丹沢勘七ノ沢1回目 | 鬼川の日誌

丹沢勘七ノ沢1回目

  こちらが1回目の勘七の沢の記録です。滝の登攀はこちらが詳しいです。

   丹沢勘七ノ沢 のぼろ会、個人 09,4,24  4名

  今シーズン私の最初の沢は丹沢勘七ノ沢でした。4月25日天気予報が
 思わしくなく24日に変更。のぼろ会メンバー4人で行きました。

  勘七ノ沢はF1からF5まで、登攀を楽しめる滝が続きます。小草平ノ沢を
 分けて最初のF1はビレイなしで登れますが、残置のピン、スリングを
 使わないとすると一手がかなり難しいです。

  F2は壁が結構立っていますが、ホールド豊富です。しかし岩がかなり
 脆いので確認を怠れません。

  F3は滝壷の右側をヘツッテ落ちないように回り込むのは結構微妙な
 バランスを要し、寒くて飛び込みたくないときには面白いです。どうしても
 落ちたくない人は滝の左の壁を登りましょう。ここにはピンがあります。

  F4は二段の滝で、下段は問題なく、上段は滝の右の岩の後ろにチムニーが
 ありこれを登りますが、濡れていて滑るし抜け口が少し難しい。トラロープが
 垂らしてありますが、トップではこれを信用して引っ張る気にはなれない。

  F4後ちょっと堰堤が多いですね。これらも正面から登ると結構難しく訓練
 になります。

  次のF5大滝が勘七ノ沢のハイライトです。ここはロープを出しビレイして
 登ります。ピンは沢山ありますし、見た目よりホールド、スタンスは豊富です。
 慎重に行けばそう難しくはありません。3級上だそうです。

  F6以後の小滝群もシャワークライムもあり楽しめます。まだ少し寒く頭から
 シャワーを浴びる気にはなりませんでしたが。

  右側が崩壊した石積堰堤を越え、小滝を越えていくと右側に岩の裂け目から
 染み出ている湧水があります。これは問題なく飲めます。

  この後小滝群を越え、左手の鍋割山側からの崩壊跡を乗り越えて進むと
 三俣に出る。真ん中の沢に入り口の目印がぶら下がっている。ここから先は
 登山靴に履き替えても登れます。

  直ぐ上のフェース状滝を越え、目印に従い浮石だらけのガレ場を詰めて、
 花立山荘の近くに出ます。この日はこの辺はガスで山荘が見えず、山荘の
 少し上で登山道に出ました。

     勘七ノ沢1回目