会社のおカネを増やそう・第二章(3)キャッシュフロー計算書と貸借対照表、損益計算書 | 愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

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みなさんこんにちは
今回はキャッシュフロー計算書と貸借対照表・損益計算書のつながりをご説明します。
(1)
資本金100万円で会社設立。資本金は預金に預け入れ。
(2)
決算における損益計算書

項目 金額(単位:円)
(1)売上(本業収入) 39,000,000
(2)売上原価(変動費) 31,950,000
(3)粗利益:(1)-(2) 7,050,000
(4)販売費・一般管理費(固定費) 6,000,000
(5)営業利益:(3)-(4) 1,050,000
(6)営業外費用(借入金利息など) 300,000
(7)経常利益:(5)-(6) 750,000
(8)法人税・事業税 300,000
(9)税引後利益(=利益剰余金):(7)-(8) 450,000
減価償却費 1,200,000
借入金返済 1,200,000

(3)決算における貸借対照表

借方項目 金額(単位:円) 貸方項目 金額(単位:円)
現金 100,000 支払手形 450,000
預金 1,000,000 買掛金 450,000
受取手形 500,000 未払金 450,000
売掛金 500,000 未払法人税・事業税 300,000
棚卸資産 500,000 流動負債合計 1,650,000
流動資産合計 2,600,000 長期借入金 16,000,000
建物 10,000,000 固定負債 16,000,000
機械 5,000,000 負債合計 17,650,000
車両 1,000,000 資本金 1,000,000
器具・備品 500,000 利益剰余金 450,000
固定資産合計 16,500,000 資本合計 1,450,000
資産合計 19,100,000 負債・資本合計 19,100,000

(4)キャッシュフロー計算書

Ⅰ. 営業活動によるキャッシュフロー  
経常利益 750,000
減価償却費 1,200,000
受取手形の増加(△) △ 500,000
売掛金の増加(△) △ 500,000
棚卸資産(在庫)の増加(△) △ 500,000
支払手形の増加 450,000
買掛金の増加 450,000
未払金の増加 450,000
未払法人税・事業税 300,000
営業活動によるキャッシュフロー(縦計算) 2,100,000
Ⅱ. 投資活動によるキャッシュフロー  
建物、機械、車両、器具・備品の支出額 △ 17,700,000
(建物、機械、車両、器具・備品の減価償却費) 1,200,000
(建物、機械、車両、器具・備品の残高) 16,500,000
投資活動によるキャッシュフロー(入金-支出) △ 17,700,000
Ⅲ. 財務活動によるキャッシュフロー  
借入金入金 17,200,000
借入金返済(△) △ 1,200,000
借入金利息(△) △ 300,000
(借入金残高) 16,000,000
財務活動によるキャッシュフロー(入金-返済-利息) 15,700,000
Ⅳ. 現金及び預金の増加額(Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) 100,000
Ⅴ. 現金及び預金の期首残高(当初の貸借対照表) 1,000,000
Ⅵ. 現金及び預金の期末残高(1年後の貸借対照表) 1,100,000

なぜこうするのか、という説明については次回とさせていただきますので、よろしくおねがいします。