雄国山、西大巓山スキー
雄国沼・雄国山、西大巓山スキー 13,2,9~11
NBRスキーの祭典。
私はその山スキーグループに参加した。
初日9日天気が良くないので、猫魔岳は割愛し、
裏磐梯猫魔スキー場の山頂に向かって右手の
リフトから雄国沼、雄国山を越えてラビスパ
裏磐梯へ降るコースを行く。10:20頃。
リフトを降りて少し登り、後はかなり広々した
樹林の中を雄国沼目指して下っていく。
樹氷がとてもきれい。
10:30頃になると下に雄国沼が見えてくる。
雄国沼が近くなる。少し光が射しきれいだが、
全体に暗いので、写真にはよく写らない。
10:40過ぎに雄国沼。足元は沼。
雄国沼を渡る。10:45頃。広い。
11時前避難小屋に着く。
かなり大きな小屋で、昼飯休憩。
今日は大勢で18名。山スキーは人気です。
とはいえほぼいつも山スキーで見慣れた人達。
11:40頃からまた装備を着け歩き出す。
平坦地で転ぶと起き上がるのが容易ではない。
小屋から雄国山を直登せず、左から回り込む
ように登っていった。途中吹雪状態。
着いた山頂は隣の1236mピークだったが、
視界が効かない上コンパスが壊れていて、
付いていく だけだった私はてっきりここが
雄国山かと 思っていた。
雄国山なら来た尾根とは反対側に降るはずが
シールを外し滑り降りるのに急峻な斜面を感覚的
には戻るように巻いていった。ここはとても危ない
トラバース。私は少し落ちたが何とか這い上がれた。
トラバースして鞍部に出ると、右手に先ほどの
避難小屋が下に見え、ちょっと混乱した。
どうやら鞍部の先に見えるピークが雄国山らしい。
滑り降りたついでに、シールを付け直さず、その
まま階段歩行でスキーのエッジを効かせて登り
始めたので、付いていった。しかし70m以上の
標高差のかに歩きはとても草臥れた。
元気な人はいいが、私はほとんどへろへろに
なって着いた。確かにここが雄国山。展望台もある。
もう13:35を過ぎていた。
ここからは緩い起伏を幾つも超えていく。
風景はとても幻想的できれいです。
しかし全く特徴がないだだっ広い樹林帯で
コンパスだけが便りです。私はそれが壊れて、
くっついて行くだけの木偶の坊です。
ようやく次の1102mとの鞍部に着いたようで、
これは肩を巻かず、ピークを越していくことにした
らしくリ-ダーからシールを付ける指示が出る。
14:45頃。
そして広い山頂らしきでシールを外す。
15:25頃。この頃から少し晴れ間が覗いていた。
とても広くなだらかな山頂付近。15:45頃。
そしてラビスパ裏磐梯に降る急峻な沢を
滑り降りる。相当な深雪の急斜面になっており、
腰が引けて転び雪だるまになった人もいたようだ。
15:55頃。
道路に出たのが16:05頃。
ここから少しでラビスパ裏磐梯で、回送しておいた
車で宿に帰る。
今回は雄国山へのかに歩きで結構疲れた。
次の10日は本来は西吾妻山に登り、二十日平
へ降る本命のコースだったが、悪天で中止。
猪苗代スキー場でゲレンデスキーとなった。
11日この日も悪天。
しかしまたゲレンデでもつまらないので、グランデコ
スキー場から、西大巓への斜面を時間の許す限り
登り、滑り降りることにした。今日は帰京するので
あまり時間がない。帰る人、スキー検定を受ける人、
初日で草臥れた人達を除き参加は12名となる。
グランデコスキー場の一番上のリフトを降りると
H1580m程になる。ここでシールを付け目の前の
急斜面を登る。9:30頃から。
この所雪が降り続いているので、凄い積雪で、
先頭はラッセルが非常に大変。訓練の意味もあり、
交代しながら進む。
1時間ほども全くトレースのない密な樹林の
深い雪を交代しながらラッセルしていくと、上
からスノーシューで降ってくる2人の登山者がいた。
昨晩は西大巓の近くで夜を越したそうだ。
この後はスノーシューの踏み跡を辿ることになる。
しかしラッセルは楽になったものの、スノーシュー
は降りで、これを辿るととても急な登りとなる。
シールが効かず登るのに苦労する人もいた。
あまりに急なときは、自分でルートを作るのが
いいのだろうが、樹林がかなり密で、これも結構
難しい。
およそH1800mになるかという辺りで、シールに
不具合が出た人がいる。これを待っているうちに
ほぼ目処とした時間が近づいてきた。
そこでリーダーはここまでとして降ることにした。
凄く深い雪で、スキー板から下りるとかなり潜る。
足場を踏み固め、板からシールを取り、滑降の
準備をする。もう10:50頃。
11時を過ぎた辺りから、3人一組に班編制し
班毎に滑降を開始する。
相当な深雪で、樹林もとても密だから滑るのは
かなり難しい。一旦転倒すると、とりわけ木の
根元などに落ち込むと、ザックを担いでいること
もあり、起き上がるのが困難を極める。
どうしても人の助けがいるから、3人は離れない
ようにして降る。
それだけに転ばないことをまずは優先し滑る
ことになるので、ふわりふわりとジャンプターンを
決める人もいるが、私などはへっぴり腰もいい
所である。疲れるが、とても気持ちはいい。
それでも降るのは早い。私等の班は一度も
転ぶこともなく、30分掛からずにリフト終点上に
到着した。山からスキー場に下りるところが、
大きな段差になっており、これに気づかず、最後
に転ぶ名人もいた。多分愛嬌です。
この後はスキー場を出発点まで滑り降りる。
H1580mくらいからH1050mくらいまでだから、
ここはかなり滑降距離が長い。
猪苗代でスキーの祭典は私は初めてだが、
山スキーに行くにしては、宿から取り付きの
スキー場までが遠かった。とりわけ西吾妻山に
登るなら、グランデコに近い宿でないと出発が
遅くなる。二十日平を回り切れそうもない。
そしてなにより、例年祭典をやる2月の3連休
の頃は、とりわけ北の方になるほど、天気が
安定せず、山スキー向きではない。雪も今回
の西大巓ほどふかふかの深雪だと、ラッセルで
苦労して、やはり回り切れそうもない。
山スキーに行くなら、せめて2月の後半から
3月初めということになるのだろう。
グランデコを上がり、西大巓、西吾妻山を登り
二十日平を回るコースは、何年か前に一度挑戦
したことがある。そのときは、西吾妻山を過ぎて
二十日平へ辿る尾根を行く積もりが、メンバーの
何人かが先走りして、二十日平を辿る尾根を外し、
中ノ沢に滑り降りてしまい(またこれが滑るに
とてもいい斜面ではあったのだが)、やむを得ず、
皆中ノ沢に降り、沢筋を降る羽目になった。
当然沢筋は危ないところばかりでまともには
降れず、何度も板を担いで尾根に登り返し、相当
な時間を使って、ようやくスキー場に辿りついた
思い出がある。
今度はそのリベンジのつもりだったが、天気に
恵まれず実現できなかった。残念。
NBRスキーの祭典。
私はその山スキーグループに参加した。
初日9日天気が良くないので、猫魔岳は割愛し、
裏磐梯猫魔スキー場の山頂に向かって右手の
リフトから雄国沼、雄国山を越えてラビスパ
裏磐梯へ降るコースを行く。10:20頃。
リフトを降りて少し登り、後はかなり広々した
樹林の中を雄国沼目指して下っていく。
樹氷がとてもきれい。
10:30頃になると下に雄国沼が見えてくる。
雄国沼が近くなる。少し光が射しきれいだが、
全体に暗いので、写真にはよく写らない。
10:40過ぎに雄国沼。足元は沼。
雄国沼を渡る。10:45頃。広い。
11時前避難小屋に着く。
かなり大きな小屋で、昼飯休憩。
今日は大勢で18名。山スキーは人気です。
とはいえほぼいつも山スキーで見慣れた人達。
11:40頃からまた装備を着け歩き出す。
平坦地で転ぶと起き上がるのが容易ではない。
小屋から雄国山を直登せず、左から回り込む
ように登っていった。途中吹雪状態。
着いた山頂は隣の1236mピークだったが、
視界が効かない上コンパスが壊れていて、
付いていく だけだった私はてっきりここが
雄国山かと 思っていた。
雄国山なら来た尾根とは反対側に降るはずが
シールを外し滑り降りるのに急峻な斜面を感覚的
には戻るように巻いていった。ここはとても危ない
トラバース。私は少し落ちたが何とか這い上がれた。
トラバースして鞍部に出ると、右手に先ほどの
避難小屋が下に見え、ちょっと混乱した。
どうやら鞍部の先に見えるピークが雄国山らしい。
滑り降りたついでに、シールを付け直さず、その
まま階段歩行でスキーのエッジを効かせて登り
始めたので、付いていった。しかし70m以上の
標高差のかに歩きはとても草臥れた。
元気な人はいいが、私はほとんどへろへろに
なって着いた。確かにここが雄国山。展望台もある。
もう13:35を過ぎていた。
ここからは緩い起伏を幾つも超えていく。
風景はとても幻想的できれいです。
しかし全く特徴がないだだっ広い樹林帯で
コンパスだけが便りです。私はそれが壊れて、
くっついて行くだけの木偶の坊です。
ようやく次の1102mとの鞍部に着いたようで、
これは肩を巻かず、ピークを越していくことにした
らしくリ-ダーからシールを付ける指示が出る。
14:45頃。
そして広い山頂らしきでシールを外す。
15:25頃。この頃から少し晴れ間が覗いていた。
とても広くなだらかな山頂付近。15:45頃。
そしてラビスパ裏磐梯に降る急峻な沢を
滑り降りる。相当な深雪の急斜面になっており、
腰が引けて転び雪だるまになった人もいたようだ。
15:55頃。
道路に出たのが16:05頃。
ここから少しでラビスパ裏磐梯で、回送しておいた
車で宿に帰る。
今回は雄国山へのかに歩きで結構疲れた。
次の10日は本来は西吾妻山に登り、二十日平
へ降る本命のコースだったが、悪天で中止。
猪苗代スキー場でゲレンデスキーとなった。
11日この日も悪天。
しかしまたゲレンデでもつまらないので、グランデコ
スキー場から、西大巓への斜面を時間の許す限り
登り、滑り降りることにした。今日は帰京するので
あまり時間がない。帰る人、スキー検定を受ける人、
初日で草臥れた人達を除き参加は12名となる。
グランデコスキー場の一番上のリフトを降りると
H1580m程になる。ここでシールを付け目の前の
急斜面を登る。9:30頃から。
この所雪が降り続いているので、凄い積雪で、
先頭はラッセルが非常に大変。訓練の意味もあり、
交代しながら進む。
1時間ほども全くトレースのない密な樹林の
深い雪を交代しながらラッセルしていくと、上
からスノーシューで降ってくる2人の登山者がいた。
昨晩は西大巓の近くで夜を越したそうだ。
この後はスノーシューの踏み跡を辿ることになる。
しかしラッセルは楽になったものの、スノーシュー
は降りで、これを辿るととても急な登りとなる。
シールが効かず登るのに苦労する人もいた。
あまりに急なときは、自分でルートを作るのが
いいのだろうが、樹林がかなり密で、これも結構
難しい。
およそH1800mになるかという辺りで、シールに
不具合が出た人がいる。これを待っているうちに
ほぼ目処とした時間が近づいてきた。
そこでリーダーはここまでとして降ることにした。
凄く深い雪で、スキー板から下りるとかなり潜る。
足場を踏み固め、板からシールを取り、滑降の
準備をする。もう10:50頃。
11時を過ぎた辺りから、3人一組に班編制し
班毎に滑降を開始する。
相当な深雪で、樹林もとても密だから滑るのは
かなり難しい。一旦転倒すると、とりわけ木の
根元などに落ち込むと、ザックを担いでいること
もあり、起き上がるのが困難を極める。
どうしても人の助けがいるから、3人は離れない
ようにして降る。
それだけに転ばないことをまずは優先し滑る
ことになるので、ふわりふわりとジャンプターンを
決める人もいるが、私などはへっぴり腰もいい
所である。疲れるが、とても気持ちはいい。
それでも降るのは早い。私等の班は一度も
転ぶこともなく、30分掛からずにリフト終点上に
到着した。山からスキー場に下りるところが、
大きな段差になっており、これに気づかず、最後
に転ぶ名人もいた。多分愛嬌です。
この後はスキー場を出発点まで滑り降りる。
H1580mくらいからH1050mくらいまでだから、
ここはかなり滑降距離が長い。
猪苗代でスキーの祭典は私は初めてだが、
山スキーに行くにしては、宿から取り付きの
スキー場までが遠かった。とりわけ西吾妻山に
登るなら、グランデコに近い宿でないと出発が
遅くなる。二十日平を回り切れそうもない。
そしてなにより、例年祭典をやる2月の3連休
の頃は、とりわけ北の方になるほど、天気が
安定せず、山スキー向きではない。雪も今回
の西大巓ほどふかふかの深雪だと、ラッセルで
苦労して、やはり回り切れそうもない。
山スキーに行くなら、せめて2月の後半から
3月初めということになるのだろう。
グランデコを上がり、西大巓、西吾妻山を登り
二十日平を回るコースは、何年か前に一度挑戦
したことがある。そのときは、西吾妻山を過ぎて
二十日平へ辿る尾根を行く積もりが、メンバーの
何人かが先走りして、二十日平を辿る尾根を外し、
中ノ沢に滑り降りてしまい(またこれが滑るに
とてもいい斜面ではあったのだが)、やむを得ず、
皆中ノ沢に降り、沢筋を降る羽目になった。
当然沢筋は危ないところばかりでまともには
降れず、何度も板を担いで尾根に登り返し、相当
な時間を使って、ようやくスキー場に辿りついた
思い出がある。
今度はそのリベンジのつもりだったが、天気に
恵まれず実現できなかった。残念。