大山川 | 鬼川の日誌

大山川

   大山川アイゼントレーニング 12,10,14



  これからの雪山に備え、アイゼンを履いた岩登りの
 訓練ということで、丹沢大山の大山川に行きました。
 ここはほとんど水がなく沢登りではありますが、中身
  岩登りす。
 大勢の参加があり結構人気のある例会の様です。
 ロープワークの訓練も兼ねて、3人(2人)のパーティー
 を編制し、それぞれのトップにリードしてもらい登る
 ことにしました。

  私の班は3人で、しかも全体のトップを行くことに
 なりましたし、私も久しぶりのアイゼン岩登りですから
 慎重に登りました。しかもここはF1に当たる二重滝
 がいきなりの核心です。

  そんなわけでほとんど写真ませんでした。
 また大勢のためF5までとして、ここから降りました。
 大山川を遡行する場合、もう一つの核心がF7です。
 参考のために10年夏に行ったときに仲間が写した
 写真をベースに、F7までの記録を載せます。
 今回の写真は(12,10,14)と記載します。

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  二重滝です。流れの左を登ります。

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  10年夏は沢靴です。

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  以下の3枚は今回の数少ない写真です。
 F1を私がトップで登り、支点を立ち木に取り、セカンド
 が登っているところです。赤いロープは、お助け用の
 固定ロープです。これは岩で取りました。
 この状態では写真はあまり撮れません。

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                         (12,10,14)

  F2です。1段目は左の流れを登りますが、あまり
 手がかりがないので、アイゼンの爪が効きます。
 10年夏沢靴では滑ります

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  今回も同じように肩がらみで確保。

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  上段、こちらも苔がついているので滑る。

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  今回の2番目のパーティー。F2の上から。

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                      (12,10,14)

  F3です。もう全く水は伏流しています。

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  F4です。倒木の上を渡る(跨げば渡れそうですが)
 のは特に沢靴では滑ります。

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  それで倒木の右下を登りますが、ここは抉れて
 いる上、流れに磨かれ手がかりがなくかなり難しい。
 ハーケンが打たれてますので、これにスリングを
 掛け、A0で登りました。
  今回アイゼンを履いているとさらに難しく、やっと
 登りセカンはほとんど引き上げです。
 後続のパーティーも難儀が予想されるので、後続
 のトップを引き上げてから、先に行くことにしました。
 ここで各組とも大分時間が掛かったでしょう。

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  F4の上に小滝が続きます。

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  ここはF6です。今回はこれ登らず、F5を全員が
 登ったところ(この写真撮ったところ)から、懸垂で
 降りました。(F5は降りの写真があります。)
 以後は10年夏の遡行の記録です。

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  F6は高さはあるが、ホールド豊富で難しくはない。

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  F6の上で二俣になり、右に入ります。

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  いくつか小滝を越えていく。

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  これがF7トイ状滝です。
 いつも苔むしていてぬるぬるで手掛かりがありません。
 ここはアイゼンを履いている方が登り易いかも。

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  10年には左の崖を登り、トラバースして(ここが
 怖かったが)沢に降り、ロープを降ろしました。
 しかし仲間がこの滝を登れずここで諦め、私は
 懸垂で降り撤退することにしました。

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  下の写真がF5です。懸垂で降りです。F6のすぐ下、
 ほぼ連続した滝です。上は平で、大きな岩はありますが
 懸垂支点は崖の頼りない木に取るしかありません。

 登りは倒木の下を登れば易しいし、滝の中も登れます。
 今回も同じように降りました。

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  今回この下の小滝付近でウリ坊が死んでいました。
 鹿の死骸は良く見かけるが。

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                       (12,10,14)

  F4です。懸垂支点あります。

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  F3の懸垂下降。立ち木に支点を取りますが、
 ロープが30m以上ないと下に届かない。

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  F2です。

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  F1の上から。 

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  F1の懸垂下降。水の掛かる所は苔むしていて
 とても滑ります。

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  今回降りはアイゼンを取り、登山靴で降りました
 のでほぼ様子は同じです。
 しかしはるかに大勢でしたので、ここの懸垂下降に
 かなり時間が掛かりました。

  西穂高のような岩と雪がミックスしたところに行く
 にはアイゼンを履いた岩登りの訓練が欠かせません。
 11月の西穂高山行には大勢参加しそうです。