大岩・碧岩 | 鬼川の日誌

 大岩・碧岩

   西上州の山 大岩・碧岩 11,12,1・2



  天気予報が悪く今回ほど迷ったことはない。しかしメンバーも
 揃ったし、休みを取った人もいるので、最悪忘年会になっても
 いいから行こうということにした。案の定朝出かけるときは雨で
 関越道でも降ったり止んだり。しかし上信越道に入り、下仁田IC
 を出る頃には雨が降ってない。
 明日もどうなるやら分からないので、これなら今日の中に、大岩
 碧岩に登ろうということになった。
 登山口には駐車場とトイレ、水がある。
 準備して9:50頃歩き始める。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  三段ノ滝までは沢沿いのハイキングルートになっている。
 沢にヤマメらしき魚が居た。紅葉にはもう遅くすっかり葉が
 落ちてしまっている。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  鉄製の梯子。これを越すと三段の滝が見えてくる。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  三段ノ滝。見事な滝だが今日は曇りで冴えない。
 10:15頃。少し休憩。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  こちらは昨年10,11に三段ノ滝まで駆け足で往復した
 ときの写真です。緑があると深山の趣できれいです。

鬼川の山行日誌

  滝の流れを渡り左岸の急な道を登る。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  ちょっとした岩が出てくる。凍っていたりすれば問題だが、
 ロープがある。ロープ沿いでなく直登でも登れる。

鬼川の山行日誌

  三段の最上部の滝。30mくらいあるか。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  登りきり、居合沢を進む。

鬼川の山行日誌

  5分ほどで二子岩との分岐の標識。

鬼川の山行日誌

  ここから道標に従い左へ急斜面を登りまた沢に出る。
 ふかふかに落ち葉が積もり雪の吹き溜まりに入ったかのように
 足を取られながら10分ほど登ると奥の分岐である。
 道標の左手の沢(水はない)の左岸を登る。10:45過ぎ。
 右岸側の斜面にテープがあるが物凄い急傾斜で、碧岩へ
 直接行くルートらしい。(降りはこれを使った。)
 この沢は碧岩の岩峰の尾根とほぼ並行に南に走る尾根の
 南面の沢になるはずだ。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  この左岸側も直ぐに右の尾根の山腹に取り付き登るが、
 霜解けで滑る急斜面で、木の根に頼らないと登れないほど。
 帰りこれを降るのは嫌だねと話しながら登る。
 やがて対岸の尾根の奥に碧岩の頭が見えてくる。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  かなり厳しい登りでようやく稜線に出る。11:15頃。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  風があり寒い。

鬼川の山行日誌

  大岩方向にコンパスをあわせ進むと碧岩との分岐の道標。
 11:25頃。

鬼川の山行日誌

  小ピークで前方に大岩。

鬼川の山行日誌

  下った鞍部で11:30頃となったので昼飯にする。

鬼川の山行日誌

  少し進むといよいよ岩場に取り付く。
 一段登ったところで目の前に碧岩がそびえて見える。
 集落がはるか下にまだ奥に見える。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  反対側にこれから登る大岩の岩峰。


鬼川の山行日誌

  岩はしっかりしているし、ホールド豊富で問題はないが、
 切れ落ちているので用心のため一応ロープを出すことにする。
 なかなか絵になりますね。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌
 
  山頂到着。12:05頃。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  記念写真です。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  高度感はあるので降る方が難しい。しかし問題ない。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  戻って碧岩の分岐。12:45頃。

鬼川の山行日誌

  手前に小岩峰があり巻く。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  取り付きの岩峰も左から巻くと固定ロープが下がっている。
 12:55頃。ここは問題ない。これを登ると大岩が良く見える。

鬼川の山行日誌

鬼川の山行日誌

  次の固定ロープがほぼ垂直で、右下がはるかに切れ落ちて
 いるので少し厳しい。古いロープも一緒に下がっていてごちゃ
 ごちゃしている。頭の上の木の根を乗り越すのに腕力がいる。
 写真を撮るのを忘れた。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  碧岩山頂。13:10頃だから下の固定ロープから15分ほど
 でそう高低差はない。

鬼川の山行日誌


鬼川の山行日誌

  浅間山は分かりません。その手前の山が白くなっている。
 霧氷かな?そのうち白いものがパラパラしてきたので、いくらも
 休まず下り始める。
  

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  固定ロープの降りも緊張したが問題なく通過。

  前衛の岩を過ぎると、右に降る道がある。
 大岩との分岐に戻り、あのぬかるみ滑る斜面を降るよりは
 近道で奥の分岐に出るはずの道である。
 少しトラバースし、明瞭な尾根を降る。
 この尾根の終わりをそのまま降ることもできそうだが、左の
 急斜面に道がありこれを下る。
 これが登るときに沢の右岸に見上げた急斜面だった。
 そして奥の分岐に出た。14:05頃。

鬼川の山行日誌

  またふかふか落ち葉に足を取られながら降る。

鬼川の山行日誌

  急斜面をくだり居合沢に出る。

鬼川の山行日誌

  三段ノ滝左岸を降る。

鬼川の山行日誌

鬼川の山行日誌

  中間点に滝見物場所がある。

鬼川の山行日誌

  三段ノ滝全貌。やはり晴れの時には敵わない。

鬼川の山行日誌

  終わりの紅葉の中を降る。

鬼川の山行日誌
鬼川の山行日誌

  登山口対岸の家は廃屋になっていた。大岩から碧岩の
 さらに奥に集落を望んだが、この辺は私たちの感覚から
 いえば本当に山奥である。道路は整備されているが、車が
 なければ生活は容易なことではない。

鬼川の山行日誌

  登山口15:10頃。5時間20分ほどの登山でした。

鬼川の山行日誌

  このまま宿に行くには少し早かったので、立岩の麓の
 線ヶ滝を見物してから行くことにした。

                   続く