丹沢の紅葉 | 鬼川の日誌

丹沢の紅葉

   早戸大滝見物敗退 13,11,12



  丹沢の紅葉を見に、早戸大滝と雷滝を目指して
 出かけることにした。昨年同じ頃に早戸大滝から
 丹沢三峰を廻ったことがあり、紅葉が素晴らしかった
 ので。あまり山を歩いてない人の訓練も兼ねて。

  朝9時過ぎ頃、魚止め森の家近くの本間橋付近の
 駐車余地場所に車を止めて歩き出す。
 このとき一台の車がもう少し先まで乗り入れていった。
 この車は魚止め橋手前の余地に止めてあった。
 これに乗っていたのはオヤジ2人で、後から遭遇
 することになる。

  予報ではまあまあのはずであったが、車を降りると
 霧雨状に降ってきた。しかし雲も切れているし歩き
 出す。イロハカエデが結構きれいに色付いている。

鬼川の山行日誌
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  今日は3人です。

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  昔のキャンプ場入り口付近のカエデがとてもいい
 オレンジ色に紅葉していた。ちょっとした色の付具合
 で様子が全然違うので、花と同じく紅葉も一番いい
 ときに巡り合うのはなかなか難しいものだ。また
 感じた色合いに写真に写すのも難しい。そんなこと
 が出来るようなカメラを持ってもいないし、沢に行く
 ことが多いので、濡れに弱いカメラは私には持って
 歩けない。防水や耐衝撃性が第一。

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  早戸川の本流に掛かる魚止め橋。堰堤を見て 
 林道をショートカットして登る。

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  最近崩れたばかりらしい岩が転がっている。かなり
 大きな岩が木に引っ掛かっている。

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  紅葉を愛でながら歩く。日の光に透かすときれい。

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  伝道に9:30頃。早戸大滝案内板がある。

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  道は落ち葉に埋もれてます。
 ウリハダカエデの葉が沢山あります。

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  登山道を登り少しで伝道沢を渡る。

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  渡った先から榛の木丸に沢沿いに登る道が
 トレイルランナーのための道として作られていたり、
 沢を渡ったところはピンクのテープがあちこちに
 あり、迷路のようだが大滝方面への案内がある。

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  これに従いロープの張られた斜面を登り登山道を
 進む。これからひとしきり登る。

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  尾根に出たところで先のオヤジ二人組みが休んで
 いた。私たちも温度調節で休む。
 この直ぐ先が造林小屋だった。10時頃。
 小屋の先でまた榛の木丸への道が分岐する。

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  この先の道沿いの紅葉はなかなかきれいです。

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  注意を要する桟道や路肩の崩壊部があります。

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  湿っているぼろい橋はそれなりに恐い。

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  ちょっとした岩場を登ると早戸川の渡渉点を
 見下ろす場所に出る。しかし見えるはずの丸太橋が
 見当たらない。よく見ると先行していたオヤジ組みの
 1人が左岸の岩に取り付いていた。(写真)
 と次ぎの瞬間そのオヤジは岩から転がり落ちて川
 にはまった。
 幸い水の深さがある程度あったらしく、オヤジは直ぐ
 立ち上がったのが見え、ほっとした。
 橋が流されて渡れないので、左岸を高巻きしようと
 していたらしい。私は思わず「落ちた!」と叫んだ。
 同行の2人はびっくりしただろう。
 下の写真は昨年同じところから見下ろしたもので
 橋がはっきり見える。

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  この写真には川の中にいるオヤジが写っている。

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  私たちもともかく渡渉点へ降る。紅葉がきれいだ。
 しかし急坂である。

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  やはり橋はない。入って渡るとすると腰くらいまで
 はありそうな深さだ。歩いて渡渉もあるかとスリッパ
 を用意はしてきたが寒いのでそんな気にはならない。
 下は昨年の丸太橋。これがあっても渡るのは恐い。

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  偵察のため私もオヤジの登っていた岩を登って
 みたが、反対側はまだ川の中だった。
 オヤジたちは下の写真の奥からもう一段高く巻いて
 いった。
 落ちたオヤジはずぶ濡れだろうに寒くないのかな?
 私も登ってみて、先に進めることは確認できた。
 が更にその先はどうなのか分からず、10mロープと
 確保用具は用意してきたが、2人を危ない目に
 合わせるわけにもいかないし、2人もその気もなさ
 そうなので、ここで諦め引き返すことにした。

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  少し休憩してまた登山道に登り返す。

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  これは同じところの昨年の写真です。
 紅葉も昨年のほうが鮮やかだった様です。

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  造林小屋まで戻ってまだ11:20頃。

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  次ぎの山行のために少し榛の木尾根を歩いてみる
 ことにして登る。急な痩せた尾根である。

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  登っていくと鹿柵に突き当たり、柵沿いに更に
 登っていく。

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  12時を過ぎた頃に幹に「伝」らしき文字と矢印の
 ある分岐に出た。多分伝道近くに降る道のようだ。
 ここで昼飯休憩とした。
 12時半頃からこの道を降る。

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  ジグザクに山腹を降り、階段降りとなる。
 道をワイヤロープが横切っているから、昔は材木を
 運び出していたのだろう。

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  この道はトレイルランナー向けの道らしい。

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  鹿柵を通り抜け更に降ると朝渡った伝道沢渡渉点
 に飛び出す。ここでいろんな道の確認をしておいた。
 13時ちょうど頃。 

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  伝道に戻る。ムラサキシキブがきれいな実を付け
 ていた。

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  道沿いや早戸川の紅葉。

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  最近崩落した岩を受け止めていた木の側の木は
 ウリハダカエデで真っ赤に紅葉していた。
 カエデの中でもその葉の色のグラデーションは微妙で
 私はとても気に入っている。

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  朝も写真に撮ったキャンプ場跡のイロハカエデの
 オレンジをもう一度写真に撮ってみた。

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  色はその先のカエデのほうが鮮やかかな。

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  駐車場に帰ると先ほどのオヤジたちも帰るところ
 だった。聞けば結局あの先は進めなかったらしい。
 もともと崖で普通には進めないから、わざわざ左岸
 から右岸に渡渉し、またその先で左岸に戻るルート
 となっているわけだ。私たちも無理せず良かった。
 まだ13:30を過ぎた頃である。

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  まだ少し時間も早いので、私も2人もまだ見てない
 宮ヶ瀬ダム本体を見にあいかわ公園に行ってみる。

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  公園からダムまで散歩する。

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  乗り物もあるようだ。

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  ダム湖です。

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  公園の一角にバラ園がありました。

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  早戸大滝や雷滝は見物できませんでしたが、1日
 それなりの紅葉と散歩を楽しみました。
 訓練になるほどは歩きませんでしたが。