西穂高から奥穂高 3 | 鬼川の日誌

西穂高から奥穂高 3

    西穂高岳から奥穂高岳 12,8,30  続き
        白出沢出合へ降る



  30日朝雨は止んでいた。良かった。
 4:55頃、朝焼けはあまりきれいではない。
  
鬼川の山行日誌
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  奥穂を目指す光の列。

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  5:15頃。今日は朝焼けは期待できないようだ。


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  もう普通の朝の光になったと思った。

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  ところが大分上で雲の隙間から太陽が覗きはじめた。
  
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  この後のほんの一瞬、多分隙間から全体が覗いた
 ときだろうが、太陽がその何倍もの大きさでリング状
 に光り輝いた。東の空がオレンジに染まった。
 一旦部屋に入っていたときだったので、その一瞬を
 窓から見てまた慌てて外に出たが、既にそれを撮る
 ことはできなかった。撮り逃してしまった。
 
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  それでもその残映もまだきれいだった。
 5:24~25頃。

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  遠く噴煙を揚げているのは浅間山だろう。

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  さて下山の準備をする。5:45頃。

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  城壁のような穂高岳山荘の石積みを見ながら
 白出沢を降る。結構な傾斜だ。
 谷間の向こうに笠ヶ岳が見えるし、行き先の出合、
 蒲田川右俣らしき谷が見える。6:05頃。


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  今にも崩壊がありそうな岩壁の下を降っていく。
 下に雪渓の名残りが見える。6:30頃。

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  雪渓の側を通過したのが7時前で、ほぼ1時間。

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  これを過ぎると草が生え、潅木が生えるようになる。

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  荷継沢を横断する。逆に来た場合横断の踏み跡を
 見逃さないこと。7:25頃。

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  お花畑。

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  これからの巻き道は、木の根が張り出しこれが
 昨夜の雨で滑る。また岩も滑るでとても歩きにくい。
 対岸は猛烈な崩壊地。やがて白出大滝のものらしい
 滝の音が聞こえるようになる。

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  樹林が終わり鎖場を通過すると沢に出る。
 7:55頃。

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  下の写真の滝上、左岸の奥に人影(登ってきた人)
 が見えるところが私たちが沢に飛び出したところ。
 かなり崩壊の激しい沢を降り、滝上に来たときはこれ
 を降るのかと思った。えらく難しそうだと思ったら、滝
 の右岸に巻き道があった。

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  巻き道を進むと白出大滝が見えてくる。8:05頃。
 水量はそう多くはない。

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  左岸に天狗沢が合流する。巨大な岩の流れ。

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  合流点すぐ下で、長い梯子で沢に降る。8:20頃。

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  合流点付近と沢を渡る橋。

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  ここでゆっくりすることにして、コーヒータイムとする。
 本格コーヒーを入れてもらった。こういうときは本当に
 おいしいですね。

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  私たちが休んでいる間に夫婦連れが降ってきた。
 この夫婦と少し立ち話をしたり、8:45頃まで休んだ
 ようだ。

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  ここから先ほどの橋を渡り、沢の左岸側に付け
 られた道を、花崗岩のきれいな沢を見ながら降る。
 この辺はかなりきれいな沢です。今までよりはずっと
 歩き易い道だ。
 やがて沢から離れ、樹林の中を行く。

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  林道に飛び出たのが9:35頃で、穂高岳山荘から
 4時間掛からなかった。コーヒータイムで30分弱も
 休んでである。 

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  しかしこれからの林道歩きが結構長い。
 
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  ゲート、10:55頃。

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  ロープウェイ駅11:10頃で、1時間半は掛かった。
 穂高岳山荘からだと5時間強。

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  駅下の風呂に入るかとも思ったが、また深山荘
 まで歩かなければならず、着替えも車にある。
 深山荘にTELを掛けてみると、風呂に入れるという。
 深山荘まで歩く。11:30頃になった。

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  深山荘の外の露天風呂は¥500だが、石鹸類は
 なく洗い場がない。内風呂なら¥700だという。3日
 ぶりなので、洗わないわけには行かない。内風呂に
 入るが、掛け流しのとてもいい湯だったし、駅下の
 風呂とも同じ値段である。時間も早いので、他に後
 から一人が入って来ただけ。
 露天風呂にも入れるがあまり湯に漬かりすぎても
 疲れるので止めた。

  風呂でさっぱりして、運転を交替しながら帰京した。
 平湯あたりで雨に降られたが、トンネルを抜けると
 いい天気だった。

  今回はあまり展望には恵まれなかったが、皆が無事
 歩きとおせてよかったです。