小川谷廊下 | 鬼川の日誌

小川谷廊下

   小川谷廊下  13,7,13



  この3連休に予定のない人を募り、小川谷廊下に
 4人で行くことになった。連休初日で東名道が混む
 かも知れないので、集合を新松田とする。
 ところが西丹沢県民の森への仲ノ沢林道が、7~9月
 通行止めとなっていた。ここが通行止めになることは
 予測してなく、調べもしなかった。大失敗。
 仲ノ沢林道入り口近くの駐車可能な場所は既に一杯。
 探しながら玄倉林道を遡り結局ゲート前の駐車場しか
 停めるところはなかった。ここからだと宮ノ平橋まで
 ざっと3kmほどの歩きとなる。カンカン照りの舗装道
 歩きは辛い。8:40頃歩き出す。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  9:20頃宮ノ平橋手前で、沢に降りる踏み跡を
 見つけ沢に降る。
 河原はゴカイ沢が小川谷に合流するところだ。
 沢装備を着けているとき、一匹のヒルを見つけた。
 この辺にも広がっている、しかしこれだけだったが。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  入渓は10時頃。
 直ぐに仲ノ沢が滝を持って右岸から合流する。

鬼川の山行日誌

  その先がF1である。ここは右壁を越えられる。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  次が大岩のF2である。滝側は厳しく右手のつるつる
 の垂壁を登る。アブミが3本掛けてあるが、他に足場
 がないので、結構大変。水量が多いとアブミが水の中
 で、もっと大変なところだ。手前に見える倒木を立て
 掛けたりすればもっと楽だったかな。登れない人は
 引き上げる。こういうときには10m補助ロープが一番
 役に立つ。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  ともかくここを越えるとまた直ぐにF3が見える。
 ここは滝の左を登る。
 
鬼川の山行日誌

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  上から見ると相当につるつるの壁に見えるが、そう
 難しくはない。フリーが無理ならお助けロープ。

鬼川の山行日誌

  次は段々の滝F4でここは水流の中を登る。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  思いっきり飛沫を浴びてとても気持ちがいい。
 小川谷はこういった登りが沢山ある。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  次はF5。先行2人組みがロープを出し登っていた。
 滝側を登れないか探ったが難しい。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  私たちも2人組みの後に続き、左の壁を登る。
 ホールド豊富で問題ない。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  その上の小滝は右の滑りやすい岩を登る。
  
鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  どうということのない岩でもつるっとしているので、
 意外に一歩を出すのが難しい場合がある。
 失敗したらドボンするだけだが。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  F6かな。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  ここは滝を越えるには覚悟して頭から水を被るつもり
 で取り付かないと登れず、私は諦めたが、仲間の1人
 が挑戦。ずぶ濡れになり越えた。結構大変。

鬼川の山行日誌

  右手を巻けば簡単。これを越えて11時頃。
 ワナバ沢出合の上辺りで休憩。

鬼川の山行日誌

  その上の3m小滝は左から。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  次のゴルジュに滝が見えてくる。大きな釜を持った滝、
 F7になるのか。
  
鬼川の山行日誌

  これは難しそうで右壁から巻くことにする。
 先行の2人組みが休んでいた。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  この巻きは左岸に入る小さな沢を跨ぐ形になり、
 ちょっといやらしい。10mロープを固定する。

鬼川の山行日誌

  巻いて沢に降りると次の滝は、左からも登れそう
 だが、滝を潜って、右手から登った。F8?

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  次に見えてくるのが小川谷名物の大岩。

鬼川の山行日誌

  巨大なつるつるの岩。

鬼川の山行日誌

  今はロープが下がっておりこれを掴んで問題なく
 登れる。ロープがないと大岩と隣の岩の間を這いずり
 上がらなければならない。大岩の右手の滝は倒木が
 挟まっておりかなり困難そうだ。これをF8にする方が
 いいかも。

鬼川の山行日誌

  大岩を越えて先に進むとまたゴルジュに入る。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  これもまた気持ちのいい滝だった。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  ヤミツキになりそう、応えられませんね。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  次が核心の一つの滝です。F9か。
 通常は滝の右にぶら下がっているスリングを頼りに
 トラバース気味に登るのですが、これが結構厄介
 だった覚えがある。
 しかし滝に隠れて見えないが、滝の左が階段状で
 快適に登れるそうで、そちらに取り付いてみる。
 なるほど全く問題なく快適に登れた。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  もちろん結構立ってますが、お助けスリングで充分。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

鬼川の山行日誌

  この滝上に右岸から10mの滝で大コバ沢が合流
 しています。

  (Fナンバーは『関東周辺沢登り』を参考にしましたが、
   この大コバ沢の合流の後に核心のF9がある、直前
   にそれらしいのがないとかF8が良く分からないなど
   します。あくまで参考程度に考えてください。)
   
   
    ( 続く )