会社のおカネを増やそう(6)流動比率 | 愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

あなたを、お助けし、あなたを、応援します。
あなたが飛び立つための、滑走路となり、管制塔となります。

みなさんこんにちは
前回までは、貸借対照表の並びについて御説明しました。

さて、今回は貸借対照表の簡単な分析を行ないます。

貸借対照表は英語でバランス・シートとも呼ばれるように、
資産と負債、資本のバランスを表わす表です。

借方項目 金額(単位:円) 貸方項目 金額(単位:円)
現金 100,000 支払手形 400,000
預金 1,000,000 買掛金 400,000
受取手形 500,000 未払金 400,000
売掛金 500,000 流動負債合計 1,200,000
棚卸資産(在庫) 500,000 長期借入金 16,000,000
流動資産合計 2,600,000 固定負債 16,000,000
建物 10,000,000 負債合計 17,200,000
機械 5,000,000    
車両 1,000,000 資本金 1,000,000
器具・備品 500,000 利益剰余金 900,000
固定資産合計 16,500,000 資本合計 1,900,000
資産合計 19,100,000 負債・資本合計 19,100,000

今回もこの会社の貸借対照表を使ってご説明しますが、
流動資産(※1)÷流動負債(※2)による比率を流動比率といい、
会社の支払い能力の指標として良く使われるものです。

※1流動資産:手持ち資金(現金・預金)と、
近いうち(2か月以内が原則、長くても1年以内)に手持ち資金になる予定の
受取手形、売掛金、在庫(商品、製品、材料など)など。
この表には入れていないが、上場されている株やファンド(投信)、債券も
「有価証券」として流動資産に含まれます。

※2流動負債:近いうちに支払わなければならない予定の
支払手形、買掛金、未払金など。

流動比率は「高ければ高いほど良い」とされ、
200%以上が理想的とされます。
この会社の流動比率は260÷120=216.7%となり、
会社の支払い能力が高い(倒産の危険性が低い)ことを示しています。
一般的な上場企業が150%前後、あのトヨタ自動車でさえ170%ぐらいなので、
216.7
%という数値はすばらしい、ということが言えます。

次回は「おカネはどれだけ準備するべきか」について御説明します。よろしくおねがいします。

※お問い合わせにつきましては電話またはメールにて承っております。
なお、メールを送って頂く際には、お手数ですが
ご住所、お名前、お電話番号の御記入をお願いいたします。
電話 090-7038-7866(NTTドコモ) 080-3447-7970(ソフトバンク)
メールアドレスtakasi.otsuka@train.ocn.ne.jp
ツイッターのフォロワー募集中です
フェイスブックのお友達募集中です