八ヶ岳 | 鬼川の日誌

八ヶ岳

   八ヶ岳、横岳・硫黄岳縦走  13,1,19・20



  11月半ばで西穂高岳は大雪、強風の厳しい
 冬山で、独標までも行けず敗退。その後はスキー
 モードに突入し、歩いたのは丹沢表尾根から
 塔ノ岳、そしてこれまた暖かい三浦アルプスだけ
 だから、厳しい 
冬山はそれ以来である。
 幸い今回は天気はいいようだ。

  美濃戸口に集合し、赤岳鉱泉まで各自の
 ペースで進む。11:20頃から。

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  美濃戸に着くと小屋の前にカモシカがいた。
 このカモシカは前足を傷めているらしく、餌が
 充分でないのか、人里に降りてきた様だった。
 この冬を越せるだろうか?

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  12:10頃、駐車場から阿弥陀岳が見える。

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  さらに1時間で堰堤の手前の広場。13:10頃。

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  堰堤広場から30分ほど歩くと、ようやく大同心
 の岩峰が見えてくる。白くなってない。歩いている
 ところはいつもと変わらないかむしろ多いから、
 雪が少ないのではなく風が強いのかと思う。


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  14時、横岳の山頂がちょうど雲で隠れている。

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  14:10赤岳鉱泉に到着する。
 アイスキャンディーと大同心の岩峰
 
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  雲が飛び横岳の全貌が見える。

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  私はアイスクライミングはやらないが、今取り付
 いている人はかなり苦しそうですね。

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  赤岳鉱泉で部屋を割り当てられ、各自の居場所
 を決めてから、部屋のコタツで宴会です。宿からの
 指し入れもありました。
 明日の班編成も決まりました。今回は10名で、
 リーダーの班(4)、私の班(3)、N氏の班(3)です。

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  20日朝飯を食べ、装備を着け外に出る
 歩き始めたのが7:20頃か。

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  中山峠を目指す。樹林帯で風が無いので着込ん
 でいるとうっすら汗ばむくらいである。

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  大同心、小同心を見上げる。

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  行者小屋、地蔵尾根分岐から、朝日を浴びた
 阿弥陀岳がまぶしい。赤くはならず残念。
 しかしすごくきれいでした。8:00頃。
 稜線は強風のようで、雪が舞っている。

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  赤岳は山体全体がバリバリに凍り付いている
 といった感じである。背後から光を受けて墨絵の
 ようで迫力です。
 

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  地蔵尾根を登る。  

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  30分近く登ると背後に阿弥陀岳。
 阿弥陀北稜がきれいに影を作っている。

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  8:40頃樹林帯が終わり、梯子が出てくる。
 横岳の岩峰が頭の上にある。

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  9時前頃の梯子。この辺は昨年の正月に降った
 時より、はるかに雪が少ないように感じる。
 あの時は一帯が真っ白だったと思う。吹雪だったし。

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  大分高く上がってきた。遅れているメンバーが
 いるので、途中で待とうとしたが、樹林帯後は風が
 強くて、風を除けて待つようないい場所がない。

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  風除けの場所を探しながら進み、結局稜線に出て
 反対側の岩陰が少しましなのでここで後続を待つ。
 9:20頃。5分ほどで後続が到着。
 ここから、各班毎にロープを結びコンテで進むこと
 にする。しかし皆はコンテで登ることに慣れてない
 ここは訓練である。

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  奥が横岳山頂(奥の院)、10:15頃。
 

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                   (N氏)

  途中から私たちの班3人が先頭になり進む。
 問題の鎖場、足下はバリバリに凍っているが、鎖
 しっかり掴めるので、そう問題ない。それよりも
 左下が切れ落ちたトラバースの雪道の方が問題。
 まあ初心者ではないのでそのまま進む。
 岩峰を巻き、トラバースする後続班を見下ろす。
 この辺ではもっと写真を撮りたいところがあったが、
 カメラが言うことを聞かなかった。下の写真も
 何とか撮れたもの。

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  赤岳や富士山が素晴らしかった。後続班。

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                   (N氏写す)

  私たちが先頭で皆も11時頃には山頂に到着する。
 山頂写真だけは撮れた。下は後続のN氏が写す。

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  山頂から下るところは雪がしっかりついた狭い
 降りの雪稜である。その下に梯子がありアイゼン
 団子などが出来たりするとちょっといやらしい。
 慎重にここを降り、硫黄岳に進むがいよいよ風が
 強い。時々風姿勢を取らないと転がされそうに
 なるときがある。 一方から吹き付けるので顔の
 露出部が痛い。

  降って硫黄岳山荘の影で風を除けながら少し
 休憩する。ここはほっとするところだ。
 
  ここから硫黄岳への登りであるがいつもながら
 一番疲労しているころで、風も吹きぬけとても
 きつい。だだっ広い斜面ということもあるのか。
 
  硫黄岳山頂近くからの八ヶ岳の主峰群。残念
 ながら逆光。これが12:20頃。

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  周りの景色。富士見パノラマスキー場が見える。

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  硫黄岳山頂から強風に吹かれながら降り、赤岳
 鉱泉への降り斜面に入りこむと風が無くなる。 
 風が吹き付けなければ天気はいいので暖かい。
 縦走してきた道を振り返る。12:40前頃。


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  降りの樹林帯で大同心、小同心が見えるところ。
 13:10頃。
 

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  これから10分ほどで大同心沢。ここからの
 大同心も素晴らしいが、やはり雪が余り付いて
 いので、昨年とは大分趣が違う。


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  私たちが赤岳鉱泉に着き、帰り支度をしていると
 N氏の班が降って来たので、記念写真。
 13:30頃。リーダー班も少し遅れて到着。

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  帰り道、大同心に月が掛かっていました。
 14:00頃。
 

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  14:10頃、大同心ともお別れです。

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  美濃戸口に16時頃に着いたから、結構な速さ
 でした。今日の行動時間は9時間弱ですが、
 なかなか きつかった。
 今回の冬山は企画どおりに無事完遂しました
 バスで茅野駅、駅でおいしい立ち食い蕎麦を食べ
 あずさで帰京。