有毒植物
トリカブト、ドクウツギ、ドクゼリ
7日函館でニリンソウと間違えてトリカブトを摘んできて、これを
おひたしにして食べた人が2人も死亡している。
5日の里山歩きで、ニリンソウを見かけたばかりだが、白い花が
咲いていた。ニリンソウは葉が3枚だが、またその葉が深く裂けて
いるのでもっと多くに見える。葉に斑点があるのが特徴。
葉の全体がトリカブトよりも丸い感じがする。
* 補足です。12,4,15、近くの山で見かけました。
こちらがトリカブトです。丈がひょろひょろと高くなります。
しかし葉っぱの一枚を比べる亀裂の仕方も良く似ています。
斑点がないのはしっかり分かります。
トリカブトの花は秋である。花の格好が烏帽子に似ているから
トリカブトというらしいが、花が咲いていれば間違えることはない。
間違えるのは新芽が出始めた頃である。下の写真はwikipedia
からのものだが、下がニリンソウで上がトリカブト。この頃でも
良く似ているが、芽が出たばかりだともっと区別が難しいようだ。
そして山菜がおいしいのは新芽の頃である。
迷うようなら止めた方がいい。
日本の3大有毒植物は、トリカブトとドクウツギとドクゼリだという。
ドクウツギは今は野生のものを見かけることは少ないそうなのだが
赤い実を子供が誤って口にして、事故を起こすことがあったようだ。
これを果実酒にして飲んで死に掛けた人もいる。
別名イチロベエゴロシというから恐ろしい。
見かける木の実をまず口にして味見をする人がいるが、怪しい
ものは止めた方が無難である。
ドクゼリは大型になるが、この段階で摘んで食べる人は
ほとんどいないだろう。これもやはり危ないのは芽生えの頃
である。下の写真。
ドクゼリは地下茎が太く、タケノコ状の節があり、横に這わず
セリのような芳香がない。しかし不断田んぼや水辺でセリを
摘んだことのない人は、セリの芳香がどんなものか分からない
のだから、セリ摘みを思いつくのは止めておいたほうがいい。
* これも補足です。12,4,15。
こちらがセリです。知っていれば全然違うものです。
芽吹きの頃は他にもいかにも柔らかそうで、みずみずしく
食べられそうな有毒植物はまだ沢山ある。
山屋が沢沿いにこれから見かけるのがハシリドコロである。
ナス科に特有の花をつけた段階ならよく分かる(下の写真)
が、芽吹きの頃はいかにも食べられそうだ。
誤食した人によると、ほろ苦く意外と美味だそうだが、1,2
時間で嘔吐、痙攣の食中毒を起こすから、味わって見よう
などという気は起こさないほうがいい。
ハシリドコロの新芽をギボウシ(ウルイ)と間違えるという
話だが、またギボウシとよく間違われ食中毒ニュースになる
のが下の写真、コバイケイソウの若葉である。
ギボウシを良く知っていれば、これらとは全然違うと分かる
のだが。ギボウシの新芽はこんなに巻いていないし、もっと
白っぽく柔らかな葉である。
* 補足です。
同じ頃のオオバギボウシ。09,6,15.
まあとにかくあやふやな場合には口にしない。
食い意地を張らないことが一番である。
もう一つ、こうした毒は、調理の加熱程度では分解しないので
テンプラにすればとか、舌に刺激もないからとかの素人判断で
飲み込んだりしてはならない。
また毒は消化吸収後に効いて来る訳だから、効いてきたとき
にはあなたはのた打ち回るしかないことになり、運が悪ければ
あの世に直行することになる。
キノコとなるともっと厄介で、私は手を出さないことにしている。
7日函館でニリンソウと間違えてトリカブトを摘んできて、これを
おひたしにして食べた人が2人も死亡している。
5日の里山歩きで、ニリンソウを見かけたばかりだが、白い花が
咲いていた。ニリンソウは葉が3枚だが、またその葉が深く裂けて
いるのでもっと多くに見える。葉に斑点があるのが特徴。
葉の全体がトリカブトよりも丸い感じがする。
* 補足です。12,4,15、近くの山で見かけました。
こちらがトリカブトです。丈がひょろひょろと高くなります。
しかし葉っぱの一枚を比べる亀裂の仕方も良く似ています。
斑点がないのはしっかり分かります。
トリカブトの花は秋である。花の格好が烏帽子に似ているから
トリカブトというらしいが、花が咲いていれば間違えることはない。
間違えるのは新芽が出始めた頃である。下の写真はwikipedia
からのものだが、下がニリンソウで上がトリカブト。この頃でも
良く似ているが、芽が出たばかりだともっと区別が難しいようだ。
そして山菜がおいしいのは新芽の頃である。
迷うようなら止めた方がいい。
日本の3大有毒植物は、トリカブトとドクウツギとドクゼリだという。
ドクウツギは今は野生のものを見かけることは少ないそうなのだが
赤い実を子供が誤って口にして、事故を起こすことがあったようだ。
これを果実酒にして飲んで死に掛けた人もいる。
別名イチロベエゴロシというから恐ろしい。
見かける木の実をまず口にして味見をする人がいるが、怪しい
ものは止めた方が無難である。
ドクゼリは大型になるが、この段階で摘んで食べる人は
ほとんどいないだろう。これもやはり危ないのは芽生えの頃
である。下の写真。
ドクゼリは地下茎が太く、タケノコ状の節があり、横に這わず
セリのような芳香がない。しかし不断田んぼや水辺でセリを
摘んだことのない人は、セリの芳香がどんなものか分からない
のだから、セリ摘みを思いつくのは止めておいたほうがいい。
* これも補足です。12,4,15。
こちらがセリです。知っていれば全然違うものです。
芽吹きの頃は他にもいかにも柔らかそうで、みずみずしく
食べられそうな有毒植物はまだ沢山ある。
山屋が沢沿いにこれから見かけるのがハシリドコロである。
ナス科に特有の花をつけた段階ならよく分かる(下の写真)
が、芽吹きの頃はいかにも食べられそうだ。
誤食した人によると、ほろ苦く意外と美味だそうだが、1,2
時間で嘔吐、痙攣の食中毒を起こすから、味わって見よう
などという気は起こさないほうがいい。
ハシリドコロの新芽をギボウシ(ウルイ)と間違えるという
話だが、またギボウシとよく間違われ食中毒ニュースになる
のが下の写真、コバイケイソウの若葉である。
ギボウシを良く知っていれば、これらとは全然違うと分かる
のだが。ギボウシの新芽はこんなに巻いていないし、もっと
白っぽく柔らかな葉である。
* 補足です。
同じ頃のオオバギボウシ。09,6,15.
まあとにかくあやふやな場合には口にしない。
食い意地を張らないことが一番である。
もう一つ、こうした毒は、調理の加熱程度では分解しないので
テンプラにすればとか、舌に刺激もないからとかの素人判断で
飲み込んだりしてはならない。
また毒は消化吸収後に効いて来る訳だから、効いてきたとき
にはあなたはのた打ち回るしかないことになり、運が悪ければ
あの世に直行することになる。
キノコとなるともっと厄介で、私は手を出さないことにしている。