勘七ノ沢 | 鬼川の日誌

勘七ノ沢

   丹沢勘七ノ沢 12,10,20



  勘七ノ沢は登攀的要素が強い滝が続き、楽し
 める沢である。ほぼ毎年一回は通っている。
 最近丹沢の夏はヒルに占領されている感じでも
 り、今年はまだ行きそびれていた。そこにまだ
 この沢に行ったことがないという人がいて、それ
 では是非 一緒に行きましょうということになった。
 他にも誰か行きませんかと 声を掛けると5名
 なった。
 
  渋沢からタクシーで県民の森ゲート前まで。
 かなりの車が駐車していて、丹沢の人気は高い。
 
ここから10分ほど歩いて二俣である。

鬼川の山行日誌
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  いつものようにここで沢装備を整え10時少し前に
 入渓する。ちょっと遅い。すぐに堰堤が見える。

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  堰堤を越える。

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  入渓して10分ほどでF1先客がいる。

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  先客に続き私が登り、ロープをセットする。
 途中ピンがあるのでお助けスリングをセットしておく。
 ここはこれを全く使わないとすると少し難しい。
 皆はフリクションノットで登ってくる。初めての人は
 引き上げる。
 
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  F2はすぐ上にある。  

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 結構高さはあり壁が立っている。しかしホールド
 豊富で階段状。易しいが岩が脆く尖っているので、
 落ちる
大怪我をする。
 それで一応ロープはセット する。


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  ロープをセットし、フリクションノットなどで4人が
 登るとやはりそれなりの時間が掛かる。
 ここで早くも11時近くになった。
 F2の上は大きな堰堤である。これは右から巻く。

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  次はF3である。11:15頃。
 ここは滝壺の右をヘツリ、右正面の岩を男二人は
 ってしまったのだが、後続が水に落ちたくないと
 いう ので、左の崖に支点があるのでロープをを
 セットして 登ってもらうことになった。
 しかし
3人がロープをどう使って登るかなどで意思
 統一出来てなく、 もた ついたた 大幅に時間が
 掛かった。
 上でしっかりした支点でビレイでき、ロープの長さに
 余裕がある場合(人数が3人くらいまで)は、下手に
 フリクションノット登るよりは、連続で引き上げる方
 が早い場合がある。
 しかし連続で登る場合、下の人が落ちたとき、上が
 引きずられないように、ロープの結束の仕方を工夫
 する必要がある。(「ヘソ出し」とかいう。)
 ここは滝壺に飛び込んでも腰程度で大したことは
 なかったし、寒いということはなかったのだが。
 ちょっと失敗したかな。
 

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  F3を越え、F4が遠く見えるときで11:50頃と
 なった。


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  F4二段の滝。

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  一段目は簡単で、二段目は崖をヘツリ、滝右横の
 チムニーを登る。

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  このチムニーはいつも濡れているので滑り易い。
 
抜け口は少し注意がいる。ここで12時を過ぎた。

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  この先に堰堤が続く。

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  この大きな堰堤は左から。

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  最後5つ目の堰堤には巻き道が右に付いている。

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  F5が見えてきた。12:50頃。

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  いつもながらなかなかの迫力です。

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  皆が着いて軽く食べ滝に取り付く。ここはハーケン
  打たれているので、ビレイしてもらいランニングを
 取りながら登る。3級上程度で難しくはないが、滝横
 でもちろん濡れており足を滑らせないことに集中す

  滝上にはしっかりした支点がある。ロープをセットし
 登ってもらう。

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  引き上げではあるが、ロープに余裕があるので、
 「ヘソ出し」でロープを結び、3人は連続して登って
 もらう。


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  最後の一人はもう一度ロープを降ろして登る

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  皆が上がってロープをしまい終わったのは
 
13:30近くなっていた。まだ2時間は掛かりそうと思う。

   続く