利益について考えよう(1)損益計算書とは? | 愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

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みなさんこんにちは。今回から新シリーズを開始します。
以前に報告した「経営計画書の作りかた」においては、
利益目標を達成することについて御説明させていただきました。
(
詳細は
『経営計画書』の作り方 【第6回】利益を確保する を御参照ください)

ところで、利益というものは、どのように考えれば良いものなのでしょうか?
今回より利益を認識する方法、利益を増加させる方法について
ご説明させていただきます。
今回は、利益を表示する表「損益計算書」についての御説明です。

損益計算書というと、名前は聞いたことがあろうかと思います。
簡単に言うと、一定期間(1か月、4半期、半年、1年など)
収入から経費を差し引いた金額(=利益)を表示する表です。

申告や決算では結果数字のみ税務署とかに報告するために作成するのですが、
過去の数字の報告だけで使うにはあまりにもったいないですね。
この損益計算書を読み解くことで、将来の利益獲得のヒントが得られるのです。

損益計算書の形式はいろいろありますが、一番シンプルなのだとこんな感じです。


(1)売上など本業の収入

1,000,000

(2)本業の収入に直接要した費用
(
商品仕入、材料費、外注費()など。変動費とも、売上原価とも言います)


700,000

(3)粗利益
((1)-(2)
。限界利益とも言います)


300,000

(4)販売費・一般管理費
(
本業の収入とは直接関係しないで、
要する経費。固定費ともいいます。
普通に「経費」というとこの部分です)


200,000

(5)営業利益
((3)-(4)
。借入金利息が無ければ、
これが税金対象の利益です)


100,000

(5)営業外費用
(
借入金利息はここで表示します)


50,000

(6)経常利益
((4)-(5)
。借入金利息があれば、
これが税金対象の利益です)


50,000

(7)法人税・住民税・事業税()
(
会社の場合。(5)または(6)の約40)


20,000

(8)税引き後利益((6)-(7))

30,000

(年間減価償却費)

(100,000)

(年間借入金返済)

(120,000)


※外注費:他の個人事業者・または他の会社に、
自社の収入に直接つながる仕事をお願いしたことで支払う手数料。
工賃、加工賃などが外注費に該当します。

※税率:個人事業の場合には(5)または(6)15%~50
((5)
または(6)の金額により変動します)

それでは次回は「損益計算書の見かた」についてご説明させていただきます。
次回も引き続き宜しくお願い致します。

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