休日の終わり、「今日は何もしていないな」とふと思うことがある。
特別な用事もなく、予定もなく、なんとなく部屋にいて、
テレビをつけたり、スマホを見たり、うたた寝したりしていた一日。
何かを生産したわけでも、達成したわけでもない。
「無駄にしたかも」と罪悪感すらよぎる。
でも、そんな日があったからこそ、
翌週を無事に始められることもある。
外に出なかったぶん、身体は休まっていたかもしれない。
誰にも気を遣わず、思考を止めて、
自分の輪郭をなぞるように過ごしていたかもしれない。
「なにもしない時間」は、空っぽではない。
見えないところで、すこしずつ疲れがほぐれたり、
感情が静まったりしている。
世の中には「動き」や「成果」を求める声が多い。
けれど、何もしていないようでいて、ちゃんと過ごせている日もある。
それは、回復の時間であり、静かな営みでもある。
「今日は、ちゃんと過ごせた」と言って、
そっと一日を閉じる。
そんな穏やかさも、暮らしには必要だと思う。