そもそも的に言えば「デジタル化」と言うものは、何をデジタル化するのか?世間一般的に行われてる事について考えてみたいと思います。
まず「デジタル化」するって単純に言うが、これってどんなパターンが存在するのかを整理したいと思います。
- ビジネス提供側がアプリやゲームなどを提供するスタイル、BtoC(ビジネスが提供しコンシュマが利用の関係)
- ビジネス提供者に対して利用者がビジネス側であるBtoB(ビジネス側が提供しビジネスが利用の関係)
- 項1と2を足したような、BtoBtoC(ビジネスが提供しビジネスが利用して更にその内容をコンシュマが利用する関係)
- 個人がスマホアプリ等を作成し、それを利用するCtoCやCtoBなど(個人がコンシュマ向けに、個人がビジネス向けの関係)
- 他にB(ビジネス)がE(従業員)やG(国や市区町村の組織へサービス提供等)などもある
- 社内向けの業務の効率化に対するデジタル化
- 癒着も利害関係なく、アプリやサービスを提供してるので、競争原理が働く
- 当然市場で受け入れられないサービスは自然淘汰される
- 結果的に「より良いアプリやサービス」が生き残る
- アプリやサービスと言う「デジタル」を提供して、金銭や評価を得る(競争力で生き残った結果)
- 組織内でのコスト削減を図るための「デジタル」対応(コスト削減でのデジタル化の確立)
- 多くの人が便利だとして利便性が向上したか
- 多くの人が利用しているか
- 全体のコストカットに繋がってるか
マイナ保険証を導入して「紙の保険証を廃止」したら「コストが大幅削減」できるのか?って言えば、ざっくり言えば「ならない」訳です。
あと「マイナ保険証」のために「医療機関」は「マイナ保険証読み取り専用のカードリーダ」等が必要になる訳で、これが「医療機関=病院、歯医者、処方箋薬局」に導入されて、それに対して「セキュア対応」のため「カードリーダーの問い合わせ」は「専用回線が必須」と、まあ「カードリーダは大手ITゼネコン塗れ」だし「マイナ保険証カードリーダでの通信は専用回線NTTとか」だし、いやあ「自民党支持基盤だけが""ごっちゃん""」な訳ですよ。
で、これに対して「利用者は全く利便性が無い」訳で、逆に「マイナ保険証=なりすまし防止」だから「現状だと病院に行けば、病院用の診察券だけで対応できる」に対して「マイナ保険証は外来の度に毎回マイナ保険証の認証が必要」となるわけで「大病院での""マイナ保険証承認対応""のために""大行列が連日できる""」ただでさえ「大病院でのは待ち時間数時間、診療数分」これが「伸びるだけ」な訳で、総合的な形で「医療現場が圧倒的な負担増」な訳ですよ。
一方じゃあ「紙の保険証を廃止して、マイナ保険証を導入」すれば「コスト削減ができるのか?」って言えば「資格確認証」とか「義務じゃ無いからマイナ保険証を利用しない人たち」が居るので、この負担は「医療機関側」に対して「増」でしかなく、それらの「コスト増」は「全て医療機関が負担」となる訳ですよ。
あとそれ以外の「健康保険の運用費用」自体も「大幅にコスト削減ができるのか」って言えば、全体の負担や「マイナポイント」からみて「削減はできてない」訳であり、逆にこれを「紙の保険証の運用」と比べて「コスト増」になるのは「明らか」な訳ですよ。
結局「日本政府が日本国民にデジタルとして提供する""マイナ保険証""そして""紙の保険証廃止""」これに対して「これを導入すれば、効率的に日本の保険制度が向上する」そして「利便性」が「向上」して「紙の保険証よりも""マイナ保険証""」が「利用者の判断」で「切り替えが当たり前のように行われる」 のかって言えば「全くなってない」これが「利用率4%台」だから「デジタル化の大失敗」なのかって思いますね。
結局の所「河野太郎」が言う「デジタル化」って「日本のデジタルの向上化」には繋がらない訳であり、逆に「便利な紙の保険証」を「法律で廃止」この方が「総合的に見て日本全体として""大損""」をするわけで、それは「デジタル導入」に対して「大失敗」であると断言できますね。
あと「後にこれは全体的に利益を得れる」とか言うが「デジタル化」ってのは、基本的には「民間では""長期で回収できる""」は「官民ファンドの大失敗」これを忘れては駄目であり「結局""マイナ保険証""の事業って、政府一択の""競争力なき""」であるわけで、なので「デジタル化」そのものが「大失敗」してるのかと言えますね。
結局「マイナ保険証」これは「デジタル」の’枠には入れず、その理由は「デジタル普及」の流れ、これを歪めて「強引に導入」させて、そして「強引に使わせよう」としてるから「流行らない」訳であり、そして「コスト削減等も行えない」と「大失敗そのもの」でしか無いと「改めて思う」今日この頃!!