正月の赤岳 | 鬼川の日誌

 正月の赤岳

   八ヶ岳・赤岳登山 12,1,3・4



  このところ恒例の正月の八ヶ岳、今年も実行。
 朝こちらを出て車を飛ばし、八ヶ岳美濃戸までは昨年より
 ほんの少し遅れたかなという程度だったが、装備の装着に
 手間取りさらに少し遅れた。
 結局南沢入り口に10:10頃になった。
 いい天気だ。阿弥陀岳がくっきり見える。

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  歩き始めると暑い。今年は昨年より雪が少ないようだ。
 土が出ている。

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  12時頃。日陰で寒い。

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  12:10過ぎてようやく横岳の岩峰が見えてくる。
 ここまで2時間。

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  大同心が見え始めるこの辺が素晴らしい。

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  12:30頃横岳の全貌が見える。

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  もう一踏ん張りで行者小屋に着く。12:40で2時間半。
 昨年より30分弱遅れている。

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  休憩、装備で出発は13:10となる。
 これから赤岳山頂に登るわけだから相当きつい。

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  文三郎道の梯子を登りきると13:40を回る。

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  13:50頃。

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  行者小屋が見える。

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  14時近く。

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  14:10頃。

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  14:15頃。

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  14:25頃。ようやく阿弥陀岳との分岐に着く。

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  14:40頃、キレット方面との分岐点。これから岩稜である。

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  山頂直下、15:05頃。南アルプスが焼け始めた。
 しかしこの直後から急速に天気が悪化しガスが出てきた。
 風も強くなり、15:20過ぎ頃には赤岳山頂に着いたが、
 あまりの寒さにカメラが動かなくなり、山頂写真が撮れ
 なかった。ガスで何も見えなくなった。

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  吹雪になり早々に山頂を去り降る。この山頂からの降りが雪が
 少ないためほとんど凍りついた雪の斜面。
 岩が出ているところが多い。
 鎖は一部出ているが、鎖の下は氷のところが多く、確保に鎖は
 上手く使えず、アイゼンワークになれない人には厳しかった。
 ロープを出そうかとも思ったが、一歩一歩アイゼンをしっかり効かせ、
 慎重に降る。

  天望荘に16時頃とぎりぎりの時間となったが無事到着。
 無事到着を祝い乾杯。担ぎ上げた4合ビンのおいしいお酒と
 正月で天望荘で用意したお酒もあり、かなり飲みすぎた。
 夜中にのどが渇き何度も目が覚めたが、その度に風が小屋を
 揺すっていた。4日朝方には猛烈な風となり、小屋が揺れる。

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  酷い風雪で縦走はとても厳しいようだ。外に出ると転がされ
 そうな風である。八ヶ岳は寒いときのこの西風が厳しい。
 朝食を済ませ、しばらく様子を見る。
 しかし風は収まりそうもない。天気もむしろ悪化の様子だ。
 稜線から最も早く降れる地蔵尾根を降ることにして、8時過ぎに
 小屋を出る。
 地蔵尾根には直ぐだが、しばらく急な危ない下りが続く。
 風雪が吹き付けてきつく、踏み跡が消えて、しばらく探す場面も
 あった。鎖と踏み跡を探しだして降る。
 樹林が出てくれば風も収まり、一安心。
 樹林帯に入ってようやく写真を撮れた。8:50頃。

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  行者小屋に9:30頃。
 

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  南沢を降る。川が凍りついている。

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  11:20過ぎに南沢の入り口に着いた。

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  行者小屋辺りから下に居ると、稜線で風が吹きまくっている
 とはとても思えない。
 南沢をこれから登ってくるパ-ティーも何組かいた。上に出たら
 びっくりするだろう。

  4日は酷い風雪で撤退を余儀なくされたが、赤岳山頂には
 登ることが出来たのでまあ良しとしましょう。
 しかし3日朝東京を出て、その日の中に赤岳まで登るのは結構
 きつい。少しペースが遅れたり、不調な場合赤岳山頂まで到達
 出来ないこともありうる。今回のように急激に天気が悪化すること
 もリスクである。天望荘にたどり着くのは大変である。
 もうこの計画は無理なようだ。
 これからはもう1日時間を取るか、もう少し易しいコースを考える
 時が来たのかもしれない。