火打山、山スキー | 鬼川の日誌

 火打山、山スキー

  火打山山スキー  11,4,28・29  


 
  09年の春は尾瀬の燧ヶ岳でした。今年は火打山です。
 2月の飯綱山、佐渡山から真っ白な山頂が見えていました。

鬼川の山行日誌と独り言

  大分以前、この時期にテントを担いで高谷池に泊まり
 火打山に登ったことがあります。
 山スキーをやるようになってから、何時かこの山頂を
 滑り降りてみたいと思っていました。それで例会計画が出た
 ので直ぐに飛びつきましたが、夜行日帰りです。
 これはきつい計画だと思いました。

  28日夜東京を出ましたが、日本海側天気が悪いようで、
 松代PAでテント仮眠としました。まだ大分先があるので、4時
 起きでしたから3時間半くらいしか寝ていません。
 年寄りにはこれはきつい。

  笹ヶ峰の駐車場に着き準備して歩き出す。このときは
 いい天気だった。6:50頃。
  
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  登山口。7:00頃。

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  温度調節。

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  一休み。8:00頃。

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  黒沢を渡る。橋がようやく出ていた。今年はどこも残雪が
 多いようだ。8:15頃。

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  この上は十二曲がりの急斜面。板を持つか担いで登る。
 急坂できつい。汗が滴る。

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  一旦小平地に出たがもう一段登る。 

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  少し休み。9:15頃から。

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  まだこの上も急で板を履いたり担いだりしながら登る。
 9:50頃。

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  富士見平辺りで少し休んでまだまだ登る。10:35頃。

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  焼山か。

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  黒沢岳。10:50頃。

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  ようやく火打山が見えてくる。

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  黒沢岳の長いトラバース。雪が締まっているので
 結構厳しい。

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  樹林の中に高谷池ヒュッテが見えてくる。
 まだトラバースは続く。11:10頃。

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  トラバース終わり。火打はまだ遥か遠い。
 時折日の射すところもある。11:15頃。

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  ヒュッテ到着。11:30頃。
 かなり風が強くなって寒いのでヒュッテの裏に逃げて昼飯。
 この頃から冬山になってくる。

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  火打山目指して。12時頃出発。

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  天狗の庭を経て、火打山頂を目指す。
 夏道の尾根には上がらず、その横斜面をトラバース気味に
 登っていった。
 しかしこれがカリカリの凍った急斜面で、私はスキーアイゼンを
 着けてはいたがそれでもとても厳しかった。
 滑れば相当落ちそうである。
 この間カメラを出す余裕がなかった。
 山頂の肩に着いたところで、カメラに撮ってみるとそれ程の
 斜面ではないのだが。

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  後続はまだだし、雪面が余りに悪いので In リーダーから
 山頂は諦め、ここで終わりにすると伝えられた。
 山頂から滑ることはかなわなくなったが、この状態では
 諦めた方がよさそう。13時過ぎ頃。

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  後続を待ちながらシールを取り、滑降の準備。

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  風が吹きつけ隠れるところもなく、待っている間足ががくがく
 震えるほど寒かった。身体が寒さを忘れていた。

  かなりしんどい思いをして登ってきた斜面で、心理的に怖さが
 染み付き凍った斜面を滑り降りるのは怖かった。

  しかし板を履いて氷の上を滑らせて見て、十分停止できることを
 確認出来てからは、それ程恐れずコントロールしながら滑ることが
 出来た。氷の部分では横滑り気味に前進し(エッジの立て具合が
 微妙だが)、時折出てくる雪の残った場所でターンする。
 ここで怖がると腰が引けて、バランスを崩し、降りられなく
 なってしまう。
 一旦天狗の庭に滑り降りて、登り返しもあり、高谷池ヒュッテに
 帰り着いたのは14:15頃になった。

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  風もまだ強いので、そのまま黒沢岳のトラバースを渡る。
 ここは余り風がないし、日も射して大分雪が柔らかくなっていた。
 連休の初めでこれから登ってくる人も大勢いた。
 トラバース終了点まで来るといい天気になってきた。
 火打山にも日が当たっている。14:50頃。
 ここでしばらく休止。

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  富士見平辺りから下は尾根の西側斜面に入ったが、
 この取り掛かりは相当な急斜面で、もっぱら横滑り。
 だが雪はザクザクのシャーベットになっていて怖さはない。
 しかし重い。
 十二曲がりの斜面は樹林が密で、滑りにくいがさほど
 難しくはない。またこの頃から雪がちらついてきた。
 15:30頃。

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  今日は一日中変な天気だった。予報とは違った。
 十二曲がりを滑り降りて黒沢の橋を渡る。
 黒沢を渡ってもまだ長かったが問題はなく、駐車場に到着した。
 16時半近くになっていただろうか?
 結局9時間強掛かったことになる。
 予定より少し遅くなったので、風呂にも入らずそのまま帰京。
 今回はかなり疲れた。年寄りにはきつい行程だった。