものだ。
これほどの宿は初めてだが、まあ応対の悪い宿に当
ることがないとはいえない。気分は悪いがこれで企画を、
山スキーを止めるわけにはいかない。
今回はスノーシュー組が宿の手配等担当の合同企画
で、山スキー組だけで26名もの大所帯。
山スキーリーダーは初心者とその面倒をみる人たちで
A班9人。山スキー経験者を2班に分け、私がB班9人、
もう一人がC班8人を担当した。
初日は刈田岳を目指す。
みやぎ蔵王すみかわスキー場リフト終点。天気は
良くない。板にシールを張り、刈田岳に向かう。
歩き出したのは11:10頃か。私たちB班から出発。
取り付きである大黒天まではキャタピラ車の通る広い
林道である。
林道は地図でも明瞭で、大黒天から尾根に取り付く。
もう少し上に行ってからのほうが楽だったようだ。
急な山腹から稜線に出ると、風の通り道らしく雪も飛ば
されてなく、カリカリに凍った登山道となる。
登山道らしきを辿っていくが雪原となっても、酷く硬い
ので、スキーアイゼンを装着する。とても風が強い。
これが12:20頃。
やがてかなり急な斜面となる。足元は凍っているだけ
ではなく風が作るデコボコで酷く悪い。これは降るのは
かなり厳しいなと思いながら、直ぐ上の山頂らしきに人
がいるのが見えるところまで来たので、山頂に行く積も
りで頑張る。B班は全員着いて来ている。
後一歩のところだったがかなり上がるのが悪いなと
思っているところでC班から、持って来た無線に、C班
とA班は急斜面の取り付き付近で撤退すると連絡が
入ってきた。ガスの中足下に見え隠れしている。
私もこれ以上は無理かと思いB班もここで撤退すると
皆に告げた。しかし急斜面の途中で、風も凄く撤退する
にも酷く厳しいところだったが、いい場所がなかった。
シールを剥がし、板を履くのも相当困難な場所だった。
ともかく少しでも平らな場所を見つけ、お互いに補助し
あいながら板を履き、横滑りで少しずつ降る。凍って
いるばかりでなく酷くデコボコなので、横滑りもなかなか
困難だが、まあ皆さん慎重に降りきった。
最悪板を担いで歩いて降れば、歩ける状態ではあった。
急斜面の取り付きの少し下から、降り右手の山腹が
柔らかな雪の斜面となっていたので、ここを滑り降りる。
樹氷も少しは見られ、風も遮られ快適な斜面だった。
樹氷のある斜面の途中、下の写真で13:25頃だった
から、スキーアイゼンを装着してから、急斜面を登り
撤退して降るまで、1時間と少ししか経ってなかったが、
かなり長く感じた。なにせ風が酷く厳しかったから。
これを少し降ると直ぐに林道に出る。
林道からまた林間に入って雪原を快適に降り、A,C班
と合流する。合流したところで少し休憩する。更に雪原を
降り、その後すみかわスキー場に出てこれを降る。
センターでバスを待ち、宿に帰る。
先に書いたように宿に帰れば普通はまずは風呂に入る。
ところが、3人くらいの風呂2つあるが、両方使うとお湯
すらまともに出ない。宿はただ出ないのだと居直る。
30人近くの男女がいて一体どうすればいい。あほらしく
て話にもならない。私は入らなかった。
旨くもないほとんどハンバーグだけの夕食の後、ここ
には泊まりきれず他に分散したスノーシュー組の仲間も
集合し、宿の食堂で持ち込みの酒で懇親会を開いた。
ゴウツク宿に持込を認めさせたのはせめてものうっぷん
晴らしか。こんな宿には余計な金は払いたくない。
今年は蔵王のモンスターが見事だと言われていただ
けに刈田岳手前で撤退し、樹氷群を見ることが出来な
かったのは残念である。しかし酷い風で斜面は凍りつき
とても厳しかったから止むを得ない。
さて2日目通常はスキー後風呂に入り、荷物を送るな
どするために宿に帰るのだが、因業オヤジがそれを受
け付けず、すべて撤収してバスに乗り込んだ。
目的の不忘山に登るため、白石スキー場に行く。
白石スキー場リフト最上部でシールを張り歩き始める。
9:40頃か。最初のうちは晴れ間も見られた。
緩やかだがかなり密な樹林帯を登っていく。スキー場
からしばらくはコンパスを使いトップで進む。進んでいる
うちに所々テープの目印があるのに気づいた。途中から
B班の中で先頭を交代する。こうしたところでどう進むか
も訓練になる。
30分ほどで樹林帯を抜けると、平原ともいえる広い緩
やかな斜面を登るようになる。
私たちの前にはトレースはなかった。
これは降りは快適だろうと思われる斜面だった。
歩き出して1時間弱ほどで休憩する。10:35頃から。
広々として気持ちのいい場所だ。
休憩後しばらく私たちB班がトップで歩いていたが、
トップを歩くのも訓練になるので、次ぎの樹林帯に入る
辺りでC班に交代する。
段々斜度が急になってくる。11時頃。
C班が頑張る。A班も後方から着いて来ている。
だんだん木がまばらになってくる。
11:15頃には樹林帯を抜け急な斜面に取り付く。
尾根らしくなってくる。
この辺から上は下がアイスバーンで上に5cmほどの
雪が載った斜面となる。踏み込むと雪は崩れアイス部
が出てきてとても滑る。転ぶ人も出てきてこの辺は皆
さん苦労していた。進路の確認もあるので、私はこの辺
りで先頭集団にいた。なるべくアイス部分の少ない斜面
を探し、後続に指示しながら登る。
頂稜部は狭い尾根となり左片側が切れ落ちている。
狭い稜に木が生えていて、スキー板では越えられない
ところを先頭3人で板を脱いでつぼ足で越えた辺りで、
目の前にピークが見えた。一旦そのピークまで、3人だ
けでも行くかと思ったのだが、上から別のグループが
そのピークからツボ足で降ってくるのが見え、そこは不
忘山の山頂ではなく、手前の不忘の碑辺りらしい。
山頂でもないなら無理することもないし、降り予定と決
めた時間にも近くなってきたので、ここで終了とした。
ここで後続の到着を待ち、シールを取り、滑走の準備
を整える。12時を過ぎた頃、リーダーと相談し、基本は
登ってきたコースを辿るということで私たちB班から降り
始める。
出だしはアイスバーンの斜面だったが、その後はふか
ふかに積もった雪の柔らかい気持ちのいい斜面となり、
快適に降る。
ここは皆さん気持ちのいい滑りを楽しんだようだ。
そうはいっても所々にトラップ(急に落ち込んだところや
大きなでこぼこ)があり、足を取られ転ぶ人もいる。
しかし雪まみれも楽しいものだ。
降るとなると滑るのが楽しく写真を撮ることを忘れる。
上の樹林帯を抜けて、次ぎの樹林帯に入る手前辺りで
少し遅れた人を待つので止まったのが、12:15を過ぎ
た頃だった。
この後はリフト直ぐ上の密な樹林帯で、傾斜は緩い。
雪も水分が多くなったのと、シールを剥がしたときに少し
糊が残っていたのか、私の板に団子が出来て滑れなく
なった。
仲間のワックスを借りて塗りなおすので皆から遅れた。
その後スキー跡を追跡して皆に追いついたところで、先
頭がどうやら登りの踏み跡を見失い、少し行き過ぎたら
しいと分かった。スキー場方面への降りはかなりな崖に
なっていた。
樹林帯を元に戻るのは、余程慎重にしないと難しい。
真下に白石スキー場の青っぽいセンターハウスが見え
る位置に来ていたので、戻る。
3~400mほど戻ると樹林の中に、登りの時の踏み跡を
見つけた。リフト終点はこれから直ぐだった。
スキーゲレンデをセンターハウスまで滑り降りると、
スノーシュー組が待っていた。
宿は追い出されているので、往復宅急便の予定の人
も荷物を送れない。しかし幸い東北道白石ICに入る前
にヤマト運輸の荷物の集配所があり、ここに荷を持ち込
んで送ることが出来た。まったく手間を取らせる。
つくづく酷い宿もあったものだと思う。
このみやぎ蔵王山スキーは天気がいまいちで、不忘山
の時間切れは仕方がないとしても、刈田岳からその上の
蔵王樹氷群を見ることが適わなかったし、残念な山スキ
ーとなってしまった。
なにより最低の宿のお陰で、みやぎ蔵王にはいい印象
がないことになる。こんな宿があったのでは遠刈田温泉
の評判を落とすことになるだろう。