戸隠西岳縦走 | 鬼川の日誌

 戸隠西岳縦走

 戸隠西岳縦走 08,6,13・14 のぼろ伊奈係り例会 6名

 
  戸隠西岳縦走は『ハイグレード・ハイキング』の中にも西上州の表妙義
 縦走などと並んで4つ星マークを付けて紹介されている厳しいコースです。

  14日朝奥社入り口の駐車場に着くと西岳のギザギザが聳えている。
 6時頃から奥社に向け歩き始める。今日は6名いい天気だ。
 6:30分過ぎで奥社に着き新緑の中登り始める。

鬼川の山行日誌と独り言



  
五十軒長屋、百軒長屋を7:30頃に過ぎいよいよ鎖の付いた岩場の
 登りとなる。次から次へと出てくる鎖を越えて8:00頃蟻ノ戸渡りの取り付き。
 
  不安を口にする人がいたのでリーダーは皆を連れて鎖の付いた巻き道を
 行ったが私は以前ここを通過したことがあったので、一人岩稜上を行った。
 塀の上のようなもので立てないほど狭いわけではないが高度感は凄い。
 事故も多い。

鬼川の山行日誌と独り言


  蟻ノ戸渡り、剣ノ刃渡りを通過し登れば八方睨。ここから直ぐ北に高妻山
 が高く渡ってきた蟻ノ戸渡りの全貌が見下ろせる。
 戸渡りを這っている人が見える。8:15頃。

  ここから本院岳まで岩場は少ないが掴まるものもない滑りやすい尾根を
 行ったと思うがそのときに記録していないのであまり記憶にない。
 ときおりイカリソウシラネアオイなどの花を見ながら本院岳まで2時間近く
 掛かったようだ。

  本院岳からが核心部となる。ハクサンイチゲやシラネアオイなどを見ながら
 やせた尾根を行きキレットを越え20mの鎖を登れば西岳に着く。30分ほど。

鬼川の山行日誌と独り言


  更に両側が削げ落ちた稜線を行くとP1弁慶岳。11:30頃。
 ここから左へP1尾根の下りとなるがここからも悪い。

  不帰の険では泥岩壁を20mほど鎖で降ると下部は垂直。
 さらに第2の蟻ノ戸渡りだがここはそれほど狭くはなく問題なかったようだ。
 そして無念の峰の登りとなる。ここは写真にも残したし記憶にある。
 11:55頃。垂直の梯子を上り鎖に掴まり乗り越す。

鬼川の山行日誌と独り言


  さらに小1時間ほど鎖場を登ったり降りたり気を抜けない悪場が続く。
 最後の15mの鎖を降ったのが13時に近かった。

  後は穏やかな樹林帯を抜け草原を通り抜け沢を渡ってもう一度の登りを
 越えて鏡池に出た。15時10分過ぎ。
 
途中きれいに咲いたギンランを見つけた。

鬼川の山行日誌と独り言


  森林植物園を抜けて駐車場には16時近くになった。
 およそ10時間の気の抜けない行動で厳しかった。今回は6名でちょうど
 いいくらいの人数だったようで多いとこのコースはちょっと大変だと思う。
 

     戸隠西岳縦走