赤岳・天狗尾根 ① | 鬼川の日誌

 赤岳・天狗尾根 ①

    赤岳・天狗尾根 11,10,29・30 



  私は天狗尾根は2度目である。前回は雪の残る季節だった。
 本格的なバリエーションルートに挑戦し始めの頃で、とても
 シビレタ覚えがある。

  今回雪は心配はないが、テント泊で結構寒い季節になった。
 その装備で荷が重い。夏清水岳に避難小屋泊まりで登ったとき
 以来のそれより重い荷になった。もう荷が重いと辛い。

  JRあずさ号は超満員で自由席に立ちきれず、指定席車両の
 入り口にぎゅう詰めで立っていった。(指定席は取れなかった。)
 清里駅からタクシー10分、美の森駐車場。ここから歩き出す。
 29日、今日は赤岳沢出合いまで。 
 真っ青な空で暑いくらいのいい天気。肝心の明日の予報は悪い。

鬼川の山行日誌
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  富士山もはっきり見える。10:30頃スタート。

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  色づいたカラマツ林を行く。30分ほどで権現岳が見えてくる。
 皆荷が重そうだ。

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  その先で分岐。少し休む。

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  カラマツの黄葉。

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  堰堤の向こうに権現岳。

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  見覚えのある堰堤の中の鉄の構造物。12時前頃。

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  いくつかの堰堤を梯子で乗り越える。

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  沢を何回か渡渉する。今は水がないから問題ないが、
 増水した時はこれが大変。

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  やがて出合い小屋に到着。ナナカマドの実。

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  12:45頃だから荷が重いにしてはいいペースで着いた。

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  小屋には誰もいなかった。
 大人数で小屋を占領すると他の人が入れなくなるので、皆は
 テントを用意してきたが、5人だけ小屋を利用することになった。

  テント設営そして居場所を確保した後、明日のルートの下見に
 出かけた。ロープワークに不安のある人は講習をすることにした。

  天狗尾根の取り付きを探して赤岳沢を遡る。
 以前は雪が付いていたのでかなり早めに雪壁に取り付き登ったと
 記憶しているが、笹薮の急斜面が続きいいところが見当たらない。
 
  ガイドブックには30分ほど遡ると出ていた。
 沢を30分ほどというとかなり遡る。標高差で150mくらい距離で
 7~800mくらい遡り、左から明瞭だが小さな沢が合流するところ
 がある。この沢の右手の尾根が登りやすそうである。
 少し登ってみてここなら行けそうと判断し小屋に帰る。

  小屋に帰りテント組みも小屋に集合して、夕食兼宴会。
 そのうちガイドと若い女性の二人が入ってきた。二人分は余裕。
 ガイドは『岳』の映画の若手俳優に岩登りの指導をした人らしい。
 
  ビールとおいしいウイスキーでかなり酔ってしまった。
 最近直ぐに酔ってしまう。肝臓が危ないのかな?
 明日の天気を気にすることもなく眠ってしまった。
 予報が良くないので場合によっては別ルートを考えるか?とか
 リーダーと話していたのだが。
 お陰で次の日身体が全然すっきりしない。本格的に岩稜を登り
 始める頃から、息が上がり辛かった。飲みすぎてはいけません。

   続く