小坂志川上流 | 鬼川の日誌

小坂志川上流

   小坂志川上流 12,9,9



  天気がよくなったので、軽い沢歩きで武蔵五日市の
 小坂志川上流に行くことにした。
 9時前に五日市の駅に着いたのだが、国体の自転車
 競技とかで、駅前の道路が通行止めで、タクシーも
 動かない。

  30分弱待たされてようやくタクシーに乗る。笹平
 まで結構ある。林道歩き1時間を省略するつもりで
 タクシーを使ったのだが、林道に入ってすぐに通行
 止めのロープが渡してあり、タクシーはそれ以上は
 入らない。市道山の分岐手前だったから、500m
 ほどしか入ってない。ここで駅から¥4000だった。
 結局ここから、小坂志川沿いに歩く。

  下の小坂志川を単独で歩いている人がいるが、
 この辺りは浅い河原歩きといった感じ。
 3~40分歩かされてようやく先にゲートのある赤い
 橋にたどり着いた。10:30を過ぎていて、準備して
 沢に降りたら11時になっていた。

鬼川の山行日誌

  ここは『ウォーターウォーキング』とかいう本でも
 紹介されているように、大きな滝のない軽い沢歩き
 ができる。小さな沢で箱庭のようですが、雰囲気は
 なかなかいいです。沢の標高も4~900m付近と
 低いが遡行距離はそれなりにある。

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  きれいな段々状ナメをジャブジャブ歩きます。

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  先に小さな滝が見えてきます。それなりの釜を
 持っていて、真夏は入りたいところでしょう。  

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  浅いところを探して滝に取り付けば、簡単に登れ
 ます。11:15頃。

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  滝のすぐ上で右岸から流入するのが、地形図430m
 に出ている沢(写真なし)で、もう少し進むと左岸から
 キットウ谷沢が入ります。11:20過ぎ。
 
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  2mほどの小滝。どこでも登れる。  

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  この先で狭いゴルジュになる。11:35頃。

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  ゴルジュ内の小滝で子蛇が逃げ惑っていた。
 この先の適当な場所で昼飯。

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  水がきれいです。12:05頃。
 狭いゴルジュで、ツッパリで十分行けますが、入っても
 問題ない。

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  ここの特徴は小さな滝でも釜や淵がわりと深いこと
 です。これだけ掘れているということは、大水量に
 なることもあるのでしょう。12:15頃。 

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  ここも入れば足が届かず泳ぐようになるでしょう。
 漬かりたくなるような時の方が楽しめるかな?
 しかし山の標高が低いから、下山が暑いでしょう。

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  2mの釜を持った小滝。今日は全身漬かりたくは
 ないので、浅い右を足場を探しながら滝に取り付く。

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  しかし側壁が被っているので、ヘツルのが難しく
 バランスを崩すと釜に飛び込む。12:20頃。

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  チョックストーン。12:30頃。

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  610m付近で、二俣が続き、右、右に進むが
 先の二俣を右にとると沢は今までの南西方向から
 北西方向へ大きく向きを変える。沢が笹尾根から
 張り出したわりと大き目の尾根を巻くわけである。
 12:55頃。

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  右を進むと6m滝が出てくる。この沢で一番の滝。

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  流れの中を登れる。難しくはない。13:20頃。

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  すぐ上に緩い6m滝。階段です。

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  ゴルジュの小滝。

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  3mほどの小滝は苔で滑りそうでせっかく持って
 来て、まだ使ってないロープを出す。13:35頃。

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  後は沢を詰めていくだけであるが、かなり歩く。
 沢が急斜面になる頃、左手の沢状凹部の上に稜線
 が見えるので、これを詰める。連行山から少し
 降った登山道の鞍部に出た。14:30頃だったか?

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  登山道で沢装備を解きながら休憩する。 
 15時頃から連行山に登る。

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  5分で連行山、山頂。沢中で前後しながら歩いて
 いた二人連れが休んでいた。二人はもっと奥まで
 詰めてきたようだ。

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  山頂では記念写真を撮っただけで、時間も遅いので
 すぐに万六ノ尾根を降る。これは歩きやすい尾根です。
 1時間半以上掛かったか16:40頃に柏木野バス停
 に着いたが直前にバスが出ていて、次は1時間以上
 来ない。

  見るとバス停の近くにお食事処の看板がある。
 どうせ打ち上げをやる予定だから、バス待ち一時間を
 ここで過ごすことにする。

  入ると小さな一室に入れてくれクーラーも入れて
 くれた。お陰でここで汗まみれの服を着替えることも
 出来た。お酒もおいしくちょっと余計に頼んでしまった。

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  バスの時間はもう18時に近く、明かりが点灯さ
 れる頃になっていた。これから武蔵五日市駅に
 行ったが、バスだと大分掛かる。そんなこんなで
 家に帰りついたのは随分遅くなった。

  それにしても山渓から立派な本が出されている
 わけだが、「ウォーターウォーキング」って何だか
 凄い造語ですね。
 そういえば「ハイグレードハイキング」というのもあり
 ましたね。こちらはそれなりにおもしろいと思い、
 私も地図読み山行などは、これに入れてますが。