桧洞丸 | 鬼川の日誌

桧洞丸

   北東尾根を登りヤタ尾根を降る 12,6,18



  ここ3週間続いて日曜日の計画が流れた。
 17日の滝子山東稜も予報が悪く中止となったが、昼には
 いい天気になった。
 月曜日は晴れそうだったので、急遽桧洞丸を計画。
 二人で行くことになった。

  道志道(413号線)から神ノ川キャンプ場への林道に入る。
 結構狭い道で大分奥に入る。大室山を目指した登山の折
 大分前にも使ったことがある。
 ヒュッテ近くは整備されきれいになっていて、公衆トイレもある。

  手前の駐車場に車を止めて林道を歩き始める。トイレ先が
 車止めのゲートになっている。ここを8:40頃。

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  ホオの大木。まだ花が残っていた。

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  ヤタ沢を渡ると、ヤタ尾根の入り口がある。

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  その少し先に東海自然歩道、袖平山への入り口。
 階段の割れ目に蛇がいた。

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  この先でアサギマダラが飛んでいるのを見つけた。
 アサギマダラは「渡り」をする蝶で、これまでは10月頃に
 見たことがある。今頃ということは逆に涼しいところへ北上
 している最中ではないかと思われる。
 花によく停まってくれるので何とか撮れたが少し遠かった。

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  同行の氏が撮ったきれいな写真をお借りしました。

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  孫右衛門沢の滝とトンネル。

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  小洞トンネル。 

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  桧皮沢に掛かる橋。これは大きな橋だ。
 花を撮ったり蝶を追いかけたりとここまで45分ほども
 掛かった。橋の袂にウリハダカエデの木が花をつけていた。
 枝が緑色で、葉の形も独特。かなり大きい木だ。
 ウリハダカエデは葉の紅葉が素晴らしい。 

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  橋を渡って少し歩くと林道がUターンするところ先の沢に
 「源造新道入り口」の表示があり、この沢が彦右衛門沢。
 その左岸を進み直ぐに源造新道を分ける。  

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  堰堤の壁を丸太で蔽った特徴的な堰堤を越えた辺りで
 小さな沢で行く手を遮られた所が北東尾根の取り付き。
 目印のテープもある。この先沢山テープがある。
 取り付まで約1時間。9:40頃。

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  沢を離れて急な斜面を登っていく。最初の中は踏み跡も
 はっきりしないところもあるが、北東尾根の1050m辺りに
 コンパスを合わせて登っていけばいい。

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  10:30頃に木材を運び出していた作業場跡ではないか
 と思われる裸地に出た。ロープやヤカンなどが散乱して
 いる。少し休憩する。

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  周りにはサンショウの木が沢山ある。新芽を少しだけ
 いただく。下はフタリシズカ?

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  作業場跡からはっきりした踏み跡を辿る。
 ブナの大木が途中から折れ倒れていた。

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  きれいなブナ林の尾根を登っていく。 

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  登り一方で結構きつい。11:05頃。

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  山頂が近くなってきたかなと思われ傾斜が緩んでくる
 辺りからシロヤシオの木が見られるようになる。
 
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  きれいなシロヤシオの林となる。11:25頃。

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  11:30頃にはガスが出てきた。

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  足元にはマルバダケブキ、所々にミツバツツジが
 まだ咲き残っていた。

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  シロヤシオの花にはもう遅く、花びらがダケブキの葉に
 落ちているのを見るくらいだった。

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  ダケブキ、コバイケイソウ、トリカブトなどのお花畑。
 猛烈に虫が多い。目にも飛び込んでくるので閉口する。
 そういえば所々でカエルを見たが、餌には困らない
 だろう。

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  柵で囲われたお花畑の中から山頂に飛び出す。
 11:50頃。ちょうどお昼で、3時間10分掛かった。
 逆コースはお花畑の中に入るのでやめた方が良さそう
 である。またほとんど踏み跡もないから、大分降って
 尾根がはっきりするまで道を見つけるのも難しそうだ。

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  山頂には何組かが休んでいた。
 桧洞丸には何回か来たが、山頂でガスに会う事が多い
 ような気がする。

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  ガスで何も見えず、虫もやたらと多いので、昼を済ませて
 早々に下山開始。12:10頃。
 下り始めの急斜面、道が崩壊気味で、注意した方がいい。

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  道が落ち着いた頃にきれいなツツジ。
 ガスの中のツツジもなかなかいいです。

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  カエデの大木がありました。
 葉の様子からオオイタヤメイゲツかなと思いましたが?

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  木の階段を降って、またブナの大木を見ながら進む。

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  道がまた登りになると、名前どおり熊笹ノ峰。

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  これを越えた鞍部から標識に従いヤタ尾根に入る。
 12:40頃だから山頂から30分ほど。

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  尾根に入る辺りは結構急な笹の斜面道で、歩きにくい。
 30分ほどでブナではない大木に出合った。葉を見て
 下を探すと特徴的なハリギリの葉が見つかった。
 ハリギリの大木らしい。

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  なかなか雰囲気のいい尾根道を降っていく。

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  尾根入り口から1時間と少しで、上の林道に出た。
 13:45頃。

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  沢山のサンショウの木を見ながら降っていく。

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  14:15頃。30分ほどでヤタ尾根入り口に飛び出す。

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  5分ちょいでゲートである。山道を降りてから林道歩きが
 ほとんどないので、いいコースである。 

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  今日の歩きは5時間40分ほど。
 ちょうどいい1日行程だろう。トイレで汗をぬぐい帰宅の準備。
 下に降りるととてもいい天気で、上とは大分様子が違った。
 時間も早く、帰宅ラッシュにも巻き込まれず帰れた。

  大きく迷うところや危ないところはありませんが、地図、
 コンパスを使えることが最低条件です。