谷川岳から平標山 | 鬼川の日誌

谷川岳から平標山

谷川岳から平標山 つくも会 09,6,15~16  5名


  谷川岳から万太郎山、仙ノ倉山を経て平標山の間は遠くから眺めると実に
 ゆったり、伸びやかな稜線に見えます。私も歩いたことはないので一度ここを
 歩いてみたいという希望に付き合うことにしました。

  * 谷川岳肩の小屋


  15日月曜日水上駅に着いてみると、14日日曜を区切りとして入梅のこのとき
 谷川岳ロープウェイが点検休止になっていた。そういえばそうだ。今頃の平日
 来る人は少ないよなあと思ったが後の祭り。

  今日は天神平から大障子避難小屋まで行く予定だったが、行ける所までと
 西黒尾根を登り始める。これが結構な急登が続く。

  ようやく天神平と同じ高さかな?という地点で12時近くなった。思わぬいい天気
 でとても暑く少し不調の仲間も出て、結局肩の小屋に泊まることになった。

  肩の小屋も管理人さんが小屋を降りていなかったので、避難小屋として使わ
 せてもらった。大障子避難小屋もまあ大きいが快適さでは雲泥の差、結果的
 にはここで良かったか?

  * 万太郎山、仙ノ倉山、平標山

  さて16日不調の仲間も回復し、今日は大障子小屋までの2時間をプラスして、
 コースタイムで9時間、休みを入れれば10時間を越す稜線歩きに挑戦です。
 天気はとてもいい。

  西黒尾根も朴の花をはじめ、コイワカガミ、オオバキスミレ、ヨツバシオガマ、
 キバナイカリソウなどそして岩っぽくなるとホソバヒナウスユソウといった
 沢山の花が目を楽しませてくれました。

  これからもハクサンイチゲ、ハクサンコザクラの群落、稜線のシャクナゲ
 そしてお目当てのシラネアオイ(これはきれいだと思うほどの花はなかった。)
 ツガザクラにミヤマハタザオ、ツマトリソウにミツバオウレン、ベニサラサ
 ドウダン、ウラジロヨウラクといった花もあり、飽きることがないほどの
 花の山でした。

  しかし稜線は遠目にはのびやかでも歩いてみるとこれが厳しい。肩の小屋
 から200mほど下ってオジカ沢の頭に登り返し、小障子の頭、大障子の頭
 アップダウンを繰り返して、肩の小屋とほぼ同じ高さの万太郎山に登る。
 3時間20分くらい。

  万太郎山からがまた凄い。毛渡乗越まで400mほど下るのだが、下は
 見えない。そしてここから300m以上登ってエビス大黒の頭に着くが、この
 アップダウンが一番辛かった、応えた。

  もう一度の下りと上りで谷川岳より高い仙ノ倉山に辿り着く。
 同じく3時間20分くらい掛かった。

  ここで大きな目処は着いたかなと思ったが、平標山までさらに松手山までも
 かなりの下りと上りで、それぞれ1時間10分ほど掛かり、松手山からの下りで
 とうとう雨が降り出した。
 この下りは濡れて非常に滑りやすくなり、疲れもあり時間が掛かった。

  松手山登山口に15時10分過ぎに降り立ったから、全部で10時間半くらい掛
 かったことになる。久しぶりに歩いたなあという感じだ。とても疲れた。

  それにしても最後には降られたが梅雨の最中にしては天気もいいほう
 だった。皆さんよく頑張りました。

    谷川岳から平標山