石砂山西峰北尾根 | 鬼川の日誌

 石砂山西峰北尾根

   石砂山地図読み山行 11,3,26  



  大震災以来山登りも軒並み中止。
 確かに遠くに出かける気にはなかなかならないし、交通も
 不安定で計画も難しい。しばらくはガソリンも乏しかった。
 震災被災者の気持ちを思えば、ただ楽しむ気にはなれない。
 しかし私たちが同じように沈んで家に籠もっていたとしても、
 難局が打開されるわけでもない。

  それにしても福島原発の放射能漏れは一向に止まらない
 どころか、一層深刻になっているようでとても不安です。
 肝心の原子炉の冷却も上手くいっていません。
 現場で放射能を浴びて事態打開に奮闘している作業者の
 被曝も心配です。どうも対策本部自体、事故の本当のところを
 掴めてないのではないか?
  
  私たちに出来る支援を惜しみなくやるためにも、私たちは
 出来るだけ通常の生活に戻る必要もある。
 そうでないと経済活動自体も萎縮しつつあり、必要な支援も
 送れなくなってしまいそうだ。
 観光産業などは大打撃を受けている最たるものの一つだろう。
 山屋はボツボツだが山歩きを始めた方がいいのではないか。

   **

  近くの山歩きの計画があり、実行するというので急遽参加。
 やはりキャンセルも多く9名だった。
 相模湖駅から牧馬(め)峠までタクシー。約¥3000。
 9:30過ぎた頃。
鬼川の山行日誌と独り言

  石砂(ざれ)山はギフチョウで有名。峠入り口にはギフチョウを
 守る会のテントが張ってある。今日は人はいなかった。
 少し歩くと道脇にカンアオイの葉が見られる。
 (カンアオイは寒の頃にも青い葉を付けているからだそうです。)
 これがギフチョウの幼虫の住処であり食草である。
 踏みつけないように歩かなければ。

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  よそから持ってきたギフチョウの写真です。

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  最初のピークは巻いて次の450mピーク。9:45頃。

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  道脇にシュンランが咲いていた。別名ジジババ。
 私たちにふさわしい。

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  道のいたるところにギフチョウ保護の張り紙がある。
 これだけ並べなければ取ってしまう不届き者がいるという
 ことなのだろう。悲しい話だ。

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  496mピーク。10:10頃。

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  落ち葉を踏みしめやがて石砂山の急登。これはなかなかです。

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  石砂山山頂。日向は暖かいが風は冷たい。10:35頃。
 今日は行程も短いのでゆっくり休憩。

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  石砂山を降り西峰に取り付き登る。山頂直下の陽だまりで
 昼飯。風がなければとても暖かい。

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  西峰山頂。11:55頃。

  西峰を下り始めるとこれが相当に急峻。足元が滑りやすいし
 立ち木も少なく慎重に降る。何度か滑って尻餅をつく人もいる。
 転げると危ない。ここはロープを出すべきだったろう。

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  鞍部からは緩やかな登りで祠のある499mピークに着く。
 12:30頃。

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  499ピークを3~40m降ると分かりにくい二俣を左へ行く。
 また少し降ると二俣であるがここも分かりにくい。左手へ行く。
 要注意。
 これを無事通過すれば、三角点のある415m地点。
 13:05頃。
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  この先は道なりに進むと薮っぽくなってくる。
 2~30m降って左が早いらしいが薮なので、踏み後を拾って
 そのまま降ると先が開ける。畑かな?
 そして網の柵で行き止まり、「左へ」の朽ちかけた看板が
 いくつかある。これに従い進むと「やまなみ温泉へ」の
 これまた古い看板がある。
 やがて林道に降り、少しで舗装道路に降る階段があり、
 山行はこれで終了。13:20を過ぎていた。

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  道なりに降ると霊園があり、およそ道に出てから2km弱で
 やまなみ温泉。
 のんびり風呂に入る。客は割と多い。
 温泉前の道路からバスがあり藤野駅へ。