『経営計画書』の作り方 【第6回】利益を確保する | 愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

あなたを、お助けし、あなたを、応援します。
あなたが飛び立つための、滑走路となり、管制塔となります。

経営計画書の作り方も、第6回であります。
前回
(こちら )は、利益の計算をしてまいりました。

では問題です。売上と利益、一体どちらの方が大事ですか?
間違いなく利益ですよね。
にも関わらず、ほとんどの中小企業経営者はもちろん、
会計事務所でさえも売上から計画を作ってしまうのです。

「今期の売上は1千万くらい行きそうだから、来期は10%増という
 ことで1,100万くらいならいけるかな~」

こんなやり方で果たしてこの会社良くなると思います?
業績の悪い会社であれば何の意味もありませんし、
業績が良かったとしても、それで利益として足りるのか定かではありません。
ですから、経営計画は前年等の売上を参考にして作るのではなく、
目標とする利益から作成しなくてはいけないのです。

では、もうひとつ問題です。
あなたは経営計画を作る上で、利益をいくらに設定しますか?
まさか去年と比べてませんよね?

利益のうち大体半分は税金で取られるのです。
もし御社に借入れがあるのなら、
年間借入返済額の2倍の利益を稼がなくてはいけないのです。

なぜなら原則的には、借金返済の原資は利益でしかないのです。
ということは、返済分を利益(税金を差し引いた後)で稼げなければ
また銀行から借りるという構図に陥ってしまいます。

借りられるうちは良いかもしれませんが、

赤字がたび重なれば借金ができなくなってしまい、そうすれば、
一気に資金繰りは悪化の一途をたどることになってしまいます。
だからこそ、常日頃から借金を返済できるだけの
利益を稼がなくてはいけないのです

以上を踏まえて、次回は利益計画を作ってみましょう。
今回もお読みくださいましてありがとうございました。

※お問い合わせにつきましては電話またはメールにて承っております。
なお、メールを送って頂く際には、お手数ですが
ご住所、お名前、お電話番号の御記入をお願いいたします。
電話 090-7038-7866(NTTドコモ) 080-3447-7970(ソフトバンク)
メールアドレスtakasi.otsuka@train.ocn.ne.jp
ツイッターのフォロワー募集中です
フェイスブックのお友達募集中です