土が見えないのはけしからんと言われたりしますが、
昭和20年代は違ったようです。
白洲次郎という昭和の偉人が、
趣味で田んぼを作っていたそうですが、
自分の構想を嬉々として考えて語っている中で、
田んぼの端っこをコンクリートで固めるという
話が出て来ます。
今の時代だとコンクリートは
自然を破壊し、無味乾燥なものにするけしからん存在
という感じですが、
当時は、人を苦役から解放する
すばらしい物というとらえ方があったのだと思います。
また、昭和20年代の戦争に対するとらえ方というのは、
当たり前ですが、今よりはるかに近いもので、
特に戦災のとらえ方が今で言う東日本大震災にそっくりです。
(情報源)
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