清水岳・白馬岳・唐松岳 ① | 鬼川の日誌

 清水岳・白馬岳・唐松岳 ①

   欅平から白馬八方池山荘まで 11、8、5夜~8日  



 ① 6日、(池袋)-黒部IC-舌山駅-宇奈月-欅平。
      欅平から不帰岳避難小屋まで。

  台風9号が大陸のほうに行きそうではあったが、伊豆の
 近くに熱帯低気圧が発生し、これが近づいてきた。
 直前には新潟・福島豪雨で大変な被害が出ている。
 7月の下旬から不安定な天気が続いている。
 どうも今度もあまりいい天気とはいえなくなってきた。

  5日夜池袋から富山行きの高速バスに乗る。出発が23時。
 黒部ICに下車したのが4時半頃であまり寝る時間がないが、
 バスは3列シートで割りと楽。

  6日朝。
  黒部ICから富山地鉄の舌山駅まで1.5km近く歩く。
 少し朝焼けが見られた。5時頃。

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  舌山という不思議な名の駅で電車を待つ。6時頃。

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  宇奈月に着き、黒部峡谷鉄道に乗り換える。
 7時過ぎの始発は工事関係者用で、客の始発は7時半。

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  私はトロッコ電車は初めて乗る。

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  ダム、発電所、スイスの山岳鉄道を思わせる。

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  仏石。7:47。

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  黒薙駅と後曳橋。7:57。

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  深い峡谷。

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  出し平ダム。

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  出平駅と冬期歩道。
 このコンクリートの中を歩き冬期の設備点検するのだそうだ。

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  黒部川第二発電所、8:17。

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  鐘釣。

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  欅平到着8:50頃。

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  さて準備をして歩き始めます。9:20頃。
 昨晩から移動に10時間くらい掛かっている。
 駅標高599m。

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  駅から少し下って橋を渡る。黒部川第三発電所。

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  10時少し前頃祖母谷温泉を通過する。
 ここまで来るのも容易ではない。

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  10:25頃歩道を離れて登山道に入る。

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  沢を渡り山腹に取り付く。

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  さてここから樹林帯を延々登って行くのだが、非常に蒸し
 暑く地獄の道行きとなった。10:50頃の休憩。
 皆汗でぐちゃぐちゃ。休むと大量の虫が寄ってくる。

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  11:10頃。この頃まで雨は降らなかったか?

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  そのうち雨も降り出しいよいよ湿度は高く、道は滑りやすく
 結構切れ落ちているところも多く、気が抜けず疲れることこの
 上ない。先の写真から次の写真14時頃の休憩まで、写真を
 撮る気力もなかった。
 まあずっと樹林帯で何の変哲もないからだが。

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  14:20頃。

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  15時頃。変化なし。ひたすら登る。

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  紅テング茸がありました。

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  16:10少し前ようやく不帰岳避難小屋(標高1950m)に
 着きました。欅平との標高差は1350~60mといったところで
 大したことはないのだが、距離が8km近くある。
 コースタイムより1時間近く余計に掛かりました。
 余程条件が悪かったです。

  明日も清水(しょうず)岳まで高差600mほど、さらに白馬岳
 まで高差400mほど、合わせて1000m近く登らなければ
 ならない。
 今日の分も入れると2400m近くの標高差で、こちらから
 登る人が少ないのも無理はない。きついコースです。
  
  ほっとしました。水場は少し手前に沢があります。
 あまりにも汗だらけ、濡れねずみでとにかく着替える。

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  17時半頃夕食宴会です。皆さんいろいろ担ぎ上げてました。
 ここにはシュラフなど営林署の人たちが使うために置いて
 ありました。濡れた物はほとんど乾きません。

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  この頃単独の若い女性が到着。
 私たちがかなり早い段階で追い越した夫婦連れを彼女も
 追い越したらしいが、この夫婦はあまり山慣れない格好で
 どうしたか心配したがとうとう到着しなかった。
 遭難の話は聞かないから途中で諦めたようだ。

  私はこの数週ジンマシンに悩まされ、とうとう原因は分からず
 医者に行き、アレルギーに効く薬をもらって、前日に落ち着いた
 ばかりだったので思った以上に体調不良。
 (運動は駄目といわれた。)
 この日の蒸し暑い山登りには本当に苦労させられた。かつて
 そう経験したことがないほど疲れた。
 皆も蒸し暑さにへばってはいたが、私が一番まいったようだ。

  ここにはトイレがありませんし、周りがヤブで中に入っていけ
 ないので、小屋の周りが排泄物だらけです。