忘れられた尾根
三ツ峠東尾根 09,11,29 3名 つくも会
夕方からは雨の予報の中富士急東桂駅から三ツ峠東尾根を
開運山に登り三ツ峠駅に下る周回コースを歩いてきました。
駅から中央道を潜り、渓山荘の看板に従い道を下っていくと
渓山荘手前の崖から大量の湧水。湧水を利用したワサビ田もある。
崖といっても道路の横の石垣で、石垣を組んだ後から湧き出した
ような感じです。多分年中涸れることもなさそうな量でした。
全体にこのあたりは水が豊富です。
約1時間の林道歩きで湯ノ沢峠。
ここから送電鉄塔の巡視路をたどり登っていきます。二つ目の
鉄塔の手前から尾根に上がるのですが、この道に赤テープ
で目印がありました。(富士通、立ち入り禁止と印刷してある)
私達はあまりにもはっきり立ち入り禁止と印刷してあるので
この道は止め鉄塔の向こうから尾根に這い登ったのですが、
尾根にもあちこちにこのテープがあり目印だと分かりました。
(会社で阻止線を張るビニールテープを持ち出しこれを切って
使っている。すべて立ち入り禁止と印刷がある。紛らわしく
とんでもない。)
2万5千図に出ているのは市町村境界線で道ではない。
1102m峰に出る前の二つ目の鉄塔は境界線とはかなり外れています。
尾根に出てから大まかな道筋ははっきりしてきます。
しかし踏み跡は薄いしなかなかルートを見つけるのが難しい
所もある。
1312m峰を過ぎてから露岩の通過は足元の落ち葉が滑り結構
厳しい所もありました。周りはすっかりガスに覆われ冷え込んで
きたので、霧氷が見られました。歩き始めは暖かかったので
ちょっとびっくり。
とてもきれいで一足早いクリスマスの雰囲気です。
電波塔に出る尾根に登る所を、踏み跡を追ってトラバースし
道を失ってしまった。道がなくなる辺りで強引に尾根に上がった
ような踏み跡もあったのですが、無理は止めて結局元に戻った。
これがまあ一番無難。
尾根に出るまでの急登はきつかった。
開運山まで駅から4時間半近く結構長い尾根でした。
本当に静かな山歩きというか誰にも会わない忘れられた尾根でした。
天気も悪くガスも掛かっていたし。
そんなこんなで日帰りの山行にしては結構楽しめました。
開運山を降るときカモシカの子供にも会えました。
四季楽園から屏風岩に下り(この寒いのに岩に取り付いている人が
いましたね。)急坂を達磨石まで飛ばしました。
その後50分くらいの車道歩きは長く辛かったです。
とうとう雨に降られずに駅に到着出来ました。
行動時間約7時間。