丹沢勘七ノ沢 | 鬼川の日誌

 丹沢勘七ノ沢

  丹沢勘七ノ沢 10,5,22 のぼろ個人 2名



  21夜から前穂北尾根の予定でしたが、北尾根に取り付く
 23日の天気が悪い予報で急遽中止。

  22日までは天気もいいので沢に行ける人を募り勘七ノ沢に
 行くことにしました。急な設定ですから遠くには行けない。
 行けるのは二人だけでした。

  この日勘七にアタックしていたのはもう一組2名。
 F1で追いつくとロープを用意している様子なので、我々は
 フリーで先に行かせてもらう。11:00頃。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


鬼川の山行日誌と独り言


  F2は直ぐだ。ここはホールドは豊富だが結構岩が脆いのと
 壁が割りと立っているので一応ロープを出した。
 F2の上は大きな堰堤。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


  これを越えるとF3。これは右の壁をヘツって行くことも出来るし
 滝の左の壁を登ることも出来る。
 今回はヘツって見る。一旦釜に飛び込むことになる。この上は
 斜度はないが滑るしホールドが微妙。11:20過ぎ。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


  F4は2段15mの滝。1段目は問題ないが2段目滝右裏の
 チムニーにいくまでのトラバースが微妙で、チムニー全体が濡れて
 滑るので要注意。抜け口にトラロープが下がっているがあまり
 信用できない。それで少し力が要る。
 滝上11:35頃。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


鬼川の山行日誌と独り言


  ここまでは次々に滝が出てくるという感じだが、これを過ぎると
 しばらく堰堤の連続となる。
 堰堤を5つくらい越えていくと大滝が見えてくる。12:00頃。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


鬼川の山行日誌と独り言

鬼川の山行日誌と独り言

  勘七ノ沢ではこのF5がハイライトです。
 大滝の登攀は足元は濡れて滑りますが岩はがっちりしているし
 ホールドは豊富でピンもあります。
 登攀終了、12:20頃。

鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言


鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言
鬼川の山行日誌と独り言

  今回は登攀はこれで終わりにし、沢を下ることにしました。
 まずは大滝を懸垂下降。30mロープで一杯でした。
 滝が10m少しあり、懸垂支点のピンまで少しあるから。
 下にF1で追い抜いた二人がいました。

  これから堰堤が連続します。ロープをセットし懸垂、回収し
 肩に掛けて運び、またセット、懸垂、回収、運搬の連続です。
 二人でしたので遅滞なく行きましたが、人数が多いとすると
 結構大変だと思います。
 登りも同じではありますが。

  一番問題はロープをセットするときです。どうしても絡み易い。
 特に輪にしてロープを運びこれをセットするとき結び目ができ易い。
 やはり振り分けにしておくのがいいようだ。

  F4はチムニーを降りた後、支点がなく捨て縄をセットしました。
 また懸垂の状態で微妙な壁をヘツルことは難しく(滑ったら振られて
 壁に激突する)結局滝のシャワーを浴び滝つぼに下りることに
 なりました。
 寒いときはここは無理ですね。

  F3は下りの右側に残置のスリングがあったので、一応確認し
 これを使うが衝撃を掛けないようにそろそろ降りる。

  F2、1は支点があります。これを懸垂し降って二俣で終了です。
 今回は慣れた二人でしたので極めて快適な沢登りでした。
  
  二俣から大倉までが結構ありますね。この往復がきつい。