デジタル大臣を務める河野太郎氏は3月19日、マイナンバーカードと運転免許証の一体化を2024年度中に開始するとX(旧Twitter)に投稿した。「なるべく早く始められるように調整しており、正確な時期は追って発表する」とも投稿した。
 
 政府はこれまでも、運転免許証とマイナンバーカードを2024年度末までに一体化させる方針を示していた。また、工程表によれば、一体化以降、マイナンバーカード機能を搭載したスマートフォンを運転免許証代わりにする「モバイル運転免許証」の運用も極力早期に開始することになっている。

32の国家資格や免許をデジタル化

 また河野氏は、運転免許証とは別に、2024年6月から税・社会保障関係を中心とした32の国家資格や免許を順次デジタル化すると発表。マイナポータルからデジタル資格証を閲覧可能になるほか、資格の新規取得や住所変更、申請に必要な支払いがオンラインで可能になり、その際の住民票などの書類添付も省略できるとした。

 対象となる資格や免許は「医師、歯科医師、薬剤師、看護師、准看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、臨床工学技士、義肢装具士、言語聴覚士、臨床検査技師、診療放射線技師、歯科技工士、歯科衛生士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、救急救命士、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、管理栄養士、栄養士、保育士、介護支援専門員、社会保険労務士、税理士」。

そもそも「河野太郎」や「デジタル庁」ってのは「デジタル」を履き違えてる感があるようで、別に「デジタル=マイナンバーカード等をカード読み取り機で読む=””デジタル””」で、それ以外は「””アナログ””」こんな「単純なものじゃない」わけですよ。

 

つまり「デジタルの効率化=デジタルとアナログのハイブリット」これが現状での「最も効率の良い仕組み」なわけであり、逆に言えば「全てをデジタル化」にした場合でも、結局それに対する「確認」において「””読み取り機器で””個人情報内容の確認画面を表示””」で「目視で確認」いやこれ別に「カードにそれらの情報あればいいんじゃねえ?」ってわけで「逆に無駄な手間が増える」だけなんですよね。

 

そもそも「効率の良いデジタル化」って「ぱっと思いつく」のが「アナログ対応」している場合「こうやらなければならない」的な「アナログにおいて縛り」が発生するものや「わざわざ””人が手計算で手間がかかる作業””」など「デジタル化」にすることで「これらの問題が対応できる」これが「効率の良いデジタル化」なわけですよ。

 

たとえば「アナログ業務」として「稟議や承認フロー」これを「紙媒体」でやってたら「紙を人が運ぶ」や「リモートワーク時代」なのに「対応する人達」は「出社が必須」になったり「それぞれ””承認者に対して郵送する必要””」とか、これ普通に「稟議・承認フローシステムを導入=デジタル化」大成功なわけですよ(導入コストや運用コストは上がるが、それに勝るかと)

 

あともう1つ「紙媒体で請求書が来る」場合は「手打ちが必要」だけどこれを「PDFでメールで送ってほしい」として、PDF読み取りシステム的な仕組みを作って、単純作業で請求書をCSV化する等、これら「デジタル化」において「入力コストが下がる」ってのが「効率の良いデジタル化」だと思います。

 

結局「人がやったほうが効率が良い部分は人で」一方で「デジタル化をしたほうがトータルで作業が減る」とか「アナログ対応で人員をはりつける必要があるものはデジタル化を検討」これこそが「効率の良いデジタル化」であると筆者は思います。

 

デジタルって「それをデジタル化することで効率が上がるもの」これが「効率の良いデジタル化」なわけですが、だけど「河野太郎率いる””デジタル庁””」の「マイナンバーカード」での「デジタル化」って、言ってみれば「全てをマイナンバーカードに統合する」それだけで「それをやることで””効率化が図れるのか””」ってのが「1ミリも要素に入ってない」わけであり、いやあ正に「デジタルハラスメント」なんじゃねえ!?って思いますね。

 

って言うのも「マイナンバーカード」って「個人を認証する」ためには

  1. カード情報を専用のカードリーダーで読み込む
  2. 顔認証を行う
  3. 顔認証に失敗した場合は暗証番号を入力する
一方成功している「カード等の認証・認可システム」ってたとえば「SUICA」が代表で、それ以外でも「PAYPAY」とか「読み取り機で傘して決済」と言う「1動作」のものが「普及」してます。
 
また、現行の「紙の保険証」なども「月1での確認でカード番号をカードリーダで読み取って確認」それで「保険証記載の氏名等で確認」だけなわけで「資格確認だけ」で「本人確認はしない」つまり「1動作」なわけですよ。
 
つまり「マイナンバーカード」ってのは「資格確認」以上の「資格確認元の個人を確認するまでが必須になる」ため「これまでよりも手間」がかかることになるわけですよ。
 
なので「マイナンバーカードの様々な既存カードの統合」が行われた場合、これまでは「顔写真がある場合は人が目視等での本人確認」が主体であり、それ以外として「紙の保険証などではカードリーダで資格確認」する、それも「毎度は手間なので診察券を発行して、確認は月1とか」としてたわけですが、これがマイナンバーカード統合で「マイナンバー専用カードリーダと顔認証や暗証番号入力」これが「毎度の認証で必要」となるわけで、これらの「作業」が「全国津々浦々行われる」どんだけ「無駄な作業」が増えて「導入コストや運用コストが増えるのか」って思いますね。
 

で、一方で「こんな無駄な作業コストが全国で増える」けど、これに対する「メリット」って「全くない」わけですよ。

 

冒頭にも記載したように「デジタル化」ってのは「全てをデジタル化」すると「本来人でやる方が効率の良いもの」でも「全て””デジタルを経由する必要がある””」わけで「内容によっては非常に効率が悪くなる」わけで、なので「効率の良いデジタル化=デジタルとアナログのハイブリット」なわけですよ。

 

だけど実際の「マイナンバーカード事業」においては「デジタルの失敗=令和のインパール作戦」でしかなく「全くの非効率なことだけを強いる」だけでしかなく、いやあ「失敗しか見えない」けど「これって今の自民党だと強行」して「具体的なメリットを示さないけど””多大なメリットがある””」として「強引に推し進める」わけで、いやあ「最悪だなあ」って思う「今日この頃!!」