https://lite-ra.com/2019/11/post-5095.html

今年の「桜を見る会」には、ヘイト発言を垂れ流すようなコアな安倍応援団までもが、大挙して参加していた。百田尚樹に有本香という世紀の欠陥本『日本国紀』(幻冬舎)のコンビに、ケント・ギルバート、竹田恒泰、上念司、石平太郎、須田慎一郎、大高未貴、藤井厳喜、武田邦彦らといった『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)のメンバーたち。番組司会者である居島一平や、あの『殉愛』(幻冬舎)にも登場する、同番組のプロデューサーを務めるDHCテレビジョンの山田晃社長の姿まで。

 さらに『虎ノ門ニュース』出演陣が投稿した写真のなかには、安倍首相の有力な“お友だち”として知られる幻冬舎の見城徹社長の姿も確認できた。

 トップネトウヨ連中は、「桜を見る会」での写真や会話をSNSで自慢げに披露。信者らの喝采を浴びていた。

 ようするに安倍首相は、「桜を見る会」という公的な場を、完全にメディアを懐柔し世論を操作する装置として利用してきたのだ。

 

■石田純一は安保デモ参加後、内閣官房から「来たらダメ」と電話

 たとえば、坂上忍は2014年に1度参加したと14日放送の『バイキング』(フジテレビ)で明かしていたが、当時はまだ『バイキング』がバラエテイ番組で坂上の出演も週1で、政権批判などまったくしていない時期。『バイキング』が現在の政治や社会問題を扱う情報番組のスタイルとなり、坂上が政権批判を口にするようになってからは、坂上は一切参加していない。

 坂上は「翌年、招待されたが断り、その後は招待されなくなった」と語っていたが、前出の田崎史郎は一度も出席しなくても毎年招待状が来ていると『モーニングショー』などで明かしていたから、むしろ坂上の場合は、政権批判をしたから呼ばれなくなった可能性が高い。

 石田純一のケースはもっと露骨だ。そもそも石田自身が公言しているように、石田は安倍首相と古くから友人で、「桜を見る会」に参加してもなんの不思議もない。しかし、その石田にしても参加が確認できるのは2014年・2015年までで、最近は呼ばれていない。

 理由はもちろん、石田がメディアで安倍政権批判を口にするようになり、安保法制をめぐって、国会前のデモに参加、安保反対のスピーチを行ったからだろう。2016年以降は出席している形跡がない。

 石田は「週刊金曜日」(金曜日)2019年2月1日号のインタビューで「桜を見る会」に呼ばれなくなった理由についてこんなことを明かしている。

「実はいまこんなに安倍政権を批判しているけれど「桜を見に来てください」とか安倍さんから招待状が来ます」
「でも、内閣官房から後で電話がきて、ダメ、といわれる」

 そう、内閣官房がわざわざ「来るな」と電話かけてきていたというのだ。これは、〈安倍政権の批判者〉が呼ばれているどころか、逆に政権批判をした有名人は排除されているということではないか。

 

■太田光は「桜を見る会」参加以降、安倍首相を批判がトーンダウン
 デーブ・スペクターと太田光の2人については、「安倍政権の批判者」という評価自体が間違っている。

 デーブは20年以上前から夫妻で「桜を見る会」に参加し続けているパーティ・ピープルのうえ、近年は安倍政権擁護発言が目立ってきている半応援団。太田光にいたっては、「桜を見る会」出席を境に安倍首相に取り込まれた感じさえある。

  かつては安倍首相が主張するような憲法改正や歴史修正主義を批判していた太田だが、右翼団体の抗議を受けて以降、トーンダウン。安保国会のときは反対デモのほうを批判するほど無害な存在になっていた。

 太田が「桜を見る会」に参加したのは2015年3月で、直前に、辺野古基地移転強行をめぐって珍しく「安倍はバカ」と批判していたが、これは発言が直近すぎて招待状を止められなかっただけだろう。

 しかも、太田はこの「花見の会」で“安倍首相に「今度、僕のテレビに出てください」って伝えたら「もちろん出ますよ」と言ってくれた”と大はしゃぎ。親交のあった故・大橋巨泉や対談した辻仁成から批判を受けても、「会ったから話せることがある」などと主張し、その後、安倍首相の悪口はほとんど口にしなくなった。

 太田は、映画で総理大臣を演じた佐藤浩市の役作りに百田尚樹や高須克弥院長、見城徹社長ら安倍応援団が絡んで問題になったときも、百田らのことは「またうるせぇな、あのオヤジたちは」と批判したが、安倍首相については逆に「安倍さんも迷惑だろうね、あんなバカな連中が自分の味方だっていうと、安倍もバカだって思われちゃうからさ。かわいそうだな、安倍さんも」とピント外れの同情を寄せる始末だった。

 いずれにしても、こうした招待客の顔ぶれを見れば、安倍首相が自分の応援団への接待と、新たな応援団育成という目的で招待客を選別しているのは間違いない。そういう意味では、公選法違反や政治資金規正法違反が問われている地元後援会大量招待と根っこは同じなのだ。

 しかし、だとしたら、問題なのは、安倍首相や官邸、自民党だけでない。明らかな税金私物化であるこのイベントに喜んでホイホイ出かけて、飲み食いしている安倍応援団や応援団予備軍のジャーナリスト、評論家連中も、同罪ではないか。

まあ、見事に「桜を見る会」これを「うまく政治利用」してるって思います。

そして「吉本」などには「補助金100億円」とか出して、吉本芸人達を「安倍」は取り込んでいたりして、正に「メディアを牛耳る」まるで「ナチスに習った」やり方のように思えます。

 

安倍の権力の「誇示」のために「税金」を使う。

本来予算が1700万円のところを5700万円も使う。

そして増えた「内容」と言えば、安倍後援会850人を地元から参加させたり、安倍をヨイショする「芸能人」達だけを「招待」させたりと、結局「安倍の祭典」のような、そんな「桜を見る会」でしかないって思います。

 

これが「正しい税金の使われ方」「真っ当」な「桜を見る会」何でしょうかね?

そして「鳩山政権時代の桜を見る会」でも「後援会とか呼んでいた」と言うけど、物事には「度合い」とか「ヤリ過ぎ」とか言う言葉があって、果たして「安倍政権での桜を見る会」の「この有様」と「民主党時代」で行ったこと、これって同じなんでしょうかね?

 

筆者は、この「桜を見る会」の「安倍政権」のやり方、これは「私物化」以外の何者でも無いと思います。