ガーラ、石打丸山スキー | 鬼川の日誌

 ガーラ、石打丸山スキー

   ガーラ、石打丸山スキー 12,1,27~30



  新幹線で日帰りも出来るスキー場として有名なガーラだが
 私は初めて。楽しみだったが、ともかく日本海側は猛烈な
 大雪に見舞われていて、どんな具合か心配だった。

  案の定谷川岳のトンネルの前辺りから吹雪き状態。
 トンネルを抜けると大雪である。高速道といえど雪の上
 であり、スタッドレスタイヤでも慎重にならざるを得ない。
 どうしてものろのろ運転で数珠繋ぎとなるが、こういうとき
 強気なのが大型トラックで、がんがん追い抜いていく。
 ときどきトラックが高速道で横転して、道をふさぐ事故が報道
 されることがあるがなるほどやりかねない。
 ともかくこの雪の多さにはびっくりする。
 テレビで放映されているが、実際行って見ると凄いものだ。
 まだこの辺は津南や妙高あたりに比べれば少ないほうなの
 だそうだが。

  この夜は湯沢にある健康ランドに泊まる。安く泊まれる。
 客が凄く多いし、若い人たちが多いようだ。スキー客か?
 風呂に入り、一杯やってから寝る。
 食事類も持ち込み禁止なので朝飯が取りづらい。

  朝まだ雪が降っている。車の雪下ろしが大変なくらい。
 ガーラは直ぐ近く。
 ゴンドラで上がるとスキー場は吹雪き状態。昨晩も降りすぎて
 圧雪が追いつかず、南、北エリアは閉鎖されている。

鬼川の山行日誌

  とにかく滑れるところを滑る。結構広いスキー場のようだが
 なにせ吹雪で寒い、視界が悪いで、楽しめない。
 それでもあちこちにオフピステの斜面がある。コブコブに
 なっているが、雪が柔らかいので問題ない。しかしこういう
 斜面を身体の正面をまっすぐ下(フォールライン)に向け、
 横に逃げず滑り降りるのはかなり難しい。  

  そのうち北エリアや南エリアの一部が開けられた。ゴンドラ
 が止まったときに下に降る2.5kmのコースも、途中に非圧雪
 の斜面があり、飛び込んで滑る。こういうところは楽しめる。
 中にはスキー板がもぐりこんで抜けられず、皆は気がつかず
 行ってしまうしで、脱出するのに散々苦労した人もいたようだ。
 それぐらい深いところがある。
 あまり遅いので探しに出かけようかという頃に帰ってきたが。

  吹雪が酷いので早めに上がり、今夜の宿に行く。宿は
 石打スキー場のリフトの直ぐ傍。
 宿の近くで買出し。路地は絶えず水を流して、雪が溜まらない
 様にしている。それでも雪が降り続けば、水溜りが出来るので
 雪国に行くときは、長靴が一番いい。


  宿は風呂が3階にあり、ゲレンデを眺められる。
 その後は飲み会である。一人私には初対面の人がいたが
 その他は皆よく一緒にスキーに行く仲間で楽しく飲む。
 話が弾むと大体飲みすぎる。

  翌朝も雪は相変わらず降り続いて、また吹雪き状態。
 石打も広いスキー場で、あちこち滑りまわったが、なにせ
 寒くて、よく見えないし、ゲレンデのイメージが湧かない
 ままに滑った感じである。
 一瞬だけ明るくなったときには、思い切ってスピードに乗れる
 が斜面の凹凸がよく分からないと、とても無理。
 石打もオフピステの斜面があちこちあり、楽しむことは出来る。
 下の写真が出発地のリフト周辺。

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鬼川の山行日誌
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  出発地のリフトを登って、次のリフトのところ。

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  昼の頃には猛烈な吹雪となり、レストランに逃げ込む。

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  皆さん達者な人ばかりだから、かなり頑張って滑ったが、
 吹雪には勝てず、早めに上がる。写真も撮っているどころ
 ではなかった。宿で風呂に入り、帰途に着く。

  しかしこれからが大変だった。湯沢のICに向かう車が
 ほとんど動かない。ようやくインターに近くなると、どうやら
 関越トンネルで事故通行止めという情報が入る。
 高速に入ったら後はとにかく事故の片づけが終わるまで
 待つしかなくなるので、用事のある人は湯沢から電車で帰り、
 明日帰ればいい人はまた湯沢の健康ランドに泊まることに
 して、Uターンした。私ももう一泊することにした。

  30日午前中には東京に着く必要のある人がいるので、
 まだ雪が降り続く中、朝暗いうちから車を飛ばして帰京した。
 渋川の付近、赤城山から下りながら、広い関東平野を望む
 辺り、遠く埼玉・東京方面が朝日に輝く光景が見られた。
 この辺を朝早く東京方面に向かうことはまずないから、二度
 と見られない朝焼けだったかも知れない。
 また埼玉、秩父の山波も素晴らしかった。
 光景はまさに光のさじ加減だ。
 新潟は吹雪なのに本当にえらい違いだ。