富士パラ、車山スキー | 鬼川の日誌

富士パラ、車山スキー

   富士見パノラマと車山スキー 13,2,2・3



  スキーをやる人は数多いが、テレマークスキーと
 なると、やる人は少ない。そこでテレマーク仲間が
 集まらないと、なかなかアルペンスキーヤーと一緒に
 滑るのも難しいらしく、スキーのチャンスも少ないこと
 になるらしい。今回たまたま仲間内で、お互いが
 テレマークスキーをやることが分かった二人が一緒
 に滑りたいという話になった。私ともう一人のアルペン
 スキーヤーが同行する。

  朝発でまずは高速道路から近い、富士見パノラマ
 スキー場で滑り、次の日車山スキー場に行くことに
 した。中央道は崩落事故後笹子トンネルは下り線を
 使った一方通行となっているので、混雑が心配だった。
  
  案の定笹子トンネルは6kmの渋滞で、通過に
 1時間近く掛かったが、まあいいほうでしょう。
 それでも結局滑り始めたのは12時を過ぎていた。
 今日は曇りであまりいい天気ではない。
  
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  まずは正面の初級者用ゲレンデで滑る。
 テレマークスキーヤーと滑ることはそうないので、
 見ていると、二人は実に優雅に滑っている。
 ターンの内足のカカトを上げ、膝を曲げて滑る
 ので結構負荷がありそうだ。内足を使うという点
 では今のカービングスキーの滑りに共通する
 ものがありそうだ。
 テレマークスキーヤーでも、アルペンスキー
 に負けず劣らずかっ飛ばす人も当然いるし、
 山スキーでは機動力を発揮するそうだ。  

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  初級ゲレンデを何本か滑り、富士パラのメイン
 である、3kmダウンヒルの山頂にゴンドラで登る。
 このゴンドラ山頂から、入笠山の方に歩いて
 行けるので、この雪山散歩も人気がある。
 以前山スキーのシール歩行の練習で行ったこと
 がある。しかし入笠山からの降りは滑り降りるのに
 いい斜面がなく、また登り返しなのでここはスノー
 シュートレッキングなどの方が楽しめると思う。

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  正面八ヶ岳は雲に隠れている。

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  3kmダウンヒルは上部1/3ほど(ハートマーク
 ゲレンデの左右。)で一番下まで降りなくてもリフト
 を2回乗り継いで山頂に上がれるようになっている。
 テレマーク組はゆったりと降りながらテレマーク姿勢
 練習をやっているので、アルペン組みは二人と別れ
 滑る。このスキー場は3kmダウンヒルが売りである
 から、それなりにスピードに乗って滑りたい。
 二人とは
時間を決めて合流することにした。


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  少し降ると富士山が見える。
 下の方が晴れてきているようだ。
 ハートマークの下に急斜面がある。テレマークの
 お二人は結局、ハートマークを往復する時間もなく
 この急斜面を降った。アルペン組はハートマークを
 リフトで登り返し3kmダウンヒルを一度降って、
 ゴンドラで登り返して、降る途中でお二人に出会った。
  
  がつがつ滑るアルペン組と優雅に滑るテレマーク
 組とではペースが合いませんね。
まあ最初から
 そのつもりです。

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  富士パラではインストラクターによる講習会も
 ゲレンデのあちこちでやられていて、中でも
 コブの滑り方(初級者)の講習は参考になった。
 一度講習の空きに滑り降りてみたが、とにかく
 降りることが出来た。私には有効そうだ。

  3日は雲ひとつない快晴。
 車山スキー場に行く。上の駐車場は既に一杯。
 天気もいいし、相当来ているようだ。 
 障碍者の人たちのスキーの団体も来ていた。
 車椅子の下の一本の板で滑る。両手に補助
 小さいスキーが着いたストックでバランスを取り
 ながら。競技に出るような人たちは並のスキーヤー
 などとても及ばない。
 
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  日曜日だし大勢の人たちでごった返している。

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  正面メインのリフトで上に上がると奥に浅間山。
 今は噴煙は上がっていない。私たちも火山活動
 レベル1のときに、山頂に登った。それ以外は
 火山性ガスが怖くて登れない。また雪の着い
 いる頃にも、避難小屋の辺りまで登ったが、この
 山は独立峰で、とても風が強く寒い。

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  目の前は八ヶ岳である。すっきり全貌が見える。
 10日ほど前に横岳から硫黄岳を縦走したばかり。

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  抜けるような青空。

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  八ヶ岳の向こうに富士山。その右手が南アルプス。

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  逆光ですが、素晴らしい展望。

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  車山山頂の一段下リフトに乗ってしまった。
 スポーツマンコースには行かず、巻き道を降る。

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  この辺からの八ヶ岳も見ごたえがある。

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  最高の天気なのでとにかく一度は山頂に登って
 見ることにする。
 山頂リフトを降りて、目の上のドームまで、板を
 外して
登る。5分と掛からず直ぐだ。

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  富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山。
 そして北アルプス。反対側は八ヶ岳。文字通りの
 360度の展望である。トレッキングで来ている
 人たちも展望を堪能していた。

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  御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの山々。
 穂高岳、大キレット、槍ヶ岳といったところは
 直ぐに分かるが、それより北の峰々はきちんと
 山座同定しないと分からない。
 また手前の美ヶ原でだいぶ遮られているようだ。
 そのぎりぎりのところが鹿島槍ヶ岳のようだ。

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  蓼科山が一番近い。

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  少し引っ張ってみる。御嶽山は堂々たるもの。
 乗鞍岳も大きい。次は焼岳か。穂高岳、大キレット、
 槍ヶ岳やはり北アルプスのメインだ。

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  大展望に見惚れる。

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  記念写真です。

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  富士山、鳳凰三山、南アルプス。
 この位置からだと、甲斐駒ヶが一番手前に
 なるようだ。そういえば甲斐駒に鋸岳らしきが
 続いている。
  その奥が北岳になる。右手は仙丈ケ岳か。
 ここから見るととても大きい。

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  山名方位盤もある。

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  この後テレマーク組とアルペン組でそれぞれに
 練習しながら滑る。アルペン組は車山名物の
 38度の斜面スポーツマンコースやビーナスコース
 なども滑る。しかししばらく雨が降ってなく、斜面が
 アイスバーン気味なので、急斜面のコブには
 今回は入らなかった。

  私は14時を過ぎて、日が傾き始めた頃、もう一度
 山頂に上がってみた。
 今度は八ヶ岳側が順光である。

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  美ヶ原の向こうに頚城山塊らしきが見えた。

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  浅間山は真っ白にはなっていない。

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  スキーも楽しく滑れたし、素晴らしい展望にも
 出会えたし、いい二日間だった。
 ちょっと帰りの車の運転が疲れたかな。
 土日計画の場合、どうしてもある程度の渋滞は
 覚悟しなければならず、下手に大回りしても
 その時間と、燃料費を考慮すれば、反って草臥れる
 ばかりである。