小池氏“3大”ウソ 重症者、豊洲市場、軽症者施設で失策隠蔽
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2020/11/28 日刊ゲンダイ


女優ばりの表情七変化(C)共同通信社

 新型コロナウイルスの感染再拡大をめぐり、札幌市と大阪市発も「Go To トラベル」の実質除外になったが、同じく深刻な東京都は小池知事が「国が判断すべき」と責任転嫁し、続行中だ。都民が不安を募らせる中、27日、新規感染者は過去最多の570人を記録した。会見した小池知事は神妙な面持ちながらも「5つの小(こ)」を呼びかける“フリップ芸”でパフォーマンスに余念がなかったが、3つのウソで自らの失策をゴマカしている。

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リアル重症者は250人


 1つ目のウソは重症者数だ。都の発表では、27日は5日連続増の61人で、18日の39人から56%増。しかし、この数字は実態を反映していない。国の基準とは異なり、都独自基準で算定していることから、文字通りの「過小評価」なのだ。

 政府は重症者について、①人工呼吸器装着②人工心肺装置(ECMO)の使用③集中治療室(ICU)などに入室――のいずれかに該当する患者をカウントするよう各自治体に通知。大阪府などは国の基準に沿って重症者数を発表しているが、都は③に該当する患者を除外している。国の基準を当てはめた場合の重症者は250人(26日時点)に上り、公表値の4倍強に当たるのだ。

 数字のゴマカシは他にもある。軽症者や無症状者を収容する宿泊療養施設数は「過大評価」だ。小池知事は19日の会見で、療養施設について「3200室余りを確保しております」と豪語。27日の療養施設の入所者数は719人で、まだまだ余裕があるように見える。しかし、実際に入所できる部屋数は1910室しかない。都の福祉保健局担当者はこう話す。

「施設には運営要員として都の職員らも常駐していますから、その分、感染者が入所する部屋は限られます。また、感染者の退去後、消毒する必要がある。作業に時間がかかるため、次々と入所させるのは困難。確保した部屋全てに感染者が入所できるわけではありません」

 3つ目のウソは、累計感染者が100人を超えた豊洲市場の扱いだ。市場内で集団感染が発生しているのは明らかなのに都は決して「クラスター発生」を認めない。

「認めることで市場の一部でも稼働を止めることになれば、年末の書き入れ時に影響が及びかねず、大きな経済ダメージが懸念される。何より都の管理責任を問われることになりかねない。それだけは避けたいということなのでしょう」(都庁記者)

 ヒドいゴマカシだらけだ。都議の上田令子氏はこう言う。

「私は10月上旬に宿泊療養施設の正確な数字を開示するよう、正式に都に求めました。にもかかわらず、都はいまだに『1910室』を公表せず、『3200室』の方だけを強調し続けている。小池知事は足元の感染再拡大を招いた失策を小さく見せかけたいのでしょう。豊洲市場のようにクラスター化しているケースもある。都民の暮らしと命を左右する問題なのですから、重症者数、療養施設数ともに正確な数字を公表すべき。その上で対策を打たなければ医療現場は一層、逼迫しかねません」

「東京大改革の一丁目一番地は情報公開」と言っていたのは他ならぬ小池知事だ。ほとんど口にしなくなったのは、隠蔽体質を自覚しているからなのか。 

3密じゃなく「3嘘」都合の悪いことは「誤魔化し」それを「まともに報道しないマスコミ達」!!

 

大体第一波時の重症者数は「東京都発表の数値」も「国基準」だったわけで、それを「第二波である8月のちょっと前に東京都独自」に変更し、現在はその基準で「ちょっと前には東京は第一波の時より重症者が少ない」から「まだ大丈夫だ」と言っていたわけで、だけど「第一波と第三波とでは基準そのものが違う」わけで「東京都基準だと38人だけど、国基準だと196人」で「圧倒的に多くなってる」わけで、本来とすれば「第一波時の基準で言えば196人」で計算しないといけないわけで、これをNHK含め今でも「東京都基準」で「全国の重症者数をカウント」しているわけで、まあ「そんなデタラメ」すら「メディアは批判を積極的にしない」実におかしい「国」になってしまったと思います。

 

豊洲の件もそうだけど、クラスターってのは「その地域を中心に感染拡大した」ことを示すものであるが、これこそ「何の根拠」で「クラスターじゃない」と言っているのか?菅政権のように「認めなければそれが嘘でもファクトになる」のか?

 

基準とは「為政者によって、勝手に捻じ曲げて良いもの」なのか?菅政権の「日本学術会議の問題」もそうだが「法律を解釈変更すらせず勝手に解釈する」のが「当然」の世の中になったのか?ってぐらい「様々な条件・決まりごとで都合が悪くなると、勝手に捻じ曲げる」それが「今の為政者達」に「とても顕著に目立つもの」になってはいないか?って思います。

 

病床の件数もそうだけど「今後5000病床を確保する予定です」などの「先の努力目標的数値」ばかりを「論じて」現在の実際の「病床数」これを表に出さないし、そもそも「重症者受け入れするICUなど」これなどは「病床数」を単に言うのではなく、より具体的な「実際対応可能件数」つまり「専門の人間が必要になる」わけであり、仮に結局病室が空いていても「人工呼吸器やECMOなど自発呼吸できない」それらを管理する「多くの人間」が必要なわけで、それらを「全く論じず」「先の努力目標的数値」を論じて「国民に虚無な情報」を与えるのは「大本営発表そのもの」であり、その愚行を「その場しのぎ」のために「為政者はまた利用するのか?」って思うと、本当「度し難い存在」だと思います。

 

安倍のように「様々な点で7年8ヶ月ずっと嘘を平気でつく」わけで、その結果「桜を見る会前夜祭」のように「森友や加計のような内部的なものなら、秘密は守れる」だろうが「ホテルなど外部の営利団体」が絡んでる時点で「捜査されたら終わる」のに、そんな先の「見通しすら出来ない」以前に「為政者は何をやっても許される」的な「驕れる者久しからず」的な「大嘘もどんどん大胆・大雑把」になり、結局「捜査されるとすぐに嘘だとわかる」そんな底の浅い人間達が「為政者」なのか!?

 

そして現在の為政者達も「国民に正しい情報を一切伝えない」し「災害対策やコロナ対策」のような場面では「無能無策」で「先のことは神のみぞ知る」と「何もしない」から「いつも後手後手」になり、しまいには「自助・共助・絆+神頼み」で「国民が何とかしてよね」って、国いらんやろ!!と言う「とんでもない」ことにまで「なってしまっている体たらく」!!

 

一度「リセット」して「再構築」しないと「この国はこんなのがずっと続くのか?」そう思います。